【サンフランシスコでカフェ巡り】ノースビーチの老舗カフェ「Caffe Trieste」

ノースビーチの一角にある「カフェ・トリエステ(Caffe Trieste)」。1956年から営業を続けるこの老舗カフェは、1950年代に著名な文豪や画家が集った場所としても知られています。リトルイタリーの観光名所でもあるこちらのカフェをご紹介します♪

西海岸ではじめてエスプレッソを提供したカフェ

イタリアからの移民が多いノースビーチの通りの角にある「カフェ・トリエステ」。1950年代、まだコーヒーの文化が浅かったアメリカの西海岸で、はじめてエスプレッソ系ドリンクを提供したカフェとして広く知られています。

当時イタリア領だったクロアチア出身のオーナーにより、1956年に開店。既に粉砕された風味の薄いコーヒーを家庭で飲むのが主流だったアメリカで、輸入したコーヒー豆を使った香り豊かなエスプレッソを提供し、瞬く間に人気となりました。

文豪が集まる場所としても有名に

コーヒーだけでなく土曜日にはオペラが聞ける場所として知られるようになったカフェは、1950年から60年代に掛けてノースビーチに数多く住んでいた作家や画家の集まる場所としても知られるようになります。

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Photo by Pixabay on Pexels.com

特に映画『ゴッドファーザー』の監督として知られるフランシス・フォード・コッポラはこのカフェの常連であり、この台本もここで書き上げたと言われています。

カフェ・トリエステへのアクセス方法

ノースビーチにあるカフェ・トリエステはユニオンスクエアから徒歩でのアクセスが可能です。特に「グラント通り」を北に抜けるコースは、中華街の観光もできるためおすすめ。ユニオンスクエアからは、ポスト通りを東に1.5ブロック歩き、中華街のメイン通りでもあるグラント通りを左に曲がり北方向に進みます。

約15分ほど歩くと、中華街を抜けノースビーチがはじまるコロンバス通りに到着します。このままグラント通りを真っ直ぐ進むとバレホ通りの角にカフェが見えてきます

外観の様子

ノースビーチの目抜き通り・コロンバス通りから僅か1ブロック先にあるカフェは、グランド通りとバレホ通りの角に位置します。

周辺にレストランやカフェが多く集まる活気溢れるエリアは人通りも多く、しばらく眺めているだけでも、数多くのローカルがコーヒーを求めてひっきりなしに立ち寄る姿を目にすることができます

2021年1月現在は店内のアクセスが規制され、テイクアウト用にエントランスにオーダーテーブルが置かれています。ただ屋外での飲食はできるため、通り向かいのパークレットの利用ができます。

また隣には小売店があり、ここでグッズやコーヒー関連雑貨などの購入もできますよ。

果たして伝説カフェのカプチーノはおいしいのか?

さて前置きが長くなりましたが、いよいよこの伝説のカフェで、噂のエスプレッソ系ドリンクをオーダーしてみます!

メニュー構成に関しては至ってシンプルで、エスプレッソドリンクを中心にイタリアンソーダなどを販売。軽食にサンドイッチやサラダなどもオーダーできます。

早速1950年代から70年間続く、人気のカプチーノをオーダー値段はちょっと高めのUSD4.5。支払いを済ませ店頭でしばらく待つと、紙コップに入ったカプチーノを手渡してもらえます。

カプチーノの感想

最初の感想は、「とにかくカップが熱い」ということ!。カプチーノは通常なめらかなミルクフォームを作るために60から70 ℃の間に温められますが、こちらのカプチーノはかなり熱くてびっくりです。

ミルクフォームに関しては、今はやりのクラフトコーヒーには程遠い、マシーンで作ったような泡立ち。かなり熱い上にスリーブも付けてもらえないため、すぐには飲めずしばらく待つことに…。

飲んだ感想は、苦味と雑味が強いということ。後味に焙煎の焦げのような苦味が残るなんだか昔ながらのカプチーノ…、と言ったところです。

昔と変わらないレシピを提供している、と言えばそれまでですが、最近流行りのなめらかなこだわりクラフトコーヒーに飲み慣れると、この無造作なカプチーノの味にびっくりするはずです。

最後に

サンフランシスコでもよく知られる伝説のカフェ「トリエステ」をご紹介しました。昔ながらの伝統的なカフェは、やはり店内に座ってその場の雰囲気を楽しみながら飲みたいもの。次回は店内の様子もレポートしたいと思います。

店舗情報

  • Caffe Trieste
  • 住所:601 Vallejo St, San Francisco, CA 94133
  • 営業時間:7AM-3PM
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