7月中旬に新たにミッション地区にオープンしたピッツァリア「イエローモトピッツァリア」。7月にフラワー+ウォーターから独立したばかりの新たな店舗をご紹介します。
フラワー+ウォーター系列から独立
セレブシェフトーマス・マクノートンが手掛けることでも知られる手打ち生パスタ店「Flour + Water」。その姉妹店「Flour + Water Pizzaria」が2022年6月に閉店し、代わりに3人の共同経営者のひとりデイビッド・ホワイトが独立。彼が手掛けるピッツァリア「イエロー・モト」が7月にオープンしました。
店名「イエローモト」は、彼の愛車・1963年製のイエロー・ランブレッタスクーターから来たもの。新たな店舗は、以前からのメニューはそのままに、より気軽に来店できる「Welcome. All」をスローガンとしています。
イエローモトの場所とアクセス方法
ミッション地区のメイン通り「バレンシア通り」と18番通りの角に位置するレストラン、ミッション地区でも混み合うエリアにあります。ユニオンスクエアからアクセスする場合は、MUNIの南行き線に乗車し、16丁目とミッション通りで下車。そのまま16丁目をバレンシア通りまで歩いて、左折し2ブロック南下するとレストランが右手に見えてきます。MUNIの乗車時間は約3分、移動時間は15分ほどです。
周辺の様子や雰囲気
このレストランのある18番通りとバレンシア通りがほぼ繁華街となるミッション地区、付近はおしゃれなレストラン・カフェ・ブティックが立ち並ぶ賑やかでヒップなエリアです。週末はローカルを中心に混み合う場所で、日中であれば、ひとりで散策しても治安的に問題のないエリアだと言えます。
外観
以前は東海岸のピッツァリアスタイルをテーマとしたシンプル&スタイリッシュな印象でしたが、今回吊りランプが変わり、どことなくポップなイメージに変わっています。また、店頭には店名を象徴lする黄色いスクーターが置かれています。
おそらく1963年製のランブレッタのレプリカだと思われますが、ドアと歩道を抜けた一直線状の通りの角にあり、バレンシア通りの反対側から見ても目立つフォーカルポイントになっています。
こちらが、6月まであったフラワー+ウォーターの様子。比べてみると、黒くて重厚だったメインエントランスのドアが黄色に塗り替えられているのがわかります。歩道脇のゆったりとしたテーブル席と車道のパークレットはそのまま維持されており、黄色がアクセントとなった明るくポップな印象です。
内観
バレンシア通りに沿って長い店内の様子。カウンター席が設けられ緑色のタイルに張り替えられています。外観とはうって変わって、緑がポイントとなった内装です。
店内の1番南側にテイクアウト用のピックアップブースがあり、仕切りの壁にイエロースクーターのイラストが描かれています。
南側から見た店内。中央に集まるように吊り下げられたランプシェード、あちらこちらに置かれた観葉植物、本が置かれた吊り棚など、以前ご紹介した「ペニーローマ」と感じが非常に似ています。内装に関しては、緑のタイルと天井のペイント以外、あまり大きな変化はない印象です。
メニューとオーダーしたもの
メニューは紙製で、テーブルに案内してもらった際に水と共に持ってきてもらえます。フラワー+ウォーターと比べるとカクテルがより充実しており、今トレンドのモクテル(アルコール抜きカクテル)も掲載されています。フラワー+ウォーターにはなかった自家製レモネードも登場しています。
ピザはトマトソースとホワイトソースの2種類に分かれており、どちらも極薄生地のピザを提供しています。ピザに関しては、前店舗と同じメニューです。典型的なアメリカのピザ屋の定番フレンチフライやフランドチキンなどはなく、カリフォルニア料理レストランが作ったピッツァリアといった構成です。
自家製レモネード
以前は缶入りソーダしかなかったため、非常に嬉しいのがこの「自家製レモネード」。こちらは炭酸水ではなく、フラットウォーターで作られています。味に関しては特にツイストはなく、一般的なレモネードです。
揚げカリフラワー
続いて人気メニューの「揚げカリフラワー」。揚げたカリフラワーに、レモンビネガー・バターミルクレーズンピュレー・レーズンピクルス・揚げケーパー、そして新鮮なミントがブレンド。揚げ物特有の重さを柑橘とピクルスの酸味が上手にカバーしており、意外な味の組み合わせです。
サラダ
「ビブ・サラダ」。アボカドをベースにしたクリーミーな自家製ドレッシングの上に香ばしいサンフラワーシードがトッピングされています。ビブレタスのほかに、薄切りフェンネル、茹でたスナップピーとアスパラガスがついており、非常に贅沢。まさに素材を味を活かしたサラダと言えます。
マルガリータピザ
「マルガリータピザ」。モッツァレラチーズ・バジル・オリーブオイルのみのシンプルなトッピング。焼き立ての香ばしい生地と、バランスの良いピザソースがまさに万人受けする味わいです。アメリカのピザ特有のチーズの油っこさは皆無。量も程よく男性なひとりでいただけるサイズと言えます。
最後に
先月オープンしたばかりの「イエローモト」。これから徐々に変わっていくのかもしれませんが、今のところサービスも内装・味や盛り付けも以前とほぼ変化はない印象です。バレンシア通り沿いにあり、アクセスも非常に良いことから、カリフォルニアらしい新鮮な上質ピザを体験してみたい方にぜひおすすめです♪
店舗情報
- Yellow Moto Pizzeria
- 住所:702 Valencia St, San Francisco, CA 94110
- 営業時間:5PM-9PM