2021年ペペロミア20種類の成長記録。育て方・増やし方も♪【シンプルライフ】

育てやすい観葉植物として人気のペペロミア、1,500種類もあるというバラエティの豊かさが魅力です。筆者が現在育てている最新コレクションを、育て方のコツや増やし方・成長の記録と共にご紹介します♪

【1】ペペロミア・ウォーターメロン(スイカぺぺ)

2021年にアメリカで流行った観葉植物でも、人気だったのがこの「ペペロミア・ウォーターメロン(Peperomia Watermelon」!正式名称は「ペペロミア・アルギレイア(Peperomia argyreia)」で日本での愛称は「スイカぺぺ」になります。我が家のスイカぺぺも、相変わらず元気で、何度も水挿しや葉挿しを行っています。

前回水挿しで根は出るけどなかなか芽が出ない、とレポートしましたが、あれから水中で発芽し、土挿しで元気に育っています。個人的には増やす場合は時間は掛かるけれど、水挿しの方が土に挿すより腐ってしまう可能性が少ないため成功率が高いと感じます。ちなみに水挿しで発芽するまで少なくとも3ヶ月は掛かります。気長に待つのがポイントです!

【2】ペペロミア・ホープ

こちらも人気の種類「ペペロミア・ホープ(Peperomia Hope)」。正式名称はよく分かりませんが、「ペペロミア デッピーナ(Peperomia deppeana)」と「クアドリフォリア(quadrifolia)」の交配種のよう。ころんとした肉厚の丸い葉が特徴で、徐々に伸びてトレイルを作ります。

現在のペペロミア・ホープの様子。前回の画像に比べると右側のホープは多少伸びてトレイルが長くなっています。真ん中は水挿しで増やした鉢。

増やす方法は葉挿しと水挿しの2種類がメジャーですが、筆者の場合葉挿し組はほぼ全滅し、水挿しが成功しました。個人的には水挿しがおすすめ。ただし、増やすために親株を切るとその部分が2種類に分かれて伸びるのでちょっと見た目が変わってしまいます。すっきりとした見た目を重視したい方は、要注意です。

【3】ペペロミア・ロッソ

深緑の葉と真っ赤な葉裏が印象的なのが「ペペロミア・ロッソ (Peperomia Rosso)」。正式名称は「ペペロミア・カペラタ・ロッソ(Peperomia caperata Rosso)」。

現在のロッソがこちら。右下が葉挿しで増やしたベビーです。親株はあまり変化がありませんが、葉の表面がツヤツヤしており元気です。

【4】ペペロミア・リップル

こちらが「ペペロミア・リップル (Peperomia Ripple)」。正式名称は「ペペロミア・カペラタ(Peperomia caperata)」。この手のペペロミアは、育ってもあまり変化がないのでスペースに限りがある方におすすめ。リップルは、ガサガサとした質感と深いシワのような葉が特徴です。

11月現在のリップルの様子。こちらも茎が多少伸びた気もしますが、あまり変化はありません。こちらも葉挿しで簡単にベビーを増やせます。

【5】ペペロミア・ルビーキャスケード

2020年9月

続いては「ペペロミア・ルビーキャスケード (Peperomia Ruby Cascade)」。こちらはこれが正式名称のようです。ぷっくりとしたまん丸の葉っぱと葉裏がルビーのように赤いのが特徴です。

現在の様子。このルビーキャスケードを購入したのは2020年9月。当時は7センチほどの長さだったのに、みるみるトレイルを作り1年ちょっとで40センチほどの長さまで成長しました。トレイルが長くなればなるほど赤色の葉裏が映える美しい観葉植物です。

ちなみに増やす際の注意点ですが、ホープと同じように増やすために親株の茎先を切ると、そこから数本に分かれてしまいます。


【6】ペペロミア・プテオラータ

続いては「ペペロミア・プテオラータ(Peperomia Puteolata)」。こちらも正式名称です。愛称は「パラレル・ペペロミア」。プテオラータの特徴は、なんといってもこのごわっとした厚い葉と段ボールのような質感です。ストライプがしっかりと入っているので、存在感があります。

購入時との比較画像がこちら。ふたつの鉢を別々に購入した後、ひとつの鉢にまとめています。比較しても、ちょっと茎が伸びたかな?ぐらいで成長は遅いです。今後もうちょっと伸びたら、葉挿しに挑戦する予定。後ほどレポートします。

【7】ペペロミア・シルバーフロスト

ペペロミア・シルバーフロスト(Peperomia Silver Frost)」。正式名称は「ペペロミア・カペラタ・フロスト(Peperomia caperata Frost)」。リップルと同じカペラタ系です。

前回の7月の画像に比べてみると、葉のサイズが小さくなったような気がします。葉っぱ自体はパリッとしハリがあるので根腐れではなさそう…。この子が確か一番最初に購入したペペロミアなので、2年近く同じ鉢で育てています。増やすのは比較的簡単です。

【8】ペペロミア・ラナ・ベルデ

ペペロミア・ラナ・ベルデ(Peperomia Rana Verde)」。正式名称は「ペペロミア・アルボヴィッタラ・ラナ・ベルデ(Peperomia albovittata ‘Rana Verde’)」。カペラタと似ていますが、違う種類。エメラルドグリーンのはっきりとした鮮やかな緑と、深い赤の茎の見た目が特徴です。

2020年7月と比べてみても、あまり変化はなく元気です。カペラタと同じように、大きく成長しないタイプです。

【9】ペペロミア・プロストラータ

続いては「ストリング・オブ・タートルズ(String of Turtles)」。正式名称は「ペペロミア・プロストラータ(Peperomia Prostrata)」。ぷっくりと丸い亀の甲羅のような葉っぱが特徴で、成長すると長くトレイルを作ります。

とにかく成長が早く、気づくとあっという間に伸びています。丸い葉っぱが好きな方、トレイルを作る植物が好きな方におすすめ。トレイル系プランツで代表的なドルフィンネックレスやピーチネックレスなどは、育てていくうちにだんだん根本が禿げてきて見た目を維持するのが難しいのですが、この子は今も茂った状態を維持しています。

【10】ペペロミア・オブツシフォリア

ペペロミア・オブツシフォリア(Peperomia Obtusifolia)」。正式名称のほかに「小さなゴムの木(Baby Rubber Plant)」の愛称で広く知られています。

前回紹介したオブツシフォリアは、気に入ってくれた人にあげてしまったので、この子は二代目。厚さのある大きめの葉は光沢があり、葉のまわりにうっすらとくすんだ赤の細い縁取りがあります。葉に模様がないので、比較的暗い環境でも育ってくれます。増やし方は水挿しですが、成長が遅いのでまだ試していません。

【11】ペペロミア・オブツシフォリア・バリエガータ

「ペペロミア・オブツシフォリア・バリエガータ(Peperomia obtusifolia Variegata)。前述したオブツシフォリアに模様が入ったバージョンです。

7月と比較してみると、多少葉数が増えていますが、大きさに変化はありません。綺麗で明るい葉の模様を維持するために、比較的明るい環境で育てるのがポイントです。こちらも、もっと茎が伸びたら水挿しで増やしてみる予定です。

【12】ペペロミア・スキャンデン・バリエガータ

キューピッドペペロミア(Peperomia Cupid)」の名称で知られるのが「ペペロミア・スキャンデン バリエガータ(Peperomia Scanden Variegata)」。多肉質で、茎の部分が太くみずみずしいのが特徴で、ハリのある葉と茎を持ちます。成長が早く、増やすのも簡単。水やりを多少忘れても元気で、ペペロミアの中でも特に育てやすい種類です。

こちらが現在の様子。親株にあまり変化はありませんが、ピンクの鉢が水挿しをしたあと鉢植えして増やした株です。親株に比べて葉が小さく、緑が濃いのでより映える見た目をしています。

【13】ペペロミア・ギニー

蛍光ピンク色の葉の縁が印象的なのが「ペペロミア・ギニー(Peperomia Ginny)」。正式名称は「ペペロミア・クルシフィフォリア(Peperomia clusiifolia)」。スキャンゲンと同じく肉厚な葉を持ち、葉焼けに強いのが特徴です。葉の表面が独特なざらっとした皮のような質感を持ちます。

こちらが7月との比較画像。多少茎が伸びた感じですが、葉数はそれほど増えていない感じです。この子も比較的ゆっくりと成長する模様。どのくらい成長するのか調べてみたら、最大高さ・幅共に30センチほどのよう。またペペロミアの根っこは繊細なので鉢底から根が出でこない限り、鉢植えも基本的に必要はありません。

【14】ペペロミア・アングラータ

ペペロミア・アングラータ(Peperomia anglata)」。愛称は「ペペロミア・ビートルズ(Peperomia Beetles)」。ストライプの葉の模様が特徴で、茎が伸びて徐々に長いトレイルを作ります。葉の質感は厚めでゴワゴワした感触。感触はどちらかというとプテオラータに似ています。

現在の様子がこちら。7月に比べると環境に慣れて小さな葉が出てきています。この新葉は何故か落ちやすく、せっかく発葉しても大きくなってくれる確率は少ないと感じます。今のところトレイルが伸びた感じはなし。可愛らしい見た目が気に入っていますが、なかなか育てるのが難しい種類と感じています。おそらく明るさが足りないと思われるので、もうちょっと明るい環境に移動して様子を見てみます。

【15】ペペロミア・バーティキラタ

「ペペロミア・バーティキラタ(Peperomia Verticillata)」。アメリカの愛称は「ペペロミア・レッドログ(Peperomia Red Log)」。葉の表面はふんわりとした質感で、葉の裏側が深紅色の見栄えの良さが特徴です。

現在の様子。環境に慣れて植物全体が上向きになってくれました。茎の本数も増え、長さもしっかり伸びています。大体30センチほど伸びてくれるそう。葉自体は薄いですが、他のペペロミア同様乾燥に強いので育てやすいタイプです。

【16】ペペロミア・ミニウォーターメロン

ここからは前回の記事以降、新たにお迎えしたペペロミアを紹介します。まずは「ペペロミア・ミニウォーターメロン(Peperomia Mini Watermelon)」。正式名称は「ペペロミア・ヴェルシャフェルティアイ(Peperomia verschaffeltii)」。日本だと「ミニスイカぺぺ」と呼ばれそう。

スイカぺぺに比べると葉の模様がスイカぺぺほど繊細ではなく、細長いシルエットをしています。葉の大きさに関してはミニスイカと言う割にはそこまで差はないような気がします。茎が曲がり頭が下がるので、吊るして飾った方が見栄えが良いと感じます。水分を多く含む厚めの葉を持ち、水分が行き渡っているとハリのある感触です。増やし方は葉挿しで増えます。

【17】ペペロミア・ピッコロ・バンダ

こちらがペペロミアの中でも人気に品種「ペペロミア・ピッコロ・バンダ(Peperomia Piccolo Banda)」。正式名称は「ペペロミア・アルボヴィッタタ・ピッコロバンダ(Peperomia albovittata ‘piccolo banda’)」で、日本では「ペペロミア・ペッパーミル」という名前が浸透しているようです。

蛍光がかった薄緑色の葉と赤茶色の葉脈と茎のコントラストを持ち、なんだか孔雀を連想させるような見た目をしています。ピッコロ・バンダも成長が遅く、大きくなっても高さ30センチほどにしかならないそう。筆者のは購入した当時はまるっとしていたのに茎の部分が伸び15センチほどの高さです。

増やし方ですが、他のペペロミアと同じように葉挿しで増えていきます。意外と簡単に発芽します。

【18】ペペロミア・ピクシーライム

続いては「ペペロミア・ピクシーライム(Peperomia Pixie Lime)」。正式名称は「ペペロミア・オルバ(Peperomia Orba)」。葉の色が瑞々しいライムグリーンで、非常にフレッシュな見た目を持ちます。

ライムグリーンの中に、濃い緑の模様が入っており、5月の新緑のように爽やか。ピクシーライムも成長が遅く、あまり大きさは変わらないよう。増やし方は水挿しのようですが、まだ挑戦していません。

【19】ペペロミア・コルメラ

続いては「ペペロミア・コルメラ(Peperomia columella)」。正式名称も同じです。この子は他のどのペペロミアとも違って粒のようになった半透明の葉っぱを持っています。ほぼ多肉植物のような見た目です。

小さな2インチの鉢に入ったコルメラ、あまり成長していないように感じていましたが、7月下旬にお迎えしたときの画像と比べてみると意外と茎の部分が伸びていました。水挿しで増えるようなので、いずれ挑戦したらレポートします。

【20】ペペロミア・アブリコ

最後に紹介するのが「ペペロミア・アブリコ(Peperomia abrico)」。正式名称は「ペペロミア・カペラタ・アブリコ(Peperomia caperata abrico)」。ペペロミア・アプリコットとの愛称もあります。

可愛らしいピンクの葉が特徴

前述したシルバーフロストやリップルと同じカペラタの仲間で、特徴は苺のようなピンク色の葉っぱをしていること。このピンク色はペペロミアにしては珍しく、他のカペラタに比べて多少割高です。

アブリコの葉挿し

このアブリコよりさらにピンクの色をしたピンクレディという品種もありますが、まだお見かけしたことはありません。そのうち手に入れたいところ。増やし方はほかのカペラタと同じように葉挿しで増えます。

最後に

現在育てている20種類のペペロミアの紹介と成長の記録、育て方や増やし方のコツをご紹介しました♪ ペペロミアは比較的育てるのが簡単で、葉挿しで簡単に増えてくれるので初心者にもおすすめ。気になる種類があったらぜひ自宅にお迎えしてみてください♪

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