【サンフランシスコグルメ】新世代バインミー⁉︎ミッション地区に進出した「Chuck’s Takeaway」

サンフランシスコのフェリービルディングに店舗を構える高級ベトナム料理レストラン「スランテッド・ドア」のシェフが新たにサンドイッチのお持ち帰り店をミッション地区にオープンしました。パン作りから具材を全て手作りで提供するこだわりショップとして話題です。

市内の人気ベトナムレストランの新店舗!

サンフランシスコ市内に住んでいる方ならおそらくご存知の高級ベトナムレストラン「スランテッド・ドア」。フェリービルディングの北端に店舗を構え、港を眺めながら食事を楽しめる高級感エスニックレストランとして、週末は家族連れ・週日はコーポレートの会食などに広く利用される人気レストランです。

スランテッドドアの内観

カジュアルで食堂的な印象の強かったエスニック料理に、トレンディな内装と盛り付けを取り入れてたちまち不動の地位を確立。パンデミック以降、店舗は一時休業となり再開を待たれる状態ですが、ここのオーナーシェフ”チャーリー・ファン”さんが、がロックダウンの間パン作りを研究し、ミッション地区に新たなサンドイッチお持ち帰り専門店「チャックズ・テイクアウェイ」を2022年2月7日にオープン。大きな話題となりました。

チャックズ・テイクアウェイの場所とアクセス方法

今回オープンしたのが18丁目とキャップ通り付近。レストランや小売店が軒を連ねるバレンシア通りからはわずか2ブロックの距離。「ダンデライオンチョコレート」の本店や、「フラワー+ウォーターピッツアリア」からも徒歩で数分内です。

ユニオンスクエアからは、パウエル駅からBARTを使う方法がおすすめ。南行きであればどの線も停車する「16丁目&ミッション通り」駅で下車、そのままミッション通りを18丁目まで歩くとレストランに到着します。所要時間は約15分です。

周辺の様子

レストランがある18丁目は、オフィスと住宅街が入り混じったエリア。このまま真っ直ぐ西に歩くと「タルティーンベーカリー」の本店や、「バイライトクリーマリー」がある人通りの多い通りです。ただしすぐ側にあるミッション通りに関しては、ラテン系移民のお店が多く慌ただしい雰囲気です。治安に関しては平均的なエリアなので、日中の間は対策を取った上であれば1人での散策も問題ありません。

お店の外観

大きな倉庫のエントランス部分が店舗になっています。オープンしたばかりなのか大きな看板や装飾などはなく、知る人ぞ知るといった雰囲気。思わず左隣にあるお店に入ってしまいそうになるほどエントランスは質素です。

エントランスの窓ガラスに、シンプルなフォントで店名とロゴが記されています。

店内の様子

エントランスから入った店内の様子。改築されたばかりの店内は自然光がたっぷりと入る明るい雰囲気。グレーと白で統一されたシンプルですっきりとした内装です。店内は細長く突き当たりにカウンターがあり、ここでオーダーと支払いを行います。

右手に設置されているのが木製の大きな陳列棚。存在感がある大きな棚には食器や食材が陳列されています。

ここで手作りされるソースのほかに、東南アジア系の食材などを販売している様子。

メニューとオーダーしたもの

メニューは公式サイトで観覧できるほか、紙製が店頭に置かれています。2022年2月現在は、6種類のサンドイッチを展開中。値段はどれも16ドルです。それぞれのサンドイッチに合った4種類の手作りパンが使われており、こだわりを感じます。パンに使われる食材は全てオーガニック・遺伝子組み換えの商品は使っていないとのこと。

オーダーを済ませ、店頭で待つこと約15分。紙袋に入ったサンドイッチを手渡してもらいます。サンドイッチはそれぞれコンポスト容器に見栄え良く入れられています。

今回オーダーしたのが、「ベジタリアン・バインミー(Veggie Wurster Hall)」と「Chuck’s Egg Salad(卵サンド)」。どちらも手作りピクルス付きです。

CHUCK’S EGG SALAD (USD16)

まずは「卵サンド」の感想。アメリカではなかなかお見かけしないふんわりタイプの食パンが使われています。ただ味や食感は日本で売っている卵サンドそのもの。日本の卵サンドを知らない人にとっては斬新かもしれませんが、正直このサンドイッチに16ドルも支払うのはどうかなぁ…、といった感想です。全て1から手作りにこだわっていることを考慮しても、ちょっとコスパが悪いように感じます。

VEGGIE WURSTER HALL (USD16)

続いては「ベジタリアン・バインミー」。正直、パンに比例して中の具材やソースの量が少なすぎる気がします。もうちょっと野菜やなますを加えてくれたらもっと食べやすいはず。具材の量が少ないので全体的にボソボソっとした食感です。以前ご紹介した「モン・スー」のヴィーガン・バインミーの方が中身がぎっしり詰まっている分、食べ応えがありよりジューシー。手作りパンに関しても、そこまでの感動は特になく平均的。期待値が高かっただけ残念な結果となりました。

最後に

筆者が好きなバインミー、今回はベトナムとアメリカの味を融合させたこだわりのサンドイッチということで、非常に期待値が高かったのですが正直感想はイマイチです。ここのバインミーを食べるのであれば、1ブロック先にあるベトナム系スーパー「Duc Loi」の店内で作ってもらえるバインミーを食べた方がより満足度は高いかと思われます。…が、手作りにこだわった話題のサンドイッチなので、気になる方はぜひ一度試してください。

店舗情報

  • Chuck’s Takeaway
  • 住所:3332 18th St, San Francisco, CA 94110
  • 営業時間:11AM-3PM (土日定休)

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