【サンフランシスコ・グルメ】ミッション地区に新たなラーメン店参入!極太麺が魅力「Taishoken」

2022年8月下旬にミッション地区にオープンを果たしたばかりの話題のラーメン店「大勝軒」。こだわりが詰まった店内では、モチモチ食感の極太麺をいただけます。

サンマテオからサンフランシスコに2号店を進出!

1951年に中野に開業した老舗「大勝軒」、つけ麺発祥のお店とも言われる歴史あるラーメン店です。米国第1号店のサンマテオ店に続き、2022年8月25日におしゃれでヒップなミッション地区に見事進出を果たしました。第1号店がサンマテオにオープンしたのがコロナ禍直前の2019年、さまざまな苦境にもかかわらず、わずか3年後にサンフランシスコに2号店をオープンするという快挙を果たしています。

このラーメン店の特徴は、実際に1951年に開業した老舗ラーメン店主のお孫さんが経営されていること。麺は日本から取り寄せた機械を使い、温度と湿度を完全に管理した麺室で作られています。独自の配合で手作りした麺は、一晩寝かせて熟成させる工程を加えてから提供しているのだそう。また一日10杯のみ提供の「ロブスターラーメン」は、サンフランシスコ店限定メニューです。

大勝軒の場所とアクセス方法

サンフランシスコでも人気のエリア「ミッション地区」にオープンしたレストラン、店舗は、もともとはMAUという店名のモダンベトナムレストランがあった建物になります。こちらは以前紹介したTinの姉妹店で、旨味たっぷりのモダンなベトナム料理の数々を提供する人気店でした。バレンシア通り沿い18丁目と17丁目の間にあり、以前ご紹介した新しいピッツアリア「イエローモト」からは、歩いてすぐの場所です。

ミッション地区へのアクセスですが、ユニオンスクエアからはBARTを使った移動が便利です。パウエル駅からBARTの南行き線に乗車し、16丁目とミッション通りで下車。そのまま16丁目をバレンシア通りまで歩き、左折して1.5ブロック南下するとレストランが左手に見えてきます。BARTの乗車時間は約3分、移動時間は15分ほどです。

レストランの外観

ミッション地区のメイン通り「バレンシア通り」沿いにある店舗の外観。黒をメインに木製の枠組みと暖簾が和の雰囲気を醸し出しています。混んでいる場合は、店頭にあるウェイトリストパネルに名前と電話番号を入力し、店頭付近で待つシステムです。事前の予約はできません。木製の看板といい、シックで落ち着いた印象です。

近辺の様子や雰囲気

このラーメン店のある18番通りとバレンシア通りは、ミッション地区のほぼ中心地。付近はおしゃれなレストラン・カフェ・ブティックが立ち並ぶ賑やかでヒップなエリアです。週末はローカルを中心に混み合う場所で、日中であれば、ひとりで散策しても治安的に問題のないエリアと言えます。

内観

メインエントランスから入った様子。右手にガラス張りの麺室があります。麺室の周りにあるのが木製のカウンター。左手がメインのテーブル席で、2人から4人までの客数に対応しています。

全体的にグレーと木彫をメインとした、シンプルで落ち着いた内装です。

テーブルセッティングとメニュー

滑らかな質感の上質な天板に乗せられているのが、白い四角形のお皿と紙ナプキン、ステンレス製のスプーンと使い捨ての割り箸です。テーブルに案内された時点で、水と紙製のメニューを持ってきてもらえます。

お水のピッチャーも、店舗のロゴ入りのオリジナル品。カトラリーも上質で使いやすく、端々にこだわりを感じます。

メニューはこのような感じ。ビール・カクテル・日本酒とドリンクメニューが多めです。ゆっくりとお酒を楽しみながらアペタイザーを楽しみ、ラーメンを食べると言った感じ。アペタイザーはサンマテオ店より充実しているのだそう。ラーメンは、スタンダート・つけ麺・中華そばの3種類に分かれています。

右下にはつけ麺の食べ方を知らない人用に、イラスト入りのガイドが付いています。

オーダーしたもの

Cucumber Green Chile Miso USD6

まず前菜からきゅうりのピリ味噌和え。輪切りにした日本のきゅうりに、パラペーニョと味噌で味付けしたペーストが乗っています。あまり見かけない細い日本のきゅうりを使っているのが高ポイント。日本のきゅうりらしい水気の少ないしっかりとした食感です。

Takoyaki USD6

続いてはたこ焼き。熱々の出来立てをサーブしてもらえます。卵をたっぷり使ったタルタルソース付き。たこ焼きはふんわりとした生地に、タコの食感をしっかり感じます。

Impossible Dandan Men USD21

次世代代替肉としてここ数年であっという間に普及したインポッシブルミートを使用した坦々麺。トッピングの数が多く非常に華やかな見た目です。この状態でテーブルに持ってきてもらえ、しっかり混ぜるようにとの指示を受けます。

麺の太さはこのような感じ。見ての通り麺が極太で食べ応え満点です。サンフランシスコにも麺や庄のなど、太麺を出す店舗はありますが、これはとにかく意表を突く太さ。馴染みの少ないアメリカ人だったらびっくりするレベルです。小麦のしっかりとした風味が印象的です。

Tokusei Tsukemen USD18

特製つけ麺。これが元祖つけ麺かと思うと、特別感があります。トッピングはシンプルで、味玉、海苔、ハムとチャーシューのみ。

鶏ガラと豚骨を合わせたタレがこちら。コクがあり、まさに旨味たっぷりです。濃厚ですが、ほのかに柚のアクセントが効いており、飽きることなく完食できます。こちらの麺も同じくモチモチで食べ応え満点。麺の食感とタレの深い旨味の両方を同時に食べられる極上つけ麺と言った印象です。つけダレは食べ終わるとお湯を注いでくれ、スープとしてもいただけます。

Matcha Mousse USD9

デザートの抹茶ムース。デザートをオーダーすると、なんと熱い緑茶をサービスでいただけます。抹茶の味は結構本格的で、深くしっかりとした苦さ。トッピングの黒胡麻アイスクリームとの相性も抜群です。意外とボリュームがあるので、2人でシェアするとちょうど良いサイズ感かもしれません。ムースは硬めでどちらかと言ったらアメリカのプリンに似た質感です。

最後に

サンフランシスコの最新本格ラーメン店「大勝軒」。こだわりが端々に感じられるほか、今までアメリカで普及していたラーメンとは違った魅力を楽しめます。限定ロブスターラーメンに挑戦してみたい方はもちろん、元祖つけ麺を堪能したい方もぜひチェックしてみてください。

店舗情報

  • Taishoken San Francisco
  • 住所:665 Valencia St, San Francisco, CA 94110
  • 営業時間:5PM-10PM (月火定休)

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