トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!カメルーンの「Boyo」を飲んでみた

2021年3月に、エクアドルの「ピチンチャ」が販売されて以来しばらくお見かけしなかったトレーダージョーズのスモールロットコーヒー。7月中旬に、実に4ヶ月ぶりに新シリーズがお目見えしました!今回はこちらのコーヒーをレポートします。

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムのこと。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが魅力です。

ちなみに去年2020年にトレジョに登場したスモールロットコーヒーの産地は、ニカラグアパプアニューギニア・ブラジル・ブルンジエルサルバドルウガンダホンジュラスルワンダベルー、の9箇所。2021年は、エクアドルタンザニア、そして今回のカメルーンの3箇所になります。

今回登場したのが、カメルーン産コーヒー!

assorted fruits on person s hand
Photo by Livier Garcia on Pexels.com

今回、スモールロットシリーズでも初登場の産地「カメルーン」。アフリカ大陸でも中部に位置するカメルーンですが、コーヒーの産地としてはあまり聞き慣れない印象です。ヨーロッパ諸国の植民地だった背景から1900年初頭からコーヒー栽培が行われており、特に北の火山帯の標高の高い地域で栽培が行われているそう。

パッケージによるとこちらのコーヒー豆は、カメルーンの北西地域に位置する「ボヨ」地域の火山帯の土壌で栽培。収穫したコーヒーの果実を、水に浸けて分解させる伝統的なウォッシュドプロセス(水洗式)を使った加工と記されています。

パッケージデザイン

今回のパッケージはこんな感じ。朱色と白が基調となったデザインで、クリスマスを連想させるようなコーヒーの赤い果実がイラストに採用されています。トレジョにしては、落ち着いたデザインです。

裏側と側面のデザインがこちら。白がメインに赤のフォントが使われた一般的なデザインです。ただし今回のパッケージには、コーヒーの淹れ方がより詳しく記載されています。自動マシンとフレンチプレス両方の説明がありますが、フレンチプレスは特にお湯の設定温度から、豆の挽き方・分量、抽出時間まで事細かに記載されています。

コーヒー豆の詳細

今回のコーヒー豆の品種は100%アラビカで、焙煎はミディアム・ロースト。ホールビーンズの内容量は340g・お値段USD8.99。風味を表す表現として「チョコレート・アーモンド・黒糖」が表記されています。

開封レビュー

それでは開封です。今回のパッケージは、アルミパックでジップロックは付いていないタイプ。バルブは正面中央に付いています。開封すると同時に焙煎特有の香ばしさと共に、ほのかに焦げたような苦味のある香りを感じます。焙煎はミディアムですが、表面にテカテカとした光沢はありません。

お皿に取り出してみると、ほんのりとした表面の光沢が分かります。焙煎された豆は均等して綺麗な色あいですが、大きさは統一しておらず、欠けた豆や小さな破片も見受けられますが、チャフはしっかりと取り除かれています。

フレンチプレスで抽出

今回も粗めにグラインドした後、フレンチプレスで5分抽出します。17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。今回は、お湯を注いですぐに豆がぷっくりと膨らむのが分かりました。

引き立つ香りとコクのある味わい

このコーヒーを一言で表すなら、「コクはあるけれど、同時に雑味も感じる味」。ほんのりとフルーティーな香りとミディアムローストならではのコクを感じますが、後味に酸っぱいような焦げに近い喉に引っかかるような雑味を感じます。ミルクとの相性は良さそうですが、前回のコーヒー豆「KAHAWA1893」があまりにも美味しかったため、今回は独特の荒々しさが気になりました。

ただカメルーン産のコーヒーはあまり流通していないので、珍しい産地のコーヒーを試してみたい方にはぴったり。たっぷりのミルクをブレンドするとより合いそうです。

最後に

毎回楽しみにしているトレジョのスモールロットコーヒーシリーズ。7月下旬の時点では、まだ新しいコーヒー豆はお目見えしていません。新しいシリーズが登場したらまた、レポートします♪


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