トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!ブラジルの「Cachoeira da Grama」を飲んでみた!

2023年12月上旬、最後のスモールロットコーヒーが店頭に登場しました。ブラジルのシングルオリジンのライトロースト「カチョエラ・ダ・グラマ」をご紹介します♪

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、現地農園と直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取ったコーヒー豆を指します。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。2020年・2021年はほぼコンスタントにいろんな国のコーヒーが入荷されていましたが、2022年は物流の遅れと人手不足・インフラの要因か頻度が落ち、5種類のみの販売、2023年に入ってからは多少頻度が上がり、2月にエクアドル、3月初旬にウガンダ、5月にメキシコ、8月にニカラグア9月にドメニカ共和国、10月にグアテマラ、そして12月にブラジルと7種類の豆が登場。2023年は前半は少なかったものの、8月からコンスタントにほぼ毎月のようにスモールロットが店頭に並んでいます。

これまでのスモールロット・アーカイブ

2020年ニカラグア・パプアニューギニア・ブラジルブルンジエルサルバドルウガンダホンジュラス・ルワンダペルー

2021年エクアドルタンザニアカメルーンパプアニューギニアインドネシア(バリ島)メキシコ東ティモール共和国

2022年ブラジルケニアドミニカ共和国メキシコインド

2023年エクアドルウガンダメキシコニカラグアドミニカ共和国グアテマラブラジル

2023年最後を飾る産地は、コーヒー大国のブラジル。スモールロットシリーズでは2020年の「モスカルディーニ」、2022年の「パラグアク」に続き3回目となります。2024年は、2月の時点でまだスモールロットは販売されていません。

ブラジル・リオデジャネイロ近郊のダブル発酵コーヒー

christ the redeemer
Photo by Matheus Bertelli on Pexels.com

今回のコーヒー豆は、リオデジャネイロの北西地域にある観光地「カチョエラ滝」付近のもの。おそらくVale de Gramaエステートで栽培されたコーヒー豆だと思われます。ブラジル産のコーヒーは一貫して酸味が少なく、ナッティーで濃厚な味わいが特徴のようです。

今回のコーヒーは、収穫後の工程としてダブル発酵プロセスを採用しているのが特徴。チェリーはまず野外タンクで発酵させ、次に密閉された樽で再度発酵させるという手法が採用されています。この工程により、酸味と甘さのバランスの取れたコーヒー豆となり、ライトローストすることによりドライフルーツやオレンジの風味が味わえるのだそう。

パッケージの様子

こちらが今回のパッケージの様子。カラフルな黄色を基調としたビタミンカラーが採用されています。上にはトライブのような模様、下の方には、今回の名前となったカチョエラ滝と、山の傾斜が描かれています。

両サイド部分は紺色で、光沢のあるフォントでコーヒー豆の名前が浮かび上がるデザイン。素材はアルミ製で、正面上部にワイヤーが付いたタイプ。窒素充填パック加工で、100%アラビカのホールビーン。焙煎はライト・ロースト、内容量は340g。今回のお値段は前回より1ドル安くなってUSD9.99です。

開封した様子

開封した様子がこちら。開封した瞬間にほのかに焙煎豆の香りを感じますが、そこまで強くはありません。この焙煎豆のノートはオレンジと乾燥フルーツですが、そこまでフルーティーな香りは感じられません。

焙煎豆の様子がこちら。ライトローストということで、前回のような茶色の豆を連想していましたが意外と濃い色合いです。光沢はなくマットな色合いで、サイズはまちまち。カケのある豆もあります。チャフも多少あります。

フレンチプレスとハンドドリップで抽出比較!

それではここからは、フレンチプレスとドリップの2種類で味を検証します。

フレンチプレス

まずはフレンチプレス。粗めにグラインドした後、5分抽出します。

17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。特に引き立つような強い香りは感じず、他のスモールロット同様、豆が膨らむ感じもありません。

ハンドドリップ

続いてハンドドリップ。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出。フレンチプレスと同様、蒸らしの段階でも豆がぷっくり膨らむ感じはありません。

味の感想
フレンチプレス

まずはフレンチプレス。ライトローストだけあり、酸味が強いのかと思いきや意外と飲み当たりは滑らかです。多少の雑味は感じますが、これは許容範囲。すっきりとした後味で、香ばしさが引き立ちます。ライトローストだけあり、よりカフェインの影響を感じます。

ハンドドリップ

こちらもライトローストらしい薄茶色の色合いです。柔らかな飲み口で、苦味と酸味を意外と感じません。香りが立つというほどでも無いけれど、ほのかに爽やかな柑橘系の香りを感じます。確かにダブル発酵した焙煎豆のせいか、意外と酸味とフルーティーさがなく、なめらかな口当たりです!ストレートに飲むのに適したコーヒー豆だと感じます。

最後に

2023年12月上旬に登場したブラジルの「カチョエラ・ダ・グラマ」をご紹介しました。ダブル発酵されたコーヒー豆はおそらくスモールロットシリーズでは今回が初めて。なめらかで飲みやすく、ストレートで飲むのに適しています。2024年はまだスモールロットが登場していませんが、出てきた時点でレポートします♪

関連記事

ブログランキング・にほんブログ村

You may also like