観葉植物「ホヤ」コレクション25選の成長記録 と育て方のコツ *2022年夏編*【シンプルライフ】

夏真っ盛りの北アメリカ・サンフランシスコ。現在育てているホヤ25種類のご紹介と成長記録をレポートします♪

TOC

観葉植物「ホヤ」とは?

近年観葉植物として注目を浴びているのが「ホヤ」。種類が多く、東南アジア・オーストラリア・中国と広い範囲で自生します。特徴は茎が伸びてトレイルを作る蔓性であること、茎の節部分から気根という根を出す性質を持つことが挙げられます。ペダンコと呼ばれる蕾から、円球の綺麗な花を咲かせます。基本的に葉が厚く、頻繁に水やりを行わないで済むため、お世話がしやすい品種です。

観葉植物として人気なことから、交配も広く行われています。900〜1,500もの種類があるとされ、希少な品種を集めたり、株を増やしたり、葉の模様や花の様子を楽しんだりとさまざまな楽しみ方ができる品種です。

【1】新しくお迎えしたホヤ「ホヤ・ワイエティ」

  • 正式名称: Hoya Wayetti(ホヤ・ワイエティ)
  • おすすめ度:★☆☆
  • 原産地:フィリピン

2022年2月に新たにお迎えしたのが、3インチ鉢に入った「ワイエティ」(アメリカでは「ワイエティアイ」と発音)。シュッとした細長い葉っぱが特徴で、蔓が伸びてトレイルを作ると可愛らしい見た目になります。暖かくて湿度の高い環境を好みますこの長い葉っぱが茂り、トレイルを作るとかなり見栄えのする品種です。

お迎えした直後根腐れが発覚し、今は「フルーバル」と呼ばれる阿蘇山の火山性土使った用土に切り替えて約2ヶ月経過。ようやく葉にハリが出てきた段階です。おそらくこの2枚が新葉のよう。意外と栽培にコツがいるのでおすすめ度は星3つ

【2】ホヤ・スタンダード・カルノーサ(Hoya st. Carnosa)

  • 正式名称:Hoya st. Carnosa (ホヤ・スタンダードカルノーサ)
  • おすすめ度
  • 原産地:東アジア・オーストラリア

個人的におすすめしたいのがこの「スタンダード・カルノーサ」。分厚い緑の葉っぱを持つ、いわゆる一般的なホヤです。地味な見た目ですが環境に強く、水やりを多少怠っても順調に成長してくれます。また日差しにも強く、直射日光でも長時間でなければ葉焼けの心配もありません。

こちらが半年前の様子。最初に譲っていただいたときは、全体的に葉っぱが黄色でしたが新しく出てきた葉っぱは深い緑をしており、シルバーの斑点が入っています。縁に深緑のマージンが入り、地味なりに美しい見た目を持ちます。

このように新葉が大きく成長しているのは、用土から栄養をきちんと取り込んでいる証拠。我が家のホヤの中で、唯一2年連続で春に開花してくれました。

花は丸い球体をしており、淡いピンクの花びらと濃いピンクの副花冠の2色構成。香りはほんのりと甘い香りがします。小さな星が集合体となった蕾が徐々に大きくなる様子も見応え抜群です、お世話が簡単で、環境に強いことからおすすめ度は星5つ

【3】ホヤ・レツーサ(Hoya Retusa)

  • 正式名称:Hoya Retusa (ホヤ・レツーサ)
  • おすすめ度:☆☆
  • 原産地:インド・東ヒマラヤ

細い松のような極細い葉が作り出す花火のようなシルエットが美しい「レツーサ」。我が家のレツーサは半年前とあまり変化がありません。もっとこう花火のような形の葉が下にどんどん垂れていくようなイメージだったのですが、ここ半年で伸びたのは、数本の茎でしかも上の方に向かって伸びています…。

どのくらい伸びたのかというと、矢印のように隣の吊り鉢に寄生して上に伸び、さらに天井に到達。もうちょっと大きな葉がバサッと下に伸びて欲しいのですが、もしかしたら用土が乾燥しすぎているのが原因かもしれません。もうちょっと水やりの頻度を増やしてみようと考えているところ。

こちらが半年前の様子。鉢まわりの葉に特に変化は見られません。去年は時々白い花を咲かせてくれたのですが、今年はまだ開花していません。意外と成長に時間が掛かるので、おすすめ度は星3つ。

【4】ホヤ・チェルシー(Hoya Chelsea)

  • 正式名称:Hoya Chelsea(ホヤ・チェルシー)
  • おすすめ度:☆☆
  • 原産地:東アジア・オーストラリア

カルノーサと同じ種類で、まるっとした厚い葉が特徴なのが「チェルシー」。この子をお迎えしたのが2020年12月なので、約1年半程度我が家にいてもらっています。カルノーサと同じく葉が厚く成長は遅め。

半年前の画像と比べても、茎がちょっと伸びたかなぁといった程度。チェルシーの丸くてしっかりとした葉は、トレイルを作ると可愛らしいので、気長に大きくなるのを待ちたい種類です。環境適応が難しいので今のところ、おすすめ度は星2つ

【5】ホヤ・オボバタ(Hoya Obovata)

  • 正式名称:Hoya Obovata (ホヤ・オボバタ)
  • おすすめ度:
  • 原産地:インド・インドネシア・タイ・フィジーなど

丸みを帯びた大きな葉の「オボバタ」。我が家の茎1本のオボバタは、前回に比べてグンと茎が伸びました。

こちらが、半年前の様子。新葉が出てきていた状態でしたが、あの新葉が大きく成長し、その下の節部分からも葉が伸びているのが分かります。このように出てくる新葉がより従来の葉より大きいのは、用土に十分な栄養素が含まれている証拠。今後先端部分が伸びていくのか、今後の経過が楽しみな鉢です。環境に慣れると大きな葉が結構早いスピードで成長するため、見応えがあります。おすすめ度は星4つ

【6】ホヤ・リネアリス(Hoya Linearis)

  • 正式名称:Hoya Linearis(ホヤ・リネアリス)
  • おすすめ度:★★
  • 原産地:ヒマラヤ・インドシナ半島

柔らかでビロードのような質感の葉を持つ「リネアリス」。前回はお迎えしたばかりでまだ環境に慣れておらずよ弱々しい感じでしたが、あれから半年気づかないうちに随分トレイルが長くなりました。現在1番長いのは約27センチ。長く伸びてくれると非常に映える種類です。

こちらが半年前の様子。この画像を見比べてみても、かなりトレイルが伸びたのが分かります。最初は栽培が難しいと感じていましたが、環境に慣れるとあっという間にトレイルが伸び、まさに吊り鉢にぴったりです。おすすめ度は星5つ

【7】ホヤ・オーストラリス(Hoya Australis)

  • 正式名称:Hoya Australis (ホヤ・オーストラリス)
  • おすすめ度:★★☆☆
  • 原産地:オーストラリア

前回根腐れの影響で、LECAと呼ばれるハイドロボールを使ってセミハイドロに切り替え療養中だった「オーストラリス」。あの後、しっかり健康な根っこが育ち、葉っぱ自体もしっかりと厚みを帯びてきましたが、今度はミーリーバグ(コナカイガラムシ)と呼ばれる害虫が発生。害虫の除去をするために葉の掃除を行い、セミハイドロから用土に鉢替え、U字のトレリスに変更しました。

本来ならメンテがあまり要らないはずの種類ですが、我が家ではなぜか災難続き…。今回の鉢替えでしっかり根付いてくれれば半年後にはもっとしっかりとした状態に戻るはずです。条件が合えば、成長が早いのですが、我が家ではなかなか困難続きなのでおすすめ度は星3つ

【8】ホヤ・オーストラリス・リサ(Hoya Australis Lisa)

  • 正式名称:Hoya Australis Lisa (ホヤ・オーストラリス・リサ)
  • おすすめ度:★★
  • 原産地:オーストラリア

オーストラリスに模様が入ったバージョンが「オーストラリス・リサ」。2021年までは入手が困難でしたが、最近園芸店でもチラホラ見かけるようになってきました。そして今年の夏には、庶民の味方「トレジョ」にも登場!右が園芸店で購入した株と以前から所有していた株を合わせた鉢で、左側が幸運にも6月にトレジョで手に入れた鉢です。

どちらも順調に成長をしており、新葉も付いています。リサの葉自体とてもきれいなのですが、新葉は特に赤味がかった色をしており、まさにベビーのような見た目です。通常班入りの種類は栽培が難しいのですがリサの場合は、比較的難易度が低いように感じます。

半年前の初代株の様子。お迎えしてから半年以上は同じような感じでしたが、暖かくなって赤い新葉が付きました。比較的育てやすく、葉色の綺麗さに加えて赤い新葉などの成長過程も楽しめるためおすすめ度は星5つ

【9】ホヤ・マチルダ(Hoya Mathilde)

  • 正式名称:Hoya Mathilde (ホヤ・マチルダ)
  • おすすめ度:★★
  • 原産地:カルノーサとサーペンズのハイブリッド種

ここ一年ほど成長がなかった我が家の「マチルダ」。いろんな動画で「こんなに簡単に成長するホヤはない」ぐらいの勢いで紹介されていますが、所有しているマチルダはほど1年同じ状態でした。前回の記事でも明記したように、テラコッタ鉢が乾きすぎるのかと思って一旦ハイドロに切り替え、湿ったモスを用土に使いテラリウムの中に入れてみました。

夏が来て気温が上がりはじめると、今までの経緯が嘘のように茎を伸ばして新芽を付けています!現在は、L.Aで買った小さな2鉢のマチルダと共に大きな鉢に鉢替えしようかと計画中。ただせっかく元気に成長を続けているので秋口まで待つ予定です。まんまるの小さな葉っぱが可愛らしく、条件が合えばおすすめしたい品種です。

まだテラコッタ鉢に植えていた半年前の様子。この画像では葉の数が数えるほどですが、暖かくなってから茎の部分が伸び多くの新葉が付いたのがわかります。おすすめ度は星4つ

【10】ホヤ・プビカリクス(Hoya Pubicalyx)

  • 正式名称:Hoya Pubicalyx(ホヤ・プビカリクス)
  • おすすめ度:
  • 原産地:フィリピン

アメリカで広く流通しているホヤのひとつ「プビカリクス」。育てやすく、お値段も手頃なのでホヤ好きならほぼ所有している品種になります。細長い葉と尖った葉先、細かなスプラッシュが特徴で、葉っぱの幅がずんぐりしたタイプもあります。我が家のプビカリクスは、細い葉と綺麗なスプラッシュで華やかです。

こちらは半年前の様子。こちらと比較しても、あまり変化はありません。隣に吊るされているレツーサに押され気味な感じですが、根腐れなどの様子はありません。成長は比較的遅いので、おすすめ度は星4つ

【11】ホヤ・ケリー(Hoya Kerrii)

  • 正式名称:Hoya Kerrii(ホヤ・ケリー)
  • おすすめ度:★★
  • 原産地:東南アジア

我が家に2鉢ある「ケリー」。左の8インチ鉢は、L.Aのフラワーマーケットで2021年12月に購入したもの。どちらも冬の間は変化がなかったのですが、夏になってから、新葉が付きはじめました。

こちらが半年前の様子。この頃に比べると、茎が伸び葉の数も増えているのが分かります。冬の間はあまり変化はありませんでしたが、暖かくなるにつれて両方の鉢に成長の兆しが見えてきました。

このようにどの節の部分も膨らんできており、新葉が出てきそうな気配がしています。4インチ鉢も小さな新葉が付いており、暖かくなって順調に成長しています。おすすめ度は星4つ

【12】ホヤ・ベラ(Hoya Bella)

  • 正式名称:Hoya Bella(ホヤ・ベラ)
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地:ヒマラヤ・ミャンマー北部近辺

ホヤにしては珍しく茎にしなりがなくまっすぐに伸びるのが「ベラ」。茎に沿って規則的にびっしりと付いた可愛らしい葉が特徴です。環境が合えば成長が早く、増やすのも簡単だと言われています。

こちらが半年前の様子。この頃の鉢に比べると、全体的に茂ってきたように感じます。前回と同じように小さな蕾は付けるものの、開花することなく枯れてしまう状態が続いています。

現在は茎の先端に小さな新葉がつき、それが順調に育っている段階。今年こそは開花してほしい品種です。環境が合えば成長は早いので、おすすめ度は星4つ

【13】ホヤ・マクロフィラ(Hoya Macrophylla)

  • 正式名称:Hoya Macrophylla(ホヤ・マクロフィラ)
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地:ボルネオ島

大きく厚みのある葉、くっきりと浮き出た葉脈そしてクリーム色のマージンが美しい「マクロフィラ」。前回根腐れが発覚し、LECAで療養中でしたが、あの後新しい根が出てくれ、元気に成長中です。

こちらが半年前の様子。この頃に比べると、茎が両サイドにモビールのように伸びているのが分かります。

また新しく出た葉っぱは、マージンのクリーム色の代わりに紅色をしています。おそらく他のホヤと同様、成長するにつれてクリーム色に変化するのでしょうが、マクロフィラはこの見た目の華やかさでインテリアのアクセントになってくれる品種。葉焼けの心配もなく、個人的にぜひおすすめしたい鉢です。おすすめ度は星4つ

【14】ホヤ・ブートニアエ(Hoya Burtoniae)

  • 正式名称:Hoya Burtoniae(ホヤ・ブートニアエ)
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地:フィリピン
ベルベッドのように光沢のある葉と、つる性の茎を持つ「ブートニアエ」。2021年秋ごろに購入した小さな鉢に加えて、今回8インチの大きめ鉢をお迎えしました、どちらも順調に茎を伸ばし新葉を付けています。

こちらが半年前の様子。当時もわずか4枚だけだった小さな挿し木の成長に驚きましたが、あれから半年した今は更に茎が伸び葉数が増えています。環境の変化に強いので初心者にもおすすめだと言えます。

特に夏の間、ラナイに吊り鉢にしている鉢は、サンストレスによって葉色がバーガンディーに変色して更に魅力的な見た目に。新葉もたくさん付いており、順調です。まだなかなか出回っていない品種ですが、見た目の美しさ・育てるのが簡単という面からおすすめ度は星5つです!

【15】ホヤ・クローニアナ ブラック(Hoya Krohniana Black)

  • 正式名称:Hoya Krohniana Black(ホヤ・クローニアナ ブラック)
  • おすすめ度:★★
  • 原産地:東南アジア諸国

小さなスペードのような形と濃い深緑の葉色が特徴なのが「クローニアナ・ブラック」。2枚葉の短い挿し木を株分けしてもらってから約1年、しっかりと根が伸び健康に育っています。

半年前と比べると、根元付近の小さな葉が大きくなっているのが分かりますが、その他はあまり変化が見られません。成長は比較的遅めです。見た目は非常に美しいのですが、珍しい品種なので入手が難しいこと・成長が比較的遅めなことからおすすめ度は星3つ

【16】ホヤ ・カーティシー (Hoya Curtisii)

  • 正式名称:Hoya Curtisii(ホヤ・カーティシー)
  • おすすめ度:☆☆☆
  • 原産地:フィリピン・マレーシア・タイ

迷彩模様とスペードのような葉を持つ「カーティシー」。右の8インチの釣り鉢は、3カ月ほど前に新たに園芸店からお迎えしたもの。

前回なかなか成長してくれいことからテラコッタ鉢からプラスチック鉢に鉢替えしようかと考えていましたが、暖かくなって新葉が出てくるようになりました。

こちらが半年前の様子。新葉が全くなく、元気のなかった当時に比べ現在は多少持ち直しましたが、他のホヤのような瑞々しさがない品種です。茎の部分が繊維質で茶色に近い見た目と、成長速度の遅さからおすすめ度は星2つ

【17】ホヤ・ポリネウラ(Hoya Polyneura)

  • 正式名称:Hoya Polyneura(ホヤ・ポリネウラ)
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地:ヒマラヤ・雲南省北西部

この半年の間に新葉が4枚とも落ちてしまった「ポリネウラ」。前回までは順調に成長していたのに、現在は2枚だけの状態になってしまいました。落ちた葉は用土に挿していますが、こちらが成長するかは謎。これ以上放っておくと葉が全て落ちてしまうと判断し、鉢替えを行いました。

こちらが半年前の様子!マーメイドのような6枚の葉が並ぶ様子が非常に瑞々しく、爽やかです!このまま成長してくれると思っていましたが、なかなか思うようにいかないのがホヤ栽培です…。

現在はクローシェの中に入れ、湿度を上げた状態で経過観察を行なっています。葉の根元から新しい茎のようなものが伸びています。この子が無事に成長してくれるのを見守るばかりです。環境が合うと成長が早いこと・非常に映える葉を持つため、おすすめ度は星4つ

【18】ホヤ・サンライズ(Hoya Sunrise)

  • 正式名称:Hoya Sunrise(ホヤ・サンライズ)
  • おすすめ度:★★☆☆
  • 原産地:東南アジア

2020年あたりからアメリカで人気の品種が「サンライズ」。大きめの葉に明るい葉脈があり、日に当たるとサンストレスによって葉色が赤みを帯びます。茎が伸びてトレイルを作り、この華やかな見た目が魅力。

我が家のサンライズも、テラリウムに入れライトの下で過保護に育てていますが、この半年あまり成長に変化はありません。そこで今回場所を変え、ロフトの天窓の真下にあるシェルフに移動。この夏、成長を期待する一株です。おすすめ度は現在時点で星3つ

【19】ホヤ・カルノサ「クリムゾンクイーン」(Hoya Carnosa Krimson Queen)

  • 正式名称:Hoya Carnosa Krimson Queen(カルノサ・クリムゾン・クイーン)
  • おすすめ度:★★
  • 原産地:インド・タイ・中国

濃い緑の葉の周りにクリーム色のマージンがある「カルノサ・クリムゾンクイーン」。広く普及している品種で、園芸店やホームセンターでも見かけお値段も手頃なので入手しやすい品種です。葉の周りのクリーム色が華やかで、見栄えが良く吊り鉢に良く合います。時々真っ白の葉が出てきますが、こちらは光合成ができずそのうちに枯れてしまいます。

半年前の様子がこちら。こちらもミーリーバグの被害に遭い、成長は遅め。茎が多少伸びましたが、思うほどの成長はありません。比較的簡単に手に入り、見栄えがよいことからおすすめ度は星4つ。初心者に特におすすめです。

【20】ホヤ・カルノサ「クリムゾンプリンセス」(Hoya Carnosa Krimson Princess)

  • 正式名称:Hoya Carnosa Krimson Queen(カルノサ・クリムゾンプリンセス)
  • おすすめ度:★★☆☆
  • 原産地:インド・タイ・中国

クリムゾンクイーンとは真逆で、内側にクリーム色の葉色、マージンに濃い緑の模様を持つのが「クリムゾン・クイーン」。我が家のクリムゾン・クイーンは4ヶ月ほど前に根腐れと起こしてしまい、現在フルーバルに鉢替えして経過観察中です。一時期は葉の厚さが極薄になり、もう駄目かと思いましたがなんとか持ち直してくれたところ。

こちらが半年前の様子。当時と比べても療養中ということもあり、あまり変化はありません。この品種も手頃な価格で比較的手に入りやすく、お手入れもそこまで難しくないためおすすめ度は星4つ。個人的に見た目はクリムゾンプリンセスの方が好みです。

【21】ホヤ・コンパクタ(Hoya Compacta)

  • 正式名称:Hoya Compacta(ホヤ・コンパクタ)
  • おすすめ度:☆☆☆
  • 原産地:オーストラリア・東南アジア

くるんと葉が巻いてロープのように伸びるのが「ホヤ・コンパクタ」。アメリカでは「ヒンドゥーロープ」の名称で広く知られています。我が家のコンパクタは体調がよろしくなく、一株は完全に枯れてしまい、フルーバルのハイドロ栽培に切り替えたもう一株も、かなり弱ってしまいました。一時期は元気に成長していたのに、おそらく根腐れが原因かと思われます。

まだ3株とも元気だった半年前の様子。成長が遅く、管理にコツがいるため今の段階でのおすすめ度は星2つです。

【22】ホヤ・コンパクタ・バリエガータ(Hoya Compacta Variegata)

  • 正式名称:Hoya Compacta Variegata(ホヤ・コンパクタバリエガータ)
  • おすすめ度:☆☆☆
  • 原産地:オーストラリア・東南アジア

LECAを使ってハイドロの状態で育てている「コンパクタ・バリエガータ」。前回、全く成長の兆しがないとお伝えしました。半年経った今も相変わらずその状態が続いています…。

こちらが半年前の様子。比べてみても、全くもって変化はなし。成長もしなければ弱りもせず、現状維持の状態が続いています。班入りのコンパクタは成長が遅いと聞きますが、数あるホヤの中でも個人的に栽培が難しいと感じるのでおすすめ度は星2つ

【23】ホヤ・カーメラエ(Hoya Carmelae)

  • 正式名称:Hoya Carmelae(ホヤ・カーメラエ)
  • おすすめ度:
  • 原産地:タイ・フィリピン

小さくて濃い葉を持つ「カーメラエ」。丸っこい葉はぷっくりとしており、厚みがあります。長いトレイルを作ると、まるっとした葉が映える品種です。比較的希少で、園芸店などではまだ見かけません。こちらもゆるやかに茎を伸ばしてくれています。

こちらが半年前の様子。同じ鉢で育てていますが、茎が伸びて葉の数も増えています。一度根腐れを経験しているため、テラコッタの鉢で乾燥気味に栽培中。葉の周りに濃い色のマージンがある可愛らしい見た目と意外と育つスピードが高いため、おすすめ度は星4つ。珍しい品種なので、見かけたらぜひチェックしてみてください。

【24】ホヤ・クリンクルエイト(Hoya Krinkle 8)

  • 正式名称:Hoya Krinkle 8(ホヤ・クリンクルエイト)
  • おすすめ度:
  • 原産地:北オーストラリア

あまり調子が良くないのが、「クリンクル・エイト」。半年前と比べても成長の変化は見られません。これはミーリーバグが原因。たっぷりの太陽光を浴びれるように、天窓の真下にあるカウンターの上に置いていたのですが、ここが触れない位置で気付かないうちにミーリーバグが繁殖していました。

久しぶりにラナイに出し、葉を1枚I枚チェックしながら害虫を取り除く作業を行ったのが7月のはじめ。暖かい季節の間は、ラナイで療養してもらうことに。鉢替えをした際にも、根のまわりの用土が硬くてほぐせなかった経過もあり、それがあまり成長しない原因かもしれません。我が家ではなかなか成長してくれないので、おすすめ度は星2つ

【25】ホヤ・ラクノーサ(Hoya Lacunosa )

  • 正式名称:Hoya Lacunosa(ホヤ・ラクノサ)
  • おすすめ度:☆☆
  • 原産地:インド・マレーシア・中国・日本

前回ICUで療養中とお伝えした「ラクノーサ」。無事に退院を果たしました。現在はLECAとフルーバルに分けて栽培中。どちらも葉の質感がペラペラだったのがぷっくりと厚くなり、安定した状態です。

こちらが前回の様子。ジップロックの中に湿り気の用土と共に入れて、ヒートパッドで温めていました。しばらくすると根っこが育ったので、現在の状態に鉢植えし、経過観察を続けている状態です。

現在は現状維持の状態が続いていますが、フルーバルで育てている方に小さな新葉が出てきました。なんとか持ち直してくれれば、ふたつの鉢を合わせて育てる予定です。意外と難しいのでおすすめ度は星2つ

ホヤ栽培のコツ

ホヤに多く見られるのが「ミーリーバグ(コナカイガラムシ)」と呼ばれる害虫です。わずか1ミリほどの小さな虫で、画像のように葉や茎の表面に付着し、柔らかな葉のエキスを吸います、新葉のある鉢は、注意深く見守る必要があります。見かけたらアルコールをスプレーし、綿棒などを使って取り除きます。

ミーリーバグが繁殖してしまった鉢は、3日に1度ほどチェックを行い、こまめに害虫を取り除くようにしましょう。葉の表面を触った際にベトベト感があったり、白い綿埃のようなものが茎や葉裏に付着している場合、ミーリーバグである確率が高いと言えます。

最後に

2022年夏の我が家のホヤコレクションと成長経過をご紹介しました。順調に成長してくれたものもあれば、全く変化のないもの・葉を落としてしまったりとまさに鉢それぞれ。暖かい気候の間にできるだけトレイルを作り、新たな葉を付けてくれることを願って、また半年後あたりにレポートします。

関連記事

ブログランキング・にほんブログ村

You may also like