トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!エチオピアの「Organic Guji」を飲んでみた!

2024年4月、トレジョに今年初となるスモールロットが登場しました。記念すべき初の産地はエチオピアで、USDA オーガニック認証豆です。今回のシングルオリジン豆をレポートします♪

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、現地農園と直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取ったコーヒー豆を指します。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。2020年・2021年はほぼコンスタントにいろんな国のコーヒーが入荷されていましたが、2022年は物流の遅れと人手不足・インフラの要因か頻度が落ち、5種類のみの販売、2023年に入ってからは多少頻度が上がり、2月にエクアドル、3月初旬にウガンダ、5月にメキシコ、8月にニカラグア、9月にドメニカ共和国、10月にグアテマラ、そして12月にブラジルと7種類の豆が登場。2024年は4月末に、今回のエチオピア産が登場しました。

これまでのスモールロット・アーカイブ

person performing coffee art
Photo by Chevanon Photography on Pexels.com

これまでトレジョに登場したスモールロットシリーズは以下の通りです。

2020年ニカラグア・パプアニューギニア・ブラジルブルンジエルサルバドルウガンダホンジュラス・ルワンダペルー

2021年エクアドルタンザニアカメルーンパプアニューギニアインドネシア(バリ島)メキシコ東ティモール共和国

2022年ブラジルケニアドミニカ共和国メキシコインド

2023年エクアドルウガンダメキシコニカラグアドミニカ共和国グアテマラブラジル

2024年:エチオピア

毎年1月か2月に登場していたスモールロットコーヒー、今回は4月まで音沙汰無しの状態でした。コーヒーの産地として知られるエチオピアですが、意外とスモールロットシリーズでは初の登場です。

今回はエチオピア産!

national colorful flag of ethiopia under cloudy sky
Photo by Kelly on Pexels.com

スモールロットシリーズで初となるエチオピア、実はコーヒーの発祥の地として広く知られているほど、有名なコーヒーの産地になります。アフリカ最大のコーヒー生産国であり、世界第5位のアラビカコーヒー輸出国とのことで、確かにコーヒー専門店ではエチオピア産のコーヒーをよく見かける印象です。エチオピア産のコーヒーは、軽くてフルーティーなものから、深みのある土の香りがするものまで多様な品種の配列で知られているのだそう。

今回の焙煎豆は、エチオピアのオロミア地方南端に近い、グジの森の天蓋の下で栽培されたエチオピア・グジ。有機栽培のアラビカ種100%の豆は、地元の農園で手摘みされ、天日乾燥された後、バランスのとれたライトミディアムローストに焙煎されています。

パッケージの様子

今回のパッケージの様子がこちら。トレジョにしては珍しく、控えめな色合いです。イラストは実ったチェリーの果実、籠に収穫されたチェリーと天日干しの様子が描かれています。ノートの特徴として乾燥フルーツ、ベリー、温かいスパイスとの表現が使われています。

サイドはこのような感じ。煉瓦のような色合いに、シンプルな山脈のイラストが入っており地味な印象を受けます。素材はアルミ製で、正面上部にワイヤーが付いたタイプ。窒素充填パック加工で、100%アラビカのホールビーン。焙煎はライト・ミディアムロースト、USDAオーガニック認証。内容量は340gで、お値段は前回と同じUSD9.99です。オーガニック豆が10ドルなのは、お得感があります。

開封した様子

開封した様子がこちら。アルミの上部がうまく開けず、コーヒー袋史上初めて破けてしまいました…。開けた瞬間、意外と香りが引き立つ印象です。酸味のあるフルーティーな香りがします。

焙煎豆の様子。均等な色で、光沢感がわずかにあります。豆のサイズは小さめでほぼ同じサイズ。カケのある豆がありますが、チャフは綺麗に取り除かれています。

フレンチプレスとハンドドリップで抽出比較!

それではここからは、フレンチプレスとドリップの2種類で味を検証します。

フレンチプレス

まずはフレンチプレス。粗めにグラインドした後、5分抽出します。17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。今回は香りが強く、お湯を注いだらはっきりと特徴的なフルーティーな香りを感じます。トレジョのコーヒーにしては珍しく、お湯を入れるとぷっくりと膨らみました。新鮮なコーヒー豆であることがわかります。

味の感想

飲んだ感想ですが、香りが高くすごくフルーティです。ベリー系の香りで、発酵したようなスパイスの香りもほのかに感じます。苦味やえぐみが少なく、あっさりと飲みやすい印象。まさにシングルオリジンのコーヒーと言った感じ。ほのかにナッティーで、チョコレートのような香ばしさも感じます。苦味はありますが、えぐみをそこまで感じません。

ハンドドリップ

続いてハンドドリップ。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出。フレンチプレスと同様、蒸らしの段階で良い香りを感じます。

味の感想

ちょっと軽くなりますが、あまりフレンチプレスと変わらない印象です。フルーティーな香りに特徴があって、まさにシングルオリジンコーヒーを飲んでいるという贅沢感を味わえます。コーヒーが冷めるとより苦味が引き立つので、しっかりとした味のアイスコーヒーを飲みたい人にもおすすめです。

最後に

2024年初のスモールロット、エチオピアのグジをご紹介しました。ミディアム・ライトローストなので、濃厚さはありませんが、独特のフルーティーさが特徴的です。USDAオーガニック認証であることを含め、今回はかなり当たりだと感じます。5月上旬時点ではまだ店舗に並んでいるため、気になる方はぜひおすすめです。

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