【サンフランシスコ・トレンド】ノースビーチの人気ベーカリー「Butter & Crumble」

2023年10月にオープンし、瞬く間に行列の絶えないベーカリーとなったノースビーチ地区の「バター&クランブル」。こちらの店舗をご紹介します。

バター&クランブルの場所とアクセス方法

ノースビーチで著名だったタント・マリー・クッキング・スクール跡にオープンしたこちらのベーカリー、ストックトン通りとフランシスコ通りのほぼ角に位置します。ユニオンスクエアからは、ケーブルカーの利用が便利。パウエル通りの停留所から、ベイ&テイラー行きに乗り、テイラー&フランシスコ通りの角で下車。そのままフランシスコ通りを東に3ブロック歩くと右手にベーカリーが見えてきます。移動時間は約24分です。徒歩で向かう場合は、ストックトン通りをまっすぐ歩くと約30分の距離です。

ベーカリーの外観

フランシスコ通りに面する店頭の様子がこちら。ガラス張りの店頭は白とミレニアルピンクが基調となった優しい雰囲気で、店頭のガラスにはピンク色のイルミネーションが飾られています。人気店だけあり、オープンを待つ人が歩道に列を作っています。

ベーカリーの内観

メインエントランスから入った様子。店内右手はオープンキッチンとなっており、大きなカウンターで行われている作業をそのまま天井に設置された調理実演用の鏡で見ることができます。これはもともとクッキングスクールだった際の名残。カウンターで仕事をしているのが、オーナーのソフィアさん。調理学校を卒業後、全米トップピザ賞50にも選ばれたピッツァリア「A16」で修行を積むも、パンデミックに突入。オーダー制でパンを焼き始めたのが、この店舗をオープンするきっかけとなりました。

店内は300平方メートルのサイズで、こぢんまりとしており途切れない列の影響でほぼ満員状態です。オーダーした後、箱詰めに5分程度待たされるため、店内左側で待機するとスムーズ。また左端の壁には、ローカル産の陶器や観葉植物、雑貨などが陳列されています。

カウンター左には、コーヒーバーもありミッション地区にあるAbanico Coffee Roastersのスペシャルブレンドのドリップコーヒーをいただけます。ただ店内が狭く飲食するスペースがほぼないため、購入している人がほぼいない印象です。

業務用キッチンと家庭的なテイストの素敵な組み合わせを維持したという店内、木彫に白を基調にミレニアルピンクが至るところに施されており、キュートで女性的な要素がふんだんに盛り込まれています。

メニューとオーダーしたもの

カウンターには木の枠でできたガラス張りのショーケースがあり、こちらを見ながらオーダーが可能です。バター&クランブルのシグネチャーは、ペーストリー。ベーコン、卵、チーズのクロワッサンをはじめ、ピスタチオとカルダモンのシュガークロワッサン、パン・オ・ショコラ、チョコチップクッキー。これに加えてセイボリーデニッシュや季節のメニューを展開しています。

今回オーダーしてみたのが、シンプルなクロワッサン、パン・オ・ショコラ、バニラレモンシュガー・クロフィン、2xベイクドエスプレッソ・プラリネ、ピスタチオ・カルダモンシュガーの5種類。クロワッサンの層がきめ細やかで、メゾン・ニコに引けを取らない見た目です。サンフランシスコで毎年行われるクロワッサン・コンペティションにおそらく今年入賞するのでは、と思われます。

個人的には、クリームの入ったピスタチオ・カルダモンシュガーとバニラレモンシュガー・クロフィンが、ユニークでおすすめ。オープン時の列は長いのですが、11時あたりでもストックはある雰囲気なので午前中に訪れると問題なく購入ができると思われます。次回購入した際は、断面図も加えてご紹介します。

最後に

サンフランシスコでオープンした話題のベーカリーをご紹介しました。シンプルながらにも、優しい雰囲気の色使いと内装は、これまで紹介してきたベーカリーとはちょっと違う印象ですが、見栄えの良いきめ細かな層は上質で食感も優れています。ノースビーチを散策する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

店舗情報

  • Butter & Crumble
  • 住所:271 Francisco St, San Francisco, CA 94133
  • 営業時間:9AM-2PM (月〜水定休)

関連記事

ブログランキング・にほんブログ村

You may also like