サンフランシスコ・日本町でおいしいお寿司を提供する「寿司庵」。純和食を提供するこじんまりとしたレストランをご紹介します。
寿司庵の場所とアクセス方法
場所はこのブログでも何度も登場している日本町。寿司庵はダイソーが入るジャパンセンターイーストモール内2階にあります。このモールは平和広場の東側の建物となり、ダイソーを抜けて右側にある赤い橋を使って2階に上がるとカブキホテルに続くコンコースの手前にあります。ユニオンスクエアからは、38番バスを利用すると、乗り換えなしでアクセスが可能。パウエル&ゲーリーの停留所から西行きの38番バスに乗車し、フィルモア&ゲーリーの停留所で下車します。移動時間は約30分です。
レストランの外観
2015年にオープンしたレストラン、エントランスの様子がこちら。小さな看板があるだけで分かりにくいのですが、カブキホテルに続くコンコースの手前、エレベーターのすぐ隣に位置します。
レストランの外観
エントランスから入った様子。ちょっとした廊下のようなスペースがあり、左手の暖簾には厨房、朱色の暖簾の先にダイニングスペースがあります。
暖簾を開けた先にある店内の様子。細長いレイアウトで、席数は16席の非常にこじんまりとした空間です。こちらのレストランは、カウンターでオーナーシェフの方がひとりでお寿司を握っておられます。リッチモンド地区にある寿司レストラン「Koo」を長年経営した後「本来の寿司レストランのあるべき姿」という信念のもと、日本町にあるこちらのレストランを2015年にオープン。一昔前にアメリカで主流だった仰々しい巻き寿司や斬新なソースなどは皆無の、伝統的なお寿司を提供し、2021年にはミシェランガイド入りも果たしています。
メニューとオーダーしたもの
メニューはアラカルテもありますが、人気なのが2種類のおまかせコース。小鉢料理をより楽しめるのが$125のシェフのおまかせで、7貫の握りのほかに、お刺身、小鉢、お味噌汁にデザートなど、8種類のコースが付いてきます。よりお寿司を堪能したい方は$135のおまかせ握りがおすすめ。こちらは、12貫の握りに、巻き寿司と3種類の小鉢、そしてお味噌汁が付いたコースで、トロとウニ付きです。
ここからは、筆者がオーダーした$125のシェフのおまかせコースをご紹介します。まず登場したのが、「2種類の前菜」。こちらのレストランで出される食器は、どこか懐かしいシンプルな陶器が使われています。炙った本鮪と、金目鯛の素材が活かされた2品です。
三日月のシルエットをしたゴージャスなお皿に入って登場したのが「お刺身のお造り」。マグロ2種類とカンパチと鯛の4種類の新鮮なお刺身です。
続いて登場したのが、サーモン、りんごと枝豆を合わせた小鉢。こちらは、りんごとサーモンが融合したちょっと斬新な味の組み合わせです。
サーモンの後に出てきたのが「茶碗蒸し」。いくらがトッピングされています。前回ご紹介したAkikosとは対照的な、ベーシックでほっとする見た目と味わい。鍛金のスプーンが印象的です。
続いて身が締まった「切り身の焼き魚」。こちらは、結構食べ応えがあります。
いよいよ登場するのが、7貫の握りです。カウンターに座ると、目の前で握ってそれぞれ順にいただけます。握りはAkikosとほぼ同じ、コンパクトな一口サイズ。今回登場したのが、カンパチ、鯛、ニュージーランドのキングサーモン、鰯、縞鯵、北海道のホタテ、最後にトロ。オーナーシェフの方が、自ら仕入れられているだけあって、それぞれネタがどこからのものか、きちんと把握されていらっしゃいます。個人的に好きだったのがホタテとトロ、それから鯵です。
握りが終わると、熱々の「お味噌汁」をいただけます。豆腐、ネギ、わかめのスタンダードな具材入り。
最後のデザートに登場したのが、「苺大福」。苺の赤が映えるデザートは、ちょうど一口分の大きさ。熱いスープの後に、新鮮な苺でリフレッシュできます。
最後に
日本町で食べるお寿司スポットとしておすすめの「庵」をご紹介しました。こちらのレストランは、「小さい寿司クラブ」や「ハンドロール・プロジェクト」のような目新しさや斬新さはありませんが、安定した美味しさの伝統的なお寿司をいただける場所です。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪
店舗情報
- An | Japanese Restaurant
- 住所:22 Peace Plaza, #510, 2nd Floor, San Francisco, CA 94115
- 営業時間:水〜土 5:30 pm – 9:30 pm 月火定休