【2024年最新】メキシコ・オアハカで食べたいご当地グルメ12選♪

グルメの街としても知られるメキシコ南部オアハカ州の州都オアハカ。ここでぜひ食べてみたいご当地グルメを、12個ご紹介します♪

オアハカとは?

オアハカ州はメキシコで5番目に大きな州で、その州都がオアハカ市となります。ここは、地理的に分断されていることで知られており、州面積の約82%を3つの山脈が占め、その間を狭い峡谷と沖積河川が流れています。州の人口の半分以上が農業と鉱業に携わっており、主な作物はトウモロコシ、小麦、コーヒー、サトウキビ、タバコ、繊維、トロピカルフルーツ。メキシコで最も多様な民族が暮らす州のひとつとされ、それぞれの先住民族に伝わる手工芸品、伝統料理が魅力のエリアです。

オアハカで食べたいグルメをご紹介!

オアハカ料理は、他のメキシコ料理と同じようにトウモロコシ、豆、唐辛子などの主食が基本です。ただオアハカ州の多様な地形と先住民文化の影響により、他の食材や調理法が多種多様なのが魅力となります。トウモロコシと多くの豆はオアハカで最初に栽培されたことにより、オアハカ発祥の料理が数多く存在します。ここからは、オアハカでぜひ食べたいご当地グルメをご紹介します。

1. コーンウォーター(Corn water)

まずご紹介するのが「コーンウォーター」。名前の通り、とうもろこしジュースを水で薄めたような飲み物です。砂糖が微量入っており、味はまさにコーン味のジュースと言った感じ。とても素朴でなんだか懐かしい味わいです。屋台で売っているわけではなく、筆者はセントロにある伝統的なオアハカ料理を提供する「Levadura de Olla」でオーダーしました。味自体に主張がないので飲みやすく、食事にも合いますし、暑い日のリフレッシュにもぴったりです。

2. オアハカ産コーヒー(Oaxaca Coffee)

最近アメリカでもシングルオリジンコーヒーとして見かけるようになってきたオアハカ産のコーヒー、市内でもコーヒー専門的やサードウェーブカフェで飲むことができます。

オアハカ産と言っても味に大きな特徴はありませんが、新鮮なコーヒー豆ならではの甘さと、フルーティーな味わいが魅力。ハンドドリップだけでなく、コールドブリューを提供するお店も多くあります。

3. チョコレートドリンク(Chocolate)

カカオの産地としても知られるオアハカでは、チョコレートも特産品です。特にチョコレートドリンクは、カフェでも幅広く販売しており、ホットチョコレート、アイスチョコレート両方を楽しめます。種類はミルクか水を加えたものとなりますが、カカオの味を楽しみたいのであればミルクなしがおすすめ

セントロにある「Café Caracol Púrpua」ではカカオの割合を100%, 60%, 42%から選ぶことができ、ミルクありかなしも選べます。スタッフおすすめの60%は、カカオの味をしっかりと感じるすっきりとした甘さ。チョコレートドリンクは、伝統的に木のスプーンの柄の部分を両手で挟んでぐるぐる溶かしながら作られます。

4. テハテ(Tejate)

オアハカ発祥の発酵ドリンクとして広く見かけるのがテハテ。屋台で多く見かけるドリンクです。トーストしたトウモロコシ、発酵させたカカオ豆、トーストしたマメイの実、フロル・デ・カカオ(カカオの花)をペースト状にしたものが原材料となります。材料はペースト状に粉砕され、大きな土鍋で冷水と混ぜ合わされます。水をペーストに練り込むと、マメイの実から濃厚な白濁したナタと、カカオの花(Flor de cacao)が上部に浮かんで、糊のような泡になります。

屋台では、砂糖ありかなしでオーダーができます。無糖の場合は薄く希釈したココアを飲んでいる印象。ただ表面に浮かんだ個体がカカオバターのように滑らかで口溶けがよく、なんとなくクセになるドリンクです。その土地ならではの発酵飲料として、屋台で試したい飲み物としておすすめです。

5. テパチェ(Tepache)

パイナップルの皮、水、砂糖、シナモンから作られる発酵飲料「テパチェ」もぜひ飲んでおきたいご当地ドリンク。発祥はアステカ族やマヤ族などメソアメリカの先住民で、メキシコ全土で広く飲まれています。発酵特有の酸っぱさとパイナップルの甘さがブレンドされ、アメリカで浸透しているコンブチャに似た爽やかな味わいです。

6. モレ(Mole)

オアハカを代表する料理として、絶対に外せないのがモレ。オアハカとプエブラ地方発祥のソースで、メルカドを中心に市内の至るところで見かけます。モレとは乾燥した唐辛子、スパイス、果物、調味料を複雑にブレンドして作られたソースで、原材料によって味も風味も大きく異なります。見た目はお味噌に似た色と質感です。

筆者が実際に食べてみて感じたのが、イエローモレは日本のカレーに似た風味であること、画像のブラックモレは、カカオの風味が強く、コクがしっかりと効いた甘さのないチョコレートを食べているような味わい。チョコレート味でも意外とお米に合うおいしさです。

7. タマレス・アマリージョ(Tamales amarillos)

メキシコの国民食のひとつでもあるタマレス。トウモロコシを潰して作った生地(マサ)をトウモロコシの皮やバナナの葉で包んで蒸したメソアメリカの伝統料理です。オアハカのタマレスは、とうもろこしの代わりにバナナの葉を使ったタイプを多く見かけます。

タマレスは比較的どこでも食べられますが、オアハカでぜひ食べてみたいのが「タマレス・アマリージョ」。オアハカ発祥のタマレスで、ミント、コリアンダーなどのハーブで香りづけされたトマトで作られたゼラチン状のソースに煮込まれたチキンが入っています。ハーブの香りはそれほどの主張がなく、トマトソースのチキン味と言った感じ。優しく、食べやすいおいしさです。

7. タコ料理(Pulpo)

オアハカで意外と多く見かけるのが、タコを使った料理、タコのセビーチェや、タコス、ピラフ、テラユダなど種類もさまざま。アメリカではもちろん、他の都市でもあまり見かけない食材のため是非チェックしたい食材となります。

筆者が個人的にお気に入りだったのが、旧市街西にある「Humar」というシーフードレストランのタコ・タコス。2種類のソースが使われたタコスは、グリルされてカリッとした外側と肉厚なタコの食感です!

8. グアカモレ&コオロギ(Guacamole con Chapulines)

オアハカの名物料理として欠かせないのがコオロギ料理!チャプリネスは、そのままコオロギを炒って味を付けた料理で、レストランではグアカモレとのセットとしてよく見かけます。メルカドでは、コオロギをそのまま購入することも可能です。

屋台のチャプリネス屋さん

カリッと炒められたコオロギは、濃厚で食べ応え満点。筆者がいただいたのは、王道のレモン味ですが、こちらは酸味と塩分が強くおつまみにぴったり。ぜひ食べてみたいご当地グルメですよ。

9. メメラス(Memelas)

トルティーヤをパリッとした食感に焼いて、いろんな食材をトッピングしたのがメメラス。通常のトルティーヤに比べると若干厚みがあるのが特徴です。オアハカでは、スナックのほか、レストランの前菜としても多く登場します。

レストランでは、トルティーヤチップスの代わりに、小さめのメメラスにソースを添えたものが多く出されます。レストランによって使われるトッピングが変わり、それぞれの味を楽しめます。

10. トラユーダ(Tlayuda)

オアハカ名物料理として欠かせないのが、屋台料理を代表するトラユーダです。トラユーダは巨大なサイズのトルティーヤをカリカリになるまで焼いて、その上にリフライドビーンズ、スライス肉、ローカルチーズ、シャキシャキとした冷たいレタスやスローなどをトッピングしたもの。

その見た目からメキシカンピザ、とも呼ばれています。筆者が食べたトラユーダはローカル御用達のお店で、半分に折って提供されます。ひとつのオーダーで二人分の量なので、シェアして食べるのにも向いています。カリカリの薄いトルティーヤは、タコスともまた違った味わい。香ばしいトルティーヤと具材の相性が良く、お手頃価格でカジュアルにいただける料理として人気です。

11. トマトサラダ(Tomato Salad)

オアハカ・セントロにある人気のレストラン「Levadura de Olla Restaurante」、様々なとうもろこしの料理を提供するレストランとして人気ですが、ここでぜひいただきたいのがトマトサラダです。これはエアルームトマト、ビートピューレ、シナモンドレッシングを使ったオアハカ風トマトサラダで、贅沢にも7種類の新鮮なトマトを食べ比べすることが可能です。

どのトマトも程よい酸味と甘さがあり、まさにリフレッシュにぴったり。しっかり生野菜を摂りたいときにも最適です。レストラン内には、栽培された多種類のトマトが飾られていたり、地元で焼かれたクレイのお皿やお鍋も使われておりと、オアハカ料理を満喫するのにぴったりです。

12. サボテンアイス(Leche quemada con tuna)

暑いオアハカでは、市内あちらこちらにアイスクリームスタンドがありますが、ここでぜひ試したいのがツナ味のシャーベットです。ツナとはウチワサボテンの果実のことで、鮮やかな色彩が大きな特徴。苺を彷彿とさせる甘酸っぱい味わいで、ベリー系のフルーツと言われても違和感がありません。

特にレチェ・ケマーダ・コン・ツナと呼ばれる焦がしたミルク味のアイスとはオアハカ発祥の王道の組み合わせ。濃厚なミルクと甘酸っぱいツナは、間違いないコンビネーションです。またオアハカのアイスクリームパーラーでは、一貫してこのパフェのようなグラスが使われます。暑い日の午後、レトロな気分でアイスクリームをいただけますよ。

気になる鮮やかな果実・ツナは、メルカドなどで販売しています。皮を剥いて食べると、ツナそのものの果肉の味を味わえます。

最後に

2024年春、オアハカを訪れたらぜひ味わってみたいグルメを12種類ご紹介しました。メソアメリカの伝統的な食文化と共に、新鮮なローカルの食材を組み合わせたオアハカフード、現地でぜひ挑戦してみてくださいね。

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