トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!ブラジルの「Paraguaçu」を飲んでみた!

2022年初となるトレジョのスモールロットコーヒー、今年2月上旬にブラジルの「パラグアク」のコーヒー豆が登場しました。こちらのコーヒー豆をご紹介します。

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムのこと。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。

ちなみに去年2020年にトレジョに登場したスモールロットコーヒーの産地は、ニカラグアパプアニューギニア・ブラジル・ブルンジエルサルバドルウガンダホンジュラスルワンダベルー、の9箇所。2021年は、エクアドルタンザニアカメルーンパプアニューギニアインドネシア(バリ島)メキシコ東ティモール共和国の計7箇所となりました。2022年は、2月に今回のブラジルがお目見えしました。

今回は、コーヒー大国ブラジルのコーヒー!

red and yellow coffee berries on branch
Photo by Daniel Reche on Pexels.com

2020年にも一度登場したブラジルのコーヒー豆、前回は2020年4月に登場した「モスカルディーニ」でしたが、今回はパラグアク地区産のコーヒー豆です。パラグアクに関してあまりネットで情報が出てきませんが、首都サンパウロからは車で北西方向、5時間弱の場所。標高1,600メートル(3,500フィート)の地域に、3つのコーヒー園が共同で高品質のコーヒー豆作りをおこなっているそう。それぞれの農園だけでは、あまりにも小規模すぎてトレジョに豆の提供ができないことから、今回のプロジェクト用に共同で生産を行なったようです。

ムンドノーボ種のコーヒー豆を使用!

crop unrecognizable man showing ripe coffee berries on hand
Photo by Michael Burrows on Pexels.com

今回の特徴は、ブルボン種とスマトラ種との自然交配によってできたアラビカ豆「ムンドノーボ種」が使われていること。このムンドノーボ種は、ブラジルのサンパウロ州、ムンドノーボ地区で見つかった品種で、パラグアクからはわずか530km西の距離。病害虫に強く、酸味と苦味・甘味のバランスが取れているのが特徴なのだそう。

なおパッケージによると、チェリーは収穫後に伝統的な天日干しが行われているとのこと。日常的に豆をひっくり返したり、カバーを掛けたりと、3−6週間もの間、焙煎に最適となる状態になるまで手間暇掛けてこの工程が繰り返されています。

パッケージの様子

それでは毎度お楽しみのパッケージの様子。今回はこれでもかと言わんばかりのど派手でインパクトのあるデザイン。紺色をベースに、黄色・赤・ピンク・水色・エメラルドグリーンの配色が非常に鮮やかです。これは遠くから見てもかなり目立つデザインです。

素材はアルミ製で、正面上部にサイドに引いて開けるタブとジップ付き。窒素充填パック加工で、100%アラビカのホールビーン。焙煎はミディアム・ロースト、内容量は340g。お値段は、USD9.99です。

サイドは、同じ配色がタイルのように貼られたデザイン。背後は紺に黄色のフォントで説明が書かれています。

開封レビュー

ここからは開封の様子。封を開けると同時に、すっきりとした香ばしさが香り立ちます。他のスモールロットに比べても、香りはかなり強い方だと感じます。香りの特徴として「トロピカルフルーツ・カカオ」と記されていますが、確かにカカオを感じるナッティーな香りです。

焙煎豆の様子。色合いもサイズも均等で、欠けのある豆もなくきちんと選別が行われている印象です。チャフも見当たらず、豆自体はとても良質に見えます。表面の光沢はなく、マットな質感です。

フレンチプレス&ドリップ抽出で比較!

それではここからは、フレンチプレスとドリップの2種類で味を検証します。まずはフレンチプレス。粗めにグラインドした後、5分抽出します。17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。

フレンチプレスの味の感想。一言で表すと「濃くもなく薄くもなく、苦さのバランスがちょうど良い」。ムンドノーボ種の特徴通り、確かにバランスの整った飲みやすい味わいです。口に含んだ瞬間、トロピカルなナッツのような香ばしさが鼻を抜けるのが印象的ですが、ミディアムローストだからか、味の深みはそこまでない感じがします。ただ酸味が少ないので飲みやすく、アフターテーストにほんのりとした甘さを感じます。とにかく香りがよく、煎りたてナッツのような香ばしさに加えて、蜂蜜のような甘さも感じます。

続いては、ドリップコーヒー。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出します。

フィルターに入れると、豆がぷっくりと膨らむのが良く分かります。

ドリップの感想ですが、雑味がちょっと抜けるくらいでフレンチプレストとほぼ同じ味わいです。ドリップしている最中に炒ったココアのようなすっきりとしたアロマが立ち、ふくよかな良い香りを楽しめます。程よい苦さがあるので、スイーツと合うし、朝飲むのにぴったり。ドリップの場合は、口に含んだ瞬間酸味を感じますが、後を引かず飲みやすく、さすがブラジルのコーヒーだな、と言った感想です。

最後に

2022年初のスモールロットコーヒーは、コーヒー生産国一位のブラジルからの幕開けとなりました。今年はどの産地のコーヒー豆を楽しめるのか、今後もレポートします♪

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