【サンフランシスコグルメ】フラワー+ウォーターの新レストラン!「Penny Roma」

サンフランシスコで有名な手打ち生パスタレストラン「フラワー+ウォーター」。ここの姉妹店だった「セントラル・キッチン」がリニューアルし、2021年10月に新たなレストラン「ペニー・ローマ」がオープンしました。半屋外の雰囲気の良い店内では、クラシカルなパスタを楽しめます。

Flour + Waterの姉妹店「Penny Roma」の特徴

サンフランシスコでも指折りのセレブシェフ「Thomas McNaughton(トーマス・マクノートン)」が経営するレストランとして知られるのがミッション地区にある「フラワー+ウォーター」。マクノートンは、料理界のアカデミー賞と呼ばれるジェームス・ビアード財団の、若手シェフに贈られる「ライジング・スターシェフ」に3年連続でノミネートされた実力派シェフ。そんなマクノートンが新たに手がけたのが「ペニー・ローマ」です。

「フラワー+ウォーター」はクリエイティブなパスタメニューを展開しているのに対し、「ペニー・ローマ」は、シンプルでクラシカルなイタリアンパスタがテーマ。最低限の新鮮な食材を使って作られる新鮮な魚介類のクルードなど、本店とはまた違ったイタリアの味を楽しめます。

ペニーローマの場所とアクセス方法

ミッション地区に位置するレストラン、ユニオンスクエア方面からは、バスでのアクセスが便利です。マーケット通り沿いを南方面に走る9番線(Bayshore & Vistacioni行き)に乗車、Potrero Ave & 19th Stのバス停で下車したらそのまま真っ直ぐ19丁目を西の方向に4ブロック歩きましょう。

フロリダ通りに着いたら左に曲がり、1ブロック歩くと左手の角に「Flour + Water パスタショップ」が見えてきます。ここの間隣にあるのが「ペニーローマ」。所用時間は約30分です。

レストランの外観

20丁目沿いにあるレストランの外観。通り沿いからちょっと奥まった空間が作られ、ブルーネオンが光る店名が記されています。手前にベンチと薪木・観葉植物が配置された空間は、待ち合わせしたり、テーブルが空くまで待つのにピッタリ。居心地の良い空間です。

周辺の様子

ここは、近くに「タルティーンマニュファクトリー」や「サイトグラスコーヒー」など人気のカフェやレストランがあるトレンディーなエリア。20丁目沿いはそのままハリソン通りまで歩くと、左に「フラワー+ウォーター」、北に2ブロック行くと「タルティーン・マニュファクトリー」があります。歩道幅も広く緑が多い界隈なので、食事の前後に散策するのにもぴったりです。

治安に関しては、日中であれば1人で歩いても問題ないエリアですが、時間帯によって閑散とするため夜の利用の際はウーバーなどのシェアライドの利用をおすすめします。

内装と雰囲気

フロリダ通りから見た店内の様子。中は半屋外のコートヤードとなっており緑に包まれた空間です。グレーと青に木彫そして観葉植物が基調となった色使いが採用されています。

入ってすぐにチェックインデスクがあり、こちらで予約を確認した後テーブルに案内してもらいます。こじんまりとした店内ですが、天井全体がスカイライトになっており室内に明るい自然光を取り込んでいるほか、シャンデリアのデザインが非常に印象的です。

一番奥にあるのがオープンキッチン。仕切りのカウンター部分にセンスよく観葉植物とオブジェが並べられています。ここはウェイターとスタッフが行き交う忙しいエリアですが、緑が多く癒され空間のよう。ここの手前にさらにダイニングエリアが設置されており、24席分のテーブルが置かれています。

メインエントランスから入ってすぐ真上は屋根がなく、半屋外の空間。左手にアイビーで覆われた緑の壁、真下に小さな噴水が設置されています。

ここの手前・コートヤードにあるのが36席分のテーブルが配置されたメインダイニングエリア。テーブルとテーブルの間隔は最小限ですが、フロリダ通りにある大きなドアは常に開放されているほか、天井に屋根がない部分も多く通気性は抜群です。

テーブルセッティングとメニュー

テーブルセッティングの様子。テーブルは木製、キャンドルライトやナプキン、プレート共に落ち着いた色合いで統一されています。

メニュー構成は「フラワー+ウォーター」とほぼ同じ。どれもシェア前提で、生魚類・前菜・パスタ・メイン・サイドに分かれています。もちろん生パスタは、新鮮な地元産の食材を原材料に、毎日キッチンで手打ちされたもの。「フラワー+ウォーター」との違いは、ピザの選択がないことと、こちらの方がちょっとだけ安価な印象です。

今回オーダーしたもの

Puntarelle & Celery (USD17)

それでは今回オーダーしたものをご紹介します。まず前菜から選んだのが「プンタレッレとセロリのサラダ」。プンタレッレはアスパラガスチコリーとも呼ばれるイタリアのサラダ菜。あまりアメリカでは聞かない野菜なので、気になってオーダーしてみました。イタリアでは2月〜4月の早春に出回る野菜のようで、季節感はぴったりです。繊維質な食感とホースラディッシュの苦味が爽やかです。

PESCE CRUDI Scallop (USD14)

続いては「スカロップ・クルド」。新鮮な生の帆立が使われた一品で、緑色のソレルソースが非常に鮮やかです。メイヤーレモンの酸味が効いているので、帆立の甘みが引き立ちます。レモンの酸味とスカロップの甘さ、そしてオリーブの塩気とほろ苦さのバランスが絶妙な味わい。

Vegetarian Bolognese (USD22)

ベジタリアン・ボロネーゼ」とサイドの「バタービーンズ」。出来立て熱々のパスタは、弾力が非常に良くモチモチした食感が絶品。手打ちパスタの魅力が十分に引き立った一皿です。バタービーンズは、スピガレロ・ケールの苦さが引き立つピリッとした味わい。個人的にはちょっと塩気が効きすぎる気がしました。

Casunziei all’Ampezzana (USD22)

最後は「カソンチェリ・アランペザーナ」。なんでもカソンチェリは、イタリア北東部で良く食べられるラビオリなのだそう。このラビオリ・アランペザーナには、赤と黄色のカブが詰められているのが伝統みたいですが、こちらはビーツが使われていました。ここにバターとパピーシード・グラナパダーノチーズのソースが掛かっています。ちょっと酸味があって、グラナ・パダーノチーズの独特の濃厚さが、ほかにはない味と言えます。

最後に

20201年末にオープンしたばかりの「フラワー+ウォーター」レストラングループの新店舗、「ペニー・ローマ」。さすが手打ちパスタ専門レストランだけあり、パスタの食感が良いのはもちろん、新鮮な食材と使ったカリフォルニア料理とイタリアの味の融合を楽しめます。なおフラワー+ウォーター系列のレストランの中では、こちらが一番規模が大きいので比較的予約が取りやすいのも魅力。イタリアの新鮮パスタを味わえる場所としておすすめです♪

店舗情報

  • Penny Roma
  • 住所:3000 20th St, San Francisco, CA 94110
  • 営業時間:5:30-10PM

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