トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!グアテマラの「Pacaya」を飲んでみた!

前回ご紹介したケニア産コーヒーが販売されてから実に4ヶ月、7月上旬トレジョの店頭に遂にスモールロットコーヒーがお目見えしました!2022年第3弾目となるスモールロットコーヒーをご紹介します♪

トレジョのスモールロットコーヒーとは?


2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り、現地農園と直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムのこと。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。2020年・2021年はほぼコンスタントにいろんな国のコーヒーが入荷されていましたが、2022年は物流の遅れと人手不足のせいか、今のところ停滞気味です。

ちなみにこれまで登場した産地は以下の通りです。

今回は、グアテマラ産のコーヒー!

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Photo by Roberto Nickson on Pexels.com

今回登場したのが、グアテマラ産のコーヒー豆。グアテマラはスモールロット初の登場になります。グアテマラの首都グアテマラシティから南、約30kmの距離にあるのが「パカヤ活火山」。ここは中米で最も活発な火山とされ、つい最近では2021年5月に亀裂から溶岩流が確認されたばかりです。今回の豆はこの火山の麓で栽培されたコーヒー豆となります。

山岳地帯が多いグアテマラのコーヒーは、栽培条件がよく質が良いことからシングルオリジン豆を扱うクラフトカフェでよく見かけるのが特徴。火山地帯の山岳でミネラルを多く含んだ土壌特有の濃厚な味わいとフルーティーな酸味が特徴なのだそう。

天然温泉を使用したウォッシュド精製

今回のコーヒー豆の特徴は、収穫したチェリーを天然温泉を使って精製していること。通常収穫されたチェリーは水を使ってチェリーの果実部分を洗い流すウォッシュド方式が一般的ですが、ここでは洗い流す際に天然温泉が使われています。ミネラルたっぷりの天然温泉を使って発酵を行うことで、青みのある豆の見た目とより複雑な味わいを楽しめます。まさに自然の恵みがふんだんに活かされたコーヒー豆です!

パッケージ・デザイン

今回のパッケージ。グレーのグラデーションで大きな噴火山が描かれています。噴火の部分だけオレンジとゴールドが使われた、なんだかアート作品のよう。シックで大人っぽいデザインです。特に煙の部分は繊細な線の重合体が丁寧に描かれており、見応えがあります。

素材はアルミ製で、正面上部にサイドに引いて開けるタブとジップ付き。窒素充填パック加工で、100%アラビカのホールビーン。焙煎はミディアム・ロースト、内容量は340g。今回のお値段はUSD9.99前回のスモールロットはUSD12でしたが、今回はまたUSD10に戻っています。2021年12月にUSD8.99からUSD9.99に値上げされ、その状態を維持した形となります。

サイドは光沢のあるオレンジ色が使われています。溶岩流と全く同じ色を採用しているため統一感があり、グレーとオレンジの配色もシンプルでおしゃれです。

開封レビュー

まずは開封した様子。開けた瞬間に、焙煎独特の香ばしい良い香りが引き立ちます。今回のコーヒー豆は香りに「ネクタリン・チョコレート・洋梨」という言葉が使われていますが、個人的にはチョコレートとブランデーのようなほのかに発酵した香りを感じます。

豆の状態。表面は光沢がなくマットな質感です。形はまぁまぁ揃っており、ビーベリー豆も混ざっています。チャフは綺麗に取り除かれており、色合いもほぼ均一。ところどころに欠けのある豆は混じっているものの、きれいな見た目です。


フレンチプレス&ドリップ抽出で比較!

それではここからは、フレンチプレスとハンドドリップの2種類の抽出方法で味を検証します。

フレンチプレス

まずはフレンチプレス。粗めにグラインドした後、5分抽出します。17gの豆に対して200℉(93℃)のお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。お湯を注ぐと、前回と同様に焙煎豆がぷっくりと膨らみ、香ばしい香りが立ちました。

味の感想ですが、香りほどのコクはなく、どちらかというとあっさりした飲み心地です。酸味はそこまで強くないため、飲みやすい印象。苦さもそれほど感じないのでストレートで飲むのにぴったり。シングルオリジンにしてはクセがなく飲みやすく、上品な味わいです。

ハンドドリップ

続いてはハンド・ドリップ。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出します。

酸味が弱くなめらかな飲み心地です。フレンチプレスと同様、クセが少なく飲みやすい印象。香りもよく、グアテマラ産はさすがクラフトコーヒー店御用達だけあるな、と納得のクオリティです!個人的にはもうちょっと濃厚なコーヒーが好みですが、毎朝飲むのにはぴったりです。

最後に

4ヶ月後に満を持して登場したスモールロットシリーズ。グアテマラ産のコーヒー豆は、クセが少なく飲みやすいのでシングルオリジンが苦手な方にもぜひおすすめです。今後はいつの登場になるのか、皆目検討もつきませんが見かけた時点でレポートします。

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