トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!東ティモールの「Ermera」を飲んでみた!

2021年12月中旬、今年最後のスモールロットコーヒー「エルメラ」が登場しました。クリスマスらしい深緑と深紅の華やかなパッケージが特徴の、こちらのコーヒー豆をご紹介します。

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムのこと。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。

ちなみに去年2020年にトレジョに登場したスモールロットコーヒーの産地は、ニカラグアパプアニューギニア・ブラジル・ブルンジエルサルバドルウガンダホンジュラスルワンダベルー、の9箇所。2021年は、エクアドルタンザニアカメルーンパプアニューギニアインドネシア(バリ島)メキシコ、そして今回の東ティモール共和国の計7箇所になります。

東ティモール共和国のコーヒー!

今回登場したのが、インドネシア諸島の隣に位置する東ティモール共和国のコーヒー。東ティモールはコーヒーの産地としては比較的に有名で、1800年初頭と早い段階からコーヒー豆の栽培を行なっています。今回のコーヒー豆は、エルメラ高原にあり、ポルトガル植民地時代である400年前から続く小さな農園のもの。

東ティモールのコーヒーの特徴としては、完全有機栽培が多いとのことですが、こちらのパッケージにはオーガニックの記載はないので米国認可有機豆ではなさそうです。

パッケージ

今回のパッケージのデザイン。航海時代を思い起こさせるようなコンパスと、大陸のような地形が描かれています。素材はアルミ製で、正面上部にサイドに引いて開けるタブとジップ付き。窒素充填パック加工で、100%アラビカのホールビーン。焙煎はミディアム・ローストで、内容量は340g。お値段は先月の値上げに伴いUSD9.99です。

サイドのデザイン。真紅にゴールドのコンパスが描かれています。去年の12月に登場したペルーのカハマルカと同様に、クリスマスが意識された色使いです。どちらの配色も落ち着いたくすみ色にゴールドが使われており、高級感のある上品な印象です。

開封レビュー

左から引くタブがなぜかちぎれてしまったので、今回はハサミで開封。香りの特徴として「ミルクチョコレート・オレンジ・レーズン」と記されていますが、確かに濃厚なミルクチョコレートらしいナッティーな甘さの香ばしい香りです。

焙煎豆の様子。色合いは濃いめで、わずかにムラがある感じ。表面に光沢があり、よりダークローストに近い見た目です。サイズはまちまちで、欠けのある豆も目立ちます。

フレンチプレス&ドリップ抽出で比較!

それではここからは、フレンチプレスとドリップの2種類で味を検証します。まずはフレンチプレス。粗めにグラインドした後、5分抽出します。17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。

続いては、ドリップコーヒー。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出します。どちらの抽出方法でも、新鮮な証拠として豆がぷっくりと膨らみました。

味の感想

まずはフレンチプレスト。濃厚でしっかりとした味わいです。全体的にフルーティーさと酸味が少なく、まろやかで非常に飲みやすいコーヒーだといえます。コーヒーの表面に脂が浮いており、スカンジナビアのコーヒーのようなまろやかで濃いコーヒーです。

続いてはドリップコーヒー。フレンチプレストに比べるとさらに雑味が減って、飲みやすさが増します。雑味が減った分、すっきりとした後味。まろやかで濃厚なので、ミルクとの相性もぴったりです。さすがコーヒー生産国として知られる東ティモールだけあって、クセのない飲みやすい味わいです。

最後に

エクアドルにはじまって今年も全く違う7カ国のシングルオリジンの味わいを楽しめたトレジョのスモールロット。今年もいろんな産地の味を楽しめましたが、前回のメキシコと今回の東ティモールがより濃厚で酸味が少なく個人的には好みの味わいでした。去年と同じパターンであれば、来年登場するのはおそらく3月あたり。その際にはまたレポートします♪

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