ヒロのノスタルジックなお惣菜やさん
ヒロの市内にある小さな家族経営のお惣菜やさんが「カワモト・ストア」。元々は野菜や生鮮食品を扱う小さな小売店だったのですが、グローバル化と共にヒロの街にも大手チェーンスーパーが進出。小売店だけでは生き残れなくなったことを受け、おかず屋さんに変更した経歴があります。昔懐かしい日本のお惣菜のほかに、ハワイご飯を販売するお店として、地元で親しまれています。
2018年に訪れた際は表の看板はまだ当時の面影を残す「カワモト・ベジタブル」でしたが、2021年現在は「カワモト・ストア」に変わっています。
カワモトストアへのアクセス方法
カワモト・ストアは、市内ダウンタウンからちょっと外れた南東方向にあります。ヒロの街自体が小さいため、徒歩でのアクセスも可能。ダウンタウンを横切るキラウエア通りをまっすぐ南東方向に15分ほど進むと、ホク通りをすぎてすぐ右側にお店の看板が見えて来ます。
車で移動する場合は、ダウンタウンから約4分の距離です。専用駐車場はないため、通りに停めるか、通りの向かいにある駐車場に車を停めましょう。
店頭の様子はこんな感じ！
こちらがカワモト・ストアの店頭の様子。白を基調に木の枠でできた建物が特徴。店頭に新しくなった看板が下げられています。ハワイらしい素朴な佇まいです。
店内の様子
店内は薄暗く、中に入ると左側にカウンターがあり、奥に木枠でできたガラスのショーケースが置いてあります。キッチンはさらに奥にあり店頭からは見えません。ちなみにここは店内にイートインスペースがなく、全てテイクアウト形式となります。
アラカルテで選ぶのが大変と感じる場合は、値段別におかずが変わるお弁当のセットメニューも用意されています。
オーダーの流れ
もともとロコにも観光客にも人気の行列の絶えないお店ですが、現在パンデミックの影響で営業時間が午前中だけとなってしまい、店内はさらに混んでいます。
まずは列に並んで自分の順番を待ちましょう。自分の番になるとカウンターにいるお店の人に欲しいものを伝えていきます。ショーケースにオーダーできるお惣菜が並んでいるので、これを見ながら指差しオーダーできるので便利。ご飯類はコーン寿司・巻き寿司・スパムむすび・むすびの4種類。欲しい品数だけ選べるのでハワイごはんのボリュームが気になる方にもぴったりですよ♪
欲しいものの注文が終わると、透明のプラ容器に詰めてもらえます。支払いを完了すると、輪ゴムでとめて、紙ナプキンとお箸がついた容器を手渡してもらいます。テイクアウト専用のお店なので、そのままさっと移動できるのも便利です。
おすすめはコーン寿司とお煮しめ
筆者がおすすめしたいアイテムが、コーン寿司とお煮しめ。「コーン寿司」と言われても検討が付きにくいのですが、これはいなり寿司のことを指します。（ちなみにこのコーンは、とうもろこしではなく「Cone（円錐形）」を意味します。）
大根・人参・椎茸などが使われたお煮しめは、甘みが強く独特の味わい。出汁が違うのか、お醤油の種類なのか日本の煮物ともまた違った味付けです。決して繊細な味わいでもなく、素晴らしくおいしい訳でもないのですが、素朴でまた食べたくなる味わい。
ハワイらしいお惣菜を楽しみたいなら、スパムむすびとチキン類がおすすめ。チキンの種類は海苔・醤油・コリアン・フライドチキンと多種類揃っています。他にもコーンビーフハッシュやマカロニサラダなど、日本ではなかなか食べられないハワイのお惣菜に挑戦してみるチャンス。メニュー展開は、こちらをチェックしてみてください。
味の感想♪
それでは今回筆者がオーダーしたお惣菜をご紹介します♪ まずスパムむすびと巻き寿司（各USD0.8）。加えてお煮しめ（USD1.3）と海老の天ぷら（USD1.3）・さつま揚げの煮物（USD1.05）・コリアンチキン（USD1.15）をひとつずつの合計6種類となります。お煮しめとさつま揚げの煮物はどちらとも甘めで、フリルのない素朴な味です。どちらかというと濃い目で、田舎のおばあちゃんが作ったような懐かしい味わいです。
日本らしいお惣菜の味やおいしさを追求するより、ハワイのご飯という前提でいただく方がより楽しめますよ。
最後に
ヒロの街中にあり、ロコが足繁く通うお惣菜やさんを紹介しました♪ ここは早朝から開いているため、ハイキングやビーチなど遠出の際に携帯できるランチとしても最適。ロコらしい素朴な味わいや店構えをぜひ体験してみてください♪
店舗情報
- Kawamoto Store
- 住所：784 Kilauea Ave, Hilo, HI 96720
- 営業時間：6AM-12PM（日月定休）
