【デスバレー国立公園の見どころ⑤】岩肌が黄金に輝く「Zabriskie Point」

ひだ状の岩肌がいくつものゆらぎのある影を作り出す「ザブリスキーポイント」。大自然ならではの造形美は、デスバレー国立公園でも人気の観光スポットです。ラスベガスに戻るハイウェイ沿いにあるため、観光の最後に立ち寄るのにも便利ですよ♪

今回のルート

今回のルートはナチュラルブリッジ(地図A)を後にし、バッドウォーター・ドライブを北上。右手にあるドライブスルー形式の観光地「アーティスト・パレット(地図B)」を廻って、再びファーネス・クリークの街に戻り、そこからハイウェイ190を南下します。

「ザブリスキー・ポイント(地図C)」に立ち寄ったあとは、ハイウェイ190を使ってラスベガス(地図E)まで戻ります。

ドライブスルーで観光ができる「アーティスト・パレット」

ナチュラルブリッジの巨大な岩アーチを見学したあとは、駐車場から砂利道を引き返し、バッドウォータードライブを右折します。この道を集落に向かって4マイル(6.4km)ほど走ると右手に「アーティスト・ドライブ」の道が見えてきます。ここを右折したらいよいよ次の観光スポット「アーティスト・パレット」です!

黄金色の地表

「アーティストパレット」とはその名の通り、パレットの中にいろんな色の絵の具を載せたような、色とりどりの地層を楽しめる場所です。これは地表に剥き出しになった鉱物成分の酸化によるもの。

モザイク渓谷のカラフルな断面層

鉱物の成分や酸化の具合によって変わる地表の色合いは、この「アーティスト・ドライブ」をゆっくり走ることで車窓からでも見学ができます。ちなみにこの道は、一方通行で後戻りはできません。ゆっくりと車を走らせて、見えてくる景色を楽しみましょう。

地層の色は画像では分かりにくいのですが、赤や黄色はもちろん、鮮やかな青・緑・紫と続く色彩が遠目にも映えます。肉眼だとよりはっきりと確認できますよ。

揺らめく影が幻想的な「ザブリスキー・ポイント」

アーティストパレットのアートの世界を楽しんだら、おなじみのバッドウォータードライブを再度北上。公園の集落に入る直前にハイウェイ190との交差点があるのでここを右折します。数分すると右手に「ザブリスキー・ポイント」の専用駐車場が見えてきますよ。アーティストパレットを出てからは、合計約15分のドライブです。

専用駐車場からは、 舗装された遊歩道を丘に向かって数分歩くと展望台に到着します。ここの見どころは、無数のひだ状になって残るユニークな岩肌。これはまだここ一帯が塩湖だった際に、底に沈殿物が溜まった名残りです。

湖底に沈殿した黄金色の泥が固まり乾燥したこの場所は、太陽からの反射で丘全体がオレンジから黄色まで、黄金色に輝きを増します。特に夕刻の時間帯は写真撮影に人気です。

white brown mountain during daytime
Photo by Abby Kihano on Pexels.com

ひだ状の地表にできるゆらぎのある影は、黄金色の岩肌との組み合わせでより神秘的な印象に。もし時間に余裕があるのであれば、朝早くか夕刻の時間帯に訪れると、黄金独特のグラデーションをより楽しめますよ。

ガススタ休憩はパーランプの町で

国立公園の端にあるザブリスキー・ポイントは、公園を出てラスベガスに戻る最後のスポットとしてぴったりです。あとはハイウェイ190をひたすら走り、ラスベガスに戻りましょう。

帰りのコースは、途中パーランプ(地図D)の町を抜けるルートです。この町にはレストランもあり、ガソリンの価格もラスベガスに比べると割安なので、休憩を兼ねてここで給油をしておくとよりお得ですよ。

最後に

アメリカ大陸で最も標高が低く、最も乾燥し、最も暑い場所・デスバレー。極端かつ過酷な環境だからこそ、その神秘的な自然美を楽しめる場所でもあります。134万ヘクタールの敷地面積はアメリカの国立公園の中でも1番広く、日本一広い県として知られる岩手県とほぼ同じです。

簡単に行ったり来たりができないため、あらかじめ行きたい箇所を下調べしておくと、時間のロスを防げ、一日観光もよりスムーズに行えますよ。

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