【サンフランシスコ・グルメ】チョッピーノが絶品!カストロ地区の小さなレストラン「Anchor Oyster Bar」

カストロ地区の人気シーフードレストラン「アンカーオイスターバー」、こじんまりとした店舗は、ミシュランビブグルマンを獲得したローカルの人気店です。

アンカー・オイスターバーの場所とアクセス方法

アンカー・オイスターバーは、カストロ地区の目抜き通り「カストロ通り」沿い、18番通りと19番通りの間に位置します。ユニオンスクエアからのアクセスは観光を兼ねて、路面電車Fトレインの利用がおすすめ。パウエル通りとマーケット通りの停留所から路面を走るFトレインに乗車し、レトロな車内から車窓を楽しみましょう。最終駅のカストロ駅で下車したら、そのままカラフルなカストロ通り沿いを南に2ブロック南下すると、左手にレストランが見えてきます。移動時間は約30分です。

レストランの外観

カストロ通り沿いにあるレストランの外観。大きな窓には、大きな救命浮き輪がリースのように飾られています。メインエントランスに置かれた木の樽、白と青に統一された色調など、マリーンのイメージで可愛らしくまとまっている印象です。

まずはドアにあるウェイトリストに名前と人数、到着時間を記入します。後は、名前が呼ばれるまで店頭付近で待機する形となります。

歩道の向かい側に設置されているのが、パークレット席。テーブルは3ヶ所あり、それぞれにヒーターも設置されています。簡易的ではなく、意外としっかりとした作りです。こちらのテーブルだと、4人でゆったり座れるスペースが確保されています。

レストランの内観

メインエントランスからみたレストランの様子がこちら。入ってすぐ右手にテーブルがひとつあり、左側にバーカウンター、右の壁沿いにテーブルが二つあるのみのこじんまりとしたレイアウトです。店内は白が基調となり、マリーンを連想させるデコレーションが品よく施されています。キッチンは一番突き当たり奥にあります。

キッチン側から見た店内の様子。ニューヨークのウェストヴィレッジのカフェを思い起こさせるような狭さは、サンフランシスコでも珍しいと言えます。カウンター席は7つのスツールがあり、テーブル席は4人まで座ることができます。

メニューとオーダーしたもの

メニューはこのような感じ。紙製で、紺色に碇の模様が入った可愛らしいデザインです。メニューは大きく甲殻類・サラダ・スペシャル・アントレー・ドリンクに分かれており、シーフード専門店らしく、数的にはそこまで多くないイメージです。看板メニューのチョピーノは、真ん中にダンジェネス蟹のイラストが鎮座しており、かなりの存在感です。

店内右手のあるカウンターに掲げられているのが、この日の特別メニュー。通常メニューのほかに、ここからこの日の特別メニューを選ぶことができます。

Caesar Salad (USD16)

まずは前菜の「シーザーサラダ」。アメリカのサラダの定番ともされるシーザーサラダ、簡単なようで奥が深い逸品ですが、こちらはドレッシングの分量が絶妙で、チーズのくどさを感じることなくあっさりいただけました。付け合わせのクルトンが香ばしく、かなり美味しい方のサラダです。

Oysters (USD3.5 each)

トマレス湾のミヤビ、ブリティッシュコロンビアのキッシ、ニューブランズウィックのアカディアンの3種類のオイスター。どちらも身が締まっており臭みを全く感じません。個人的には肉厚のミヤビが好みでしたが、どれも口に含むとレモンとお酢の爽やかな酸味に海と潮の香りを感じることができます。

Seared Scallops (USD19)

この日のおすすめメニューにあった「ホタテのソテー」。肉厚のホタテをバターで炒めた一品です。ホタテの旨みとバターの濃厚さと香ばしさが濃縮されたジューシーな味わい。シトラス味のアイオリソースが付いてきますが、レモンを絞っただけだと、ホタテのおいしさをダイレクトに感じることができます。

Small Choppino (USD50)

こちらがサンフランシスコ発祥とされる郷土料理「チョッピーノ」。チョッピーノはラージとスモールから選べ、こちら二人分のスモールサイズとなります。具材がかなりぎっしりと詰まっており、食べ応えは満点です。以前ご紹介したノースビーチのソットマーレに比べると、ハーブと白ワインが効いたあっさりとしたより洗練された味わい。中にパスタは入っておらず、蟹を中心に、ムール貝、アサリ、エビの甲殻類のほか、白身の魚が使われています。こちらをオーダーした際には、蟹のイラストが付いた使い捨てビブを手渡してもらえます。

ソットマーレのチョッピーノと食べ比べてみると、ソットマーレはどちらかというと庶民的、こちらはより上品な仕上がりです。どちらも美味しいのですが、活気ある雰囲気を楽しみたいのであればソットマーレ、上質なダイニングを楽しみたいのであればアンカーオイスターバー、と言った使い分けができます。

最後に

ローカルに人気のシーフードレストラン「アンカー・オイスターバー」をご紹介しました。ここは連日店頭に行列ができる人気店です。到着したらすぐに名前をウェイティングリストに載せて、店頭で待つことをおすすめします。食事の後は、カストロ地区はもちろん、そのままミッション地区まで徒歩で散策を楽しみましょう。チョッピーノに関しては、個人的にはソットマーレが好みですが、サラダや前菜はこちらがより美味しく感じました。迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。

店舗情報

  • Anchor Oyster Bar
  • 住所:579 Castro St, San Francisco, CA 94114
  • 営業時間:2 PM-8 PM (月火定休)

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