トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!ウガンダ・ルウェンゾリの「Mountain of the Moon」を飲んでみた!

今年2月に今年最初のスモールロットシリーズ、エクアドル・サモラ地方のコーヒー豆が登場してから約1ヶ月。3月上旬にウガンダ・ルウェンゾリのコーヒー豆が登場しました♪

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、現地農園と直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取ったコーヒー豆を指します。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。2020年・2021年はほぼコンスタントにいろんな国のコーヒーが入荷されていましたが、2022年は物流の遅れと人手不足・インフラの要因か頻度が落ち、5種類のみの販売、2023年は2月にエクアドルの豆が入荷され、今回は3月初旬にウガンダのコーヒー豆が登場しました。

ちなみに2020年から今までに登場したスモールロットは以下のようになります。

ウガンダ・ルウェンゾリのコーヒー!

group of people holding a flag
Photo by Timothy Nkwasibwe on Pexels.com

今回のコーヒー豆は、東アフリカの内陸に位置するウガンダ共和国のもの。アフリカ大陸の国という以外、あまり馴染みのない国ですが、ブルンジ共和国の北に隣接しており、高品質のコーヒー豆の生産で知られています。2020年に登場したエルゴン山産のコーヒー以来、2度目のウガンダのコーヒー豆で、今回はコンゴ民主共和国の国境に位置する小さな山地で栽培されたものになります。

このルウェンゾリ山地は、赤道直下にもかかわらず万年雪が覆い、すっぽりと雲に覆われているのが特徴。非常に湿潤な地域で、コーヒー豆の栽培に非常に適しているとのこと。また地元の人はこの山のことを月の山と呼ぶことから、今回のコーヒー豆の名前となっています。

パッケージデザイン

今回のパッケージは青をベースにした山の様子が描かれたイラストが採用されています。ふたつの山に月と雪、そして雨が描かれたデザインは、ウガンダの豊かな自然と多様な天候を表現しているようです。

サイドの部分は明るいオレンジで、雨と月と別々のイラストが描かれています。前回のウガンダコーヒーの時もそうでしたが、パッキリとした色合いが鮮やかで明るい印象です。今回のコーヒー豆は、内容量340gミディアムロースト100%アラビカ種。気になるお値段は前回と変わらないUSD10です。風味は苺、チョコレート、カシスと表現されています。裏面には、コーヒー園の立地の説明と、収穫後に天日乾燥されたものと説明があります。

開封した様子

素材は窒素充填パック加工されたアルミ製で、前方にガス抜きのバルブが付いています。上部分に密封可能がジップロックが付いており、ここの部分から開封します。開けた瞬間、かなりフルーティーな香りを感じました。

焙煎豆はこのような感じ。全体的にマットで均等に明るい茶色をしています。豆自体の大きさのほぼ同じで、小さなバリはきちんと取り除かれており、豆のカケもそこまで多くありません。非常に見栄えが良いコーヒー豆です!

フレンチプレスとハンドドリップで抽出比較!

それではここからは、フレンチプレスとハンドドリップの2種類の抽出方法で味を検証していきます。

フレンチプレス

今回もフレンチプレス用にグラインドした後、5分抽出します。17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。香りは良いものの、焙煎豆の膨らみはそこまで感じません。

ハンドドリップ

続いてはハンド・ドリップ。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、湿らせた紙フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出します。お湯を注ぐと、ほんのり豆が膨らみました。

味の感想

フレンチプレス

ベリー系の独特な香りと味がします。香りが非常によく、まさに香り立つという表現がぴったりです。酸味は独特ですが、酸っぱさはそこまで感じません。シングルオリジンらしい味わいですが、今までのアフリカのコーヒーに比べると荒々しさがなく繊細です。フレンチプレスで感じがちな雑味や後味もほぼなく、飲みやすいクリーンな味わい。フルーティーなコーヒーが好きな方なら、好きな味わいです。

ハンドドリップ

とにかくベリー系フルーティーさが引き立つ香りの良さが印象的です。味わいもフルーティーな酸味をまず感じます。確かにストロベリー系。どちらかというとダークチョコレート掛けのストロベリーのような香りで、爽やかで苦味はほぼありません。後味がまろやかで、フルーティーなのにまろやかな味わいは珍しいと感じます。

最後に

2023年3月に登場したウガンダのスモールロットコーヒーをレビューしました。今回のコーヒーは、フルーティーな香りが特に引き立つ爽やかな味わいが特徴です。まろやかだけどすっきりとした味わいをぜひ、体験してみてください♪

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