絶好のシュノーケリングスポットとして人気のケアラケクア湾、キャプテンクック記念碑がある場所としても知られています。ここへはクルーズ船ツアーを予約してコナからアクセスする方法もありますが、町から続くトレイルを使って自力でのアクセスも可能です。ハワイ島の大自然を楽しめるトレッキングとシュノーケリングの両方を楽しめる欲張りアクティブティーをタイムラインと共にご紹介します♪
トレイルヘッドへの場所とアクセス方法
キャプテンクックの集落からすぐの場所にあるトレイルヘッド、カイルアコナからは、まずはお馴染み国道11号線を使って南下、ケアラケクアの集落を抜け、キャプテンクックの集落のすぐ手前にある交差点で160号線に右折します。右折したらすぐ左側に画像のように車道脇に車が停まっているので、ここに駐車しましょう。トレイルヘッドは160号線を渡ったすぐ先になります。
ハイクの全体マップ
こちらが今回のハイクの全体像です。トレイルは一本道で、山の中腹にあるキャプテンクックの町から、湾まで降っていく形になります。トレイルの長さは往復約3.8マイル(6.11km)、高低差は1,400フィート(426メートル)。行きは下り坂トレイル、帰りは上りの一本道を登ります。
準備した方が良いもの
時間にしてトレイルを歩く時間は片道1時間〜1.5時間程度ですが、勾配が激しいのが特徴です。このトレイルに持参したいものは以下になります。
- 水着
- ウォーターシューズ
- シュノーケリングギア
- タオル
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- 虫除け
- スナック
- 水
- 木の棒*
また、トレイルは坂道が多いのでビーサンよりもきちんとしたスニーカーの着用がおすすめ。加えて水分補給とUV対策は怠らないようにしましょう。ケアラケクア湾は、脱衣所やトイレなどはない自然の公園です。あらかじめ水着を着用し、そのままの状態で戻ってくる人がほとんどです。湾についてからのんびりしたい方は、ピクニック用のブランケットがあると便利です。木の棒に関しては次で説明します。
1:50pm トレイルヘッドを出発!
身支度を整えたら、いよいよトレイルヘッドからトレッキングの開始です。まず160号線を渡ると、左手に大きな木があり、この根っこ部分に画像のように多くの木の枝が置かれています。これは、急な斜面でトレッキングポールの変わりに使えるもので、自由に使ってハイクの後は次に使う人のために戻す交換所です。こちらでまず、握りやすそうな棒を調達しましょう。要らないと思っていても、後々役に立ちます!
トレイルには上の画像のように1から8までの番号札があります。ただしこちらはマイルやキロと関係がなく、距離の判定はできません。ケアラケクア湾の公園に到着した時点で8番のサインがあるので、8番を確認したらこれが到着の目印です。
最初は画像のように、茂みの中に作られたトレイルを歩く形となります。最初のうちは木陰も多くジャングルの中を抜けていくルートになります。
最初の1/3ほどは、同じように茂みの中を進むコースが続きます。ここ一帯では、虫に刺されないように出発前に虫除けをスプレーしておくと便利です。
20分ほど歩くと、徐々に山の傾斜に生える木の隙間から眼下に広がる海が見えてきます。
2:25pm ひらけた荒野に突入
トレイルは徐々に茂みを抜けて、木のない開けたエリアに突入します。傾斜も急になってくるので、ここから最初に調達しておいた木の棒が役立ちます。
ここ一帯は風が強く、乾燥している上に日差しを遮るものがありません。暑い日は最も体力を奪われるエリアです。
ただし視界が開けている分、眼下に広がる太平洋を望む絶景ポイントでもあります。その分木陰がないので、帽子を着用しこまめに水分を摂りながら自分のペースで進みましょう。
2:40pm 傾斜トレイル終了
下り坂は徐々に傾斜が緩くなり、遂に坂道が終了します。山のふもとに到達すると、トレイルコースが左に大きく迂曲します。
ここまで来ると一帯は海風に強い短い木が多く生えた茂みになります。中を続く一本道を10分ほど一番奥の湾まで進みます。
2:51pm ケアラケクア湾歴史州立公園に到着!
この一本道を進んだ先にある湾が、いよいよ目的地です!左側に8番のサインがあり、その奥に公園の看板が置かれているのが目印になります。トレイルヘッドを出発してから、ちょうど1時間程度で到着する計算になります。
モニュメント周辺で絶景とシュノーケリングを楽しもう♪
湾に着いたら、ここがコナコーストでも指折りのシュノーケリングスポットです。岩場付近には黄色い熱帯魚が群れをなして泳いでいるのが、水に入らなくても見ることができますよ。
まずは木陰で足を海水に浸して、暑かったハイクの疲れを癒しましょう。このまま海に入ってシュノーケリングを楽しんだり、周りの景色を楽しんだり思い思いの時間を過ごせます。
こちらがキャプテンクック記念碑。1778年に、キャプテンクックが初めてハワイ島に降り立った場所だと伝えられています。記念碑の周りは整備されているので、ここでブランケットを広げてピクニックをするのにもぴったりです。
奥に見えるクルーズ船は、コナの港から出発するシュノーケリングツアーのもの。ほぼ同じ場所でシュノーケリングを楽しむ形となりますが、このツアーにかかる費用はひとり約USD80-100程度。トレイルを使うと、体力は使いますが、この分無料で気軽にシュノーケリングを楽しめます。
ケアラケクア湾の間隣は断崖絶壁の崖、その遥か先に見えるのがナポオポオ・ビーチです。透明な青い水とカラフルな熱帯魚、波の影響を受けない湾内はまさに海水浴にぴったりです。ただし岩場が多いので、泳ぐ際にはウォーターシューズを着用するのをおすすめします。
帰りにかかった時間
記念塔の周りでシュノーケリングやピクニックを楽しんだら、同じ道をたどって駐車場に戻りましょう。帰りは山の中腹まで登山するコースなので、行きより時間が掛かります。ちなみに筆者は、公園を4:00pmに出発し、5:15pmに駐車場に到着しました。どちらのコースも少なくとも1時間の時間を取っておくと、次の予定を焦らずにこなせますよ。
最後に
山の中から海までを降りるハワイ島の人気トレッキング「キャプテンクック記念塔トレイル」。ハワイ島の自然をしっかりと満喫できます。ハイクが好きな方、コスパ良くシュノーケリングを楽しみたい方はぜひ、滞在中に挑戦してみてください。
スポット情報
- Captain Cook Monument Trail
- 住所:Napoopoo Rd, Captain Cook, HI 96704