【サンフランシスコ・グルメ】これぞアメリカ人が思う「Mochi」!日本町の老舗カフェ「Benkyo-do」

サンフランシスコの日本町にある人気の老舗お餅屋さん「勉強堂(Benkyo-do)。1906年から110年以上も続く店舗は、店内もレトロで懐かしい雰囲気。作りたてお餅を食べられるサンフランシスコっ子に人気の老舗カフェをご紹介します♪

110年以上続く老舗カフェ

勉強堂の歴史は深く、初代オーナーが最初に事業を立ち上げたのが110年以上も前の1906年。現在の場所に日本町が形成されたのが、1906年のサンフランシスコ大地震の後とされるので、ここに日本町ができた直後から営業を続ける正真正銘の老舗店となります。

第二次世界大戦時は休業を余儀なくされましたが、現在は初代オーナーの孫2人が当時の味をしっかりと今に受け継いでいます。サンフランシスコでは甘いモチを食べられる場所として知られており、ショーウインドウに並べられる手作り餅をテイクアウトして楽しむ方法が主流です。

店内の様子はこんな感じ

エントランスから見た店内の様子は、このような感じ。左側にガラスのショーケースがあり、のれんの奥に厨房があります。

右側は、赤いカウンターが特徴の喫茶スペース。屋内飲食が制限されている2020年11月下旬、店内での飲食はできませんが、通常であればここで、コーヒーやサンドイッチなどもいただけます。

店内は所狭しといろんなものが並べられ、時計や暖簾・棚のディスプレイを含め昔の商店街にある駄菓子屋さんのよう。昭和レトロな雰囲気で、ノスタルジック気分も味わえます。

人気のモチを購入

ショーケースには作りたてのお餅が並べられています。これぞ、アメリカ人が想像する「モチ」です!勉強堂のお餅はライ豆で作った黒餡が基本ですが、季節によってブルーベリーやマンゴー、苺のフィリングも登場します。特に苺の季節は、苺がそのまま入った苺大福が人気。もともと大福は「腹太餅」という名称で呼ばれていたことから、ベーシックな大福は「Habutai」として販売されています。

今回購入したのが、なかなか他ではお目にかかれないよもぎ餅。加えて人気のマンゴーとHabutaiをセレクト。大福の値段は、種類によって変わりますが、ひとつUSD1.5〜1.8程度です。ちなみにここでの支払いは現金オンリーです。アップルペイはおろか、クレジットカードも使えませんので、必ず現金を用意しておきましょう!

欲しいお餅の種類を伝えると、このような透明のプラスティックの容器に入れてもらえます。ちなみに手前の容器には時計回りによもぎ→腹太餅(Habutai)→きな粉→マンゴー、奥の容器にはきな粉→よもぎ→ブルーベリーが入っています。

実際に食べてみたよ♪

それでは実際に食べてみます。お餅自体は一口サイズで、買ってすぐにそのまま摘むのにぴったりの大きさです。(実際に買ってすぐに店頭付近でそのままモグモグ食べている人を多くみかけます。)頑張ればそのまま一口でも食べられそうなサイズ感です。

断面図はこのような感じ。薄めのお餅にこし餡が包まれているのが分かります。1番ベーシックなHabutaiを食べてみました。ライ豆で作られた黒餡は甘さが控えめで、軽い食感。どっしりとした質感の小豆の餡に比べて、かなりあっさりとしています。

お餅が柔らかめで口当たりが非常に良く、この独特のもっちりとした食感がお餅に馴染みのない日本人以外の人にも受け入れられる理由かな、と感じます。あまり甘いものが得意でない方や、和菓子に慣れない人でも食べやすい味と餅ならではの食感は、また食べたくなるおいしさです!

一方、よもぎ餅はよもぎ独特の味わいが弱いように感じました。これも大衆に受け入れやすいように、ほのかな風味に仕上げているのかもしれません。昔ながらの着色料の色合いが気になるものの、どちらも癖のない食べやすい味わいです。

最後に

日本町で人気の老舗カフェ「勉強堂」のお餅をご紹介しました!誰にでも食べやすいように考慮されて作られた大福は、和菓子に馴染みのない現地のローカルにも広く受け入れられています。サンフランシスコの日本町を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね♪

店舗情報

  • 勉強堂
  • 住所:1747 Buchanan St, San Francisco, CA 94115
  • 営業時間:9AM-4PM(日月定休)

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