コーヒーの産地としてはあまり馴染みのないパプアニューギニアですが、実は良質なアラビカ種の生産地として知られています。2026年夏にトレジョに登場した「Papua New Guinea Small Lot Coffee」は、そんなパプアニューギニア産の豆を使用したライトローストのシングルオリジンコーヒー。6年ぶりのパプアニューギニアのコーヒーをご紹介します♪
トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から続くトレーダー・ジョーズの人気シリーズ「スモールロットコーヒー」は、小規模コーヒー農園に焦点を当て、現地の生産者と直接契約を結んで1年分の収穫量をまるごと買い取るというユニークな取り組みです。
同じ農園でも、その年の気候や栽培条件によって味や品質が変わるため、まさに“シングルオリジンならではの一期一会の味わい”を楽しめるのが魅力。
2020年・2021年はほぼ途切れることなく各国の豆が登場しましたが、2022年は物流遅延や人手不足、インフラの影響もあり、販売は5種類に減少。2023年には再びペースを取り戻し、7種類の豆がラインナップされました。
2025年は、1月下旬のコスタリカ産、9月にタイ・チャンライ産の豆とたった2種類の展開。そして2026年、3月にメキシコ・チアパス産、4月上旬に、ルワンダ産のコーヒー、5月上旬にペルー産コーヒー、7月に6年ぶりのリバイバル「パプアニューギニア」が登場しました。
これまでのスモールロット・アーカイブ

これまでトレジョに登場したスモールロットシリーズの産地は以下の通りです。
2020年:ニカラグア・パプアニューギニア・ブラジル・ブルンジ・エルサルバドル・ウガンダ・ホンジュラス・ルワンダ・ペルー
2021年:エクアドル・タンザニア・カメルーン・パプアニューギニア・インドネシア(バリ島)・メキシコ・東ティモール共和国
2022年:ブラジル・ケニア・ドミニカ共和国・メキシコ・インド
2023年:エクアドル・ウガンダ・メキシコ・ニカラグア・ドミニカ共和国・グアテマラ・ブラジル
2024年:エチオピア・ケニア・ブラジル・インドネシア・メキシコ、ニカラグア
2021年のピークを境に、リリース頻度が落ちていましたが、2026年は7月時点で4カ国のシングルオリジン豆が登場しています。そしてパプアニューギニアはスモールロットコーヒーが登場した2020年以来、実に2回目!全く同じ豆が登場しています。
6年ぶりのパプアニューギニアコーヒー!

2020年以来の登場となったパプアニューギニア産のコーヒー豆。コーヒーの産地として米国ではそれほど知名度が高くない印象ですが、実は高品質なアラビカコーヒーの産地として知られ、アジアでも有数のウォッシュド・アラビカ生産国です。また、国内で生産されるコーヒーの約89%を小規模農家が担っているのも、この国のコーヒー産業の特徴。
今回のコーヒー豆は、Waghi Valley(ワギ・バレー)にあるSigri Estate(シグリ農園)で栽培されたコーヒー。標高約5,000フィート(約1,500m)、肥沃な火山性土壌に恵まれた高地に位置する農園で、周囲の豊かな自然環境を生かしてコーヒーが栽培されているのだそう。
パッケージデザイン

今回のコーヒー豆のパッケージデザインがこちら。6年前に販売された際と全く同じデザインが採用されています。紺色を基調に、カラフルな鳥の羽を思わせるモチーフが描かれており、トレジョの商品としては比較的落ち着いた印象のデザインです。

サイドのデザインがこちら。内容量は340g、お値段$10.99。前回のペルー産シングルオリジン、オーガニック豆が$10だったのに対して、こちらは割高な印象です。品種は100%アラビカ種、焙煎はライトロースト。風味は「パイナップル・黒糖」と表記されています。
開封した様子

開封した様子がこちら。袋を開けた瞬間、焙煎豆ならではの香ばしい香りが広がります。特に香りが強い印象はありません。フルーティーな酸味を感じるアロマです。

焙煎豆の様子。ライトローストらしく、全体的に明るく淡い色合いが特徴です。AAランクの豆とのことですが、見た目にはそれほど大粒という印象はありません。焦げや欠けが見られる豆が一部あるものの、チャフや細かなカケはほとんど見当たらず、全体的にはきれいな状態です。
フレンチプレス&ドリップ抽出で比較!
今回もフレンチプレスとハンドドリップの2種類で味を検証します。
フレンチプレス

まずはフレンチプレスで試してみます。豆を粗めに挽き、17gのコーヒーに対して200°F(約93℃)のお湯を200ml注ぎます。1分後に軽く攪拌し、そのまま合計5分間抽出。4分経過したところでプレスし、マグカップに注ぎました。
抽出中は酸味を感じさせるフルーティーな香りが立ち上がります。蒸らしの際の豆の膨らみを僅かに感じます。

飲んでみると、ライトローストらしいフルーティーな酸味を感じますが、それほど強い印象ではありません。苦味もほどよく感じられるものの、後味に残る雑味は控えめです。パッケージには「パイナップルとブラウンシュガーの風味」とありますが、個人的にはパイナップルというよりも、チェリーを思わせるような果実味を感じました。ストレートで飲むと、シングルオリジンならではの個性的な味わいをより楽しめます。ライトローストということもあり、飲んだ後はカフェインの刺激をやや強めに感じました。
ハンドドリップ

続いてハンドドリップ。10gの豆を中細挽きにし、ペーパーフィルターにセット。少量のお湯で蒸らした後、200°F(約93℃)のお湯を使ってゆっくりと抽出し、約200mlのコーヒーを淹れます。
抽出されたコーヒーはライトローストらしい淡い色合い。フレンチプレス同様、蒸らしの際の豆の膨らみはそれほど見られず、比較的おとなしい印象です。

ハンドドリップで飲んでみましたが、香りはそれほど強く引き立つ印象ではありません。酸味はほどよく、飲んだ後に程よい苦味を感じます。「飲みやすいコーヒーか」と言われると、必ずしもそうではなく、むしろシングルオリジンならではの個性的な味わいを楽しむタイプのコーヒーだと感じました。
酸味が苦手な方なら、ミルクと甘味を加えることで、よりバランスよく楽しめそうです。ほどほどの酸味と苦味が引き立つオリジナルの味わいと言った感想です。
最後に
パプアニューギニア産ならではの個性を楽しめる「Papua New Guinea Small Lot Coffee」。誰にでも飲みやすいタイプというよりは、ほどよい酸味と独特の果実味をじっくり味わいたい方におすすめしたいコーヒーです。期間限定商品で、また次にいつ出会えるかわからない一品です。2026年8月下旬現在も店頭に並んでいるので、気になる方はぜひこの機会に手に取ってみてください。
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