【サンフランシスコ・グルメ】ベジタリアンおまかせを体験♪「Chisai Sushi Club」

グルメの街サンフランシスコ、おいしいおまかせのお寿司を提供するレストランは数多くありますが、ベジタリアンにも対応したレストランはなかなか少ないもの。そんな中、ベジタリアンのおまかせコースを楽しめるお寿司やさんが、2021年9月にオープンしました♪「小さい寿司クラブ」をご紹介します♪

予約必須!小さなお寿司屋さんが登場!

2021年9月、バーネルハイツ地区にオープンしたのが「小さい寿司クラブ」。元々は「一鮨」という人気のお寿司屋さんだった店舗を引き継いだ形となります。店舗をオープンしたのは、サンフランシスコの高級レストラン「Akiko」や「Robin」での経験を持つ「エリック・アプリン(Erik Aplin)」シェフ

日本人とスカンジナビアのハーフの方で、伝統的というより彼ならではの「アメリカ&ジャパニーズスタイル」のお寿司を提供し、人気となっています。「気軽に足を運べる近所のお寿司屋さん」というスタイルをもとに、比較的リーズナブルな価格帯で、普通の寿司に加えてベジタリアンでも楽しめるおまかせメニューを提供しています。

レストランの外観・アクセス方法

レストランはミッション通り沿い、ゴデウス通りという細い路地の角にあります。店頭はサンフランシスコによくあるショーウィンドウが両脇に設置されたタイプで、正面はガラス張りです。

看板などはありませんが、中が明るく寿司バーの様子が外からでも見えます。付近の様子ですが、大通りミッション通りに面しているものの人が常に行き交うような場所でもないため、治安的には悪くはないけどそこまで良い訳ではない、という印象。こちらのレストランは夜のみの営業なので、向かう場合はウーバーなどのシェアライドを使ってお店の目の前で下ろしてもらう方法がおすすめです。

レストランの内観

メインエントランスから見た店内の様子。奥行きのある細長いレイアウトで、右手にLの形をした寿司カウンター、手前にテーブルが置かれています。二人用のテーブルが6つ、カウンター席には8つのストールが置かれています。

木彫をメインとした暖かみのあるシンプルな内装は、カウンターに吊られたランプがアクセントになっています。テーブルの間隔は狭すぎず、居心地の良い空間が広がっています。ちなみに、筆者が訪れた際は、寿司バーには3人の寿司職人・奥にひとりのスーシェフ・ふたりのウエイターという構成で対応されていました。全体的に、こじんまりとした落ち着く雰囲気のお店です。

メニュー

メニューは紙に印刷されたタイプ。こちらは3つのおまかせコースから選ぶスタイルで、

  • 9種類の握りを楽しめる「小さい」(USD80)
  • 生牡蠣と12種類の握りで構成された「大きい」(USD110)
  • ベジタリアンのおまかせ「野菜」(USD65)

から選択可能。サンフランシスコのきちんとしたお寿司屋さんで、おまかせをUSD80で楽しめるとは、かなりリーズナブルな値段設定です。

「小さい」と「野菜」おまかせはこんな感じ!

それでは、今回オーダーした「小さい」と「野菜」のおまかせコースをご紹介します。

飲み物とテーブルセッティング

ほうじ茶(USD6)

まずはテーブルセッティング。落下防止のためかお箸はセンターに配置されています。布ナプキンもセットされています。緑茶は付いてこないので、ほうじ茶をオーダー。茶葉はハリオのガラス急須に入れられており、熱いお湯を追加で注いでもらえます。

サラダ

まず最初に登場したのがサンフランシスコの名産品として有名な「ダンジネス蟹」を使ったクラブ・ルイサラダ。このルイサラダはサンフランシスコが発祥とされており、まさにローカルの食材を活かした一品です。このお皿の余白を活かした盛り付けが、ミッション地区にある人気レストラン「Al’s Place」を彷彿とさせます。

野菜おまかせに出てきたのが「酢の物」。わかめときゅうり、柿のお酢の物です。わかめの食感がシャキっとしていて、ちょっと甘め。柿を使うことで、彩りのよさもアップしています。

お刺身

続いて登場したのがお刺身。手前は、鮪としめじのお刺身に四川ソースが掛かった一品。上に紫蘇の細切りが置かれています。四川ソースは、胡麻油が効いたピリ辛で、ポケのような味わいです。ベジタリアンはトマトのお刺身。こちらにもしめじが使われています。

握り1

ここからは3種類の握りがお皿に載って3回登場します。握りはどれもやや小さめで、口やお箸を使って噛み切る必要がなく、お箸を使い慣れない層でも簡単に食べられるサイズ感です。お箸が苦手でも、一口大なので手軽にいただけます。全ての握りにはそれぞれ違ったソースがほんのり塗られており、卓上にお醤油やガリは置いてありません。最初の3貫は、「ヒラメ・あじ・イエローテール」。

気になるベジタリアン握りはまずこちら。「焼いた椎茸・トマト・アボカド」の3種類。椎茸とトマトがリアルな見た目で、まるで鯖とまぐろのよう。こちらもそれぞれに異なった味付けがされているので、お醤油を付けずにそのままいただきます。

握り2

続いて登場したのが「真鯛・鮭・カンパチ」の3種類。鮭に付けられた濃厚なソースが、鮭と相性が良くて印象的でした。

ベジタリアン握りは「焼き那須・きゅうり・東京ねぎ」。

握り3

最後の3貫は「鯖・鱈・鯛」のラインナップ。鯖はお酢で程よく締めてあります。

ベジ握りの最後は「湯葉・稲荷・アスパラ」。食べ終わるとウェイターの方から「握りはここまでだけど、追加で注文はありますか?」と聞かれ、ない場合は次のコースに進みます。

手巻き

こちらがこのレストランオリジナルの手巻き。特製で作られた木のお皿に盛り付けられています。左が「ネギはま」、右が「デリ・スタイル」。このデリスタイルとは、マリネ液に漬け込んだロックス人参、きゅうり、アボカド、赤キャベツ・ケッパーが具材として使われた「小さい寿司」のオリジナル。ロックスにケッパーの組み合わせを手巻きに応用した斬新な味わいです。

手巻きはとにかく焼き海苔がふんだんに使われており、新鮮な海苔の香りが贅沢です!

デザート

最後に登場したのが、季節の果物「柿アイスクリームとたい焼き」。ここに焼き立てのたい焼きが付いてきます。このたい焼きはコーンマフィン生地を原材料としているそう。アメリカで馴染みの深いとうもろこしマフィンを、たい焼きと融合させたここだけのオリジナル。熱々でクリスピーなたい焼きと、冷たい柿のアイスクリームは組み合わせも絶妙です。

最後に

サンフランシスコで今人気のお寿司処「小さい寿司クラブ」をご紹介しました。全体的にどの料理も程よい量で、おいしくいただけるのが魅力です。このように地元と日本の食文化と融合させた新しいスタイルのお寿司は、やはりアメリカならでは。日本とは違ったお寿司を滞在中にぜひ味わってみてください♪ なお、こちらのお店は常に混んでいるため、事前に予約が必要です。

店舗情報

  • Chīsai Sushi Club
  • 住所:3369 Mission St, San Francisco, CA 94110
  • 営業時間:月〜水 5:00-9:00PM, 木〜日 5PM〜10PM

関連記事

ブログランキング・にほんブログ村

You may also like