サンフランシスコ観光のメッカ、フェリービルとユニオンスクエアを繋ぐ地区エンバカデロに2025年に登場したばかりの映えスポットをご紹介します。
1. ♡SFのアートオブジェクト

2025年7月24日、「Heart SF」と呼ばれるアートインスタレーションが誕生しました。設置場所は、サンフランシスコのメインストリートであるマーケット通りと、カリフォルニア通りの路面電車始発駅、さらにドラム通りが交わるロバート・フロスト広場。市内でも特に人通りが多い賑やかなエリアに登場し、新たな人気フォトスポットとして注目を集めています。

カリフォルニア通りへと続く長い坂道とレトロな路面電車を背景に撮影できるこの作品は、高さ約2.1メートル、幅約4.9メートル、重さ約1,100キロ。「ダウンタウン・ゲートウェイ」再生プロジェクトの一環として設置され、ダウンタウンSFの活性化と観光客・市民の歓迎を目的としています。

注目すべきは、通常なら数年を要する計画・許可プロセスを経ず、わずか数か月で設置が実現した点。これは、サンフランシスコ市の新しい迅速許認可制度 「Love Our Neighborhoods プログラム」 の導入によるものです。

ちなみに、以前紹介したチャイナタウンの新たな地下鉄駅正面に2025年7月下旬設置されたばかりの、日系アーティスト 新居富江(Tomie Arai) さんによる常設建築一体型ガラスアート作品 「Arrival」 も、このプログラムの成果のひとつです。こちらの画像も、後ほど追加します。
2. R-Evolution:巨大な女性像

ハートSFのオブジェクト越しにも見えるのが、「R-Evolution」と呼ばれる巨大な彫刻です。ベイエリア出身アーティスト、マルコ・コクレーンによる作品で、高さは約13〜14メートル、重量はおよそ14.5トン。2015年のバーニングマンで初披露された後、ラスベガスやマイアミでも展示され、現在はサンフランシスコ市内の中心部に置かれています。

マーケット通りの起点となる現在の場所に設置されたのは、約半年前の2025年4月10日。その圧倒的な存在感は、すでにエンバカデロの新たなランドマークとなっています。どこからでも目を引くため、待ち合わせ場所としても最適。夜になるとライトアップされ、幻想的でドラマチックな雰囲気を楽しめます。

サンフランシスコの大通り、マーケット通りを真っすぐ進むと、その先に行き着くのがレインボーカラーの街並みで知られるカストロ地区。巨大な女性像は、ケーブルカーのベルやフェリーのサイレンが響くピアを背景に、人波で賑わうマーケット通りの喧騒を静かに見つめています。
最後に
サンフランシスコ観光で見逃せない最新の立ち寄りスポットを2か所ご紹介しました。どちらもダウンタウン観光に便利なロケーションにあるため、ユニオンスクエアからフェリービルまで歩く途中に立ち寄るのにもぴったり。新たな“映えスポット”で、旅の思い出に残る写真を撮影してみてください♪