【2024年最新ハワイ島】半日観光におすすめ!ワイピオ渓谷とホノカアの町散策モデルコース

ヒロの町にステイするなら、訪れたいのが絶景で知られるワイピオ渓谷とホノカアの長閑な町。今回は、レンタカーで自由に行動できる半日モデルコースをご紹介します。

7:00 AM: ヒロのカワモトストアでお弁当を調達

ヒロの町を出る前に調達したいのが、お弁当です。ワイピオ渓谷には飲食店がほぼないため、あらかじめ用意しておくと便利。ダウンタウンにあるカワモトストアは早朝6時から開いており、1日観光の際にお弁当を持参するのに便利です。

天ぷら、肉どうふ、醤油で煮込んだ鶏肉など、木製のショーケースに入ったお惣菜はなんだか懐かしいラインナップ。いなり寿司や太巻きと共に好きなお惣菜を指差しオーダーすると、お弁当にしてくれます。

個人的に好きなのは、大きなお稲荷さんと茄子の天ぷら。どちらもボリューミーで食べ応え抜群です。お弁当を調達したら、ヒロの町を出て海岸沿いに国道19号線を北上します。

7:30 AM: ホノムの町でコーヒー休憩

20分ほど車を走らせると、通過するのがホノムの町。国道を降りてすぐの場所に集落があるので、ここにあるミスターエドズ・ベーカリーにぜひ立ち寄ってコーヒーやパンなどを調達しましょう。

日系4世でホノムで生まれ育ったジューンさんとアメリカ本土出身の旦那さまが経営するこちらのお店、旦那さまが手がける手作りジャムやパンが所狭しと並んでいます。コーヒーはセルフサービスで、パンのショーケースの奥にあります。すっきりとした飲みやすい味わいのドリップコーヒーです。

ぎっしりと並んだ手作りジャムは、試食も可能です。店内はレトロで、昔懐かしい商店といった雰囲気。コーヒーを飲みながら、店内を見てまわりましょう。

ホノムの集落は、小さいながらにも観光名所アカカの滝の通過点でもあり意外と観光地化されています。以前ご紹介した小山羊と戯れることのできる農園もあります。ワイピオ渓谷を臨んだ後、再度立ち寄るのもおすすめです。

9:00AM: ワイピオ渓谷展望台に到着

240号線上にあるホノカアの集落を抜けて、国道の終わりにあるのがワイピオ渓谷の展望台です。ワイピオ渓谷は以前まで自由に谷底まで降りてトレッキングを楽しめる人気の場所でしたが、2022年2月25日、ミッチ・ロス・ハワイ市長が、渓谷へのアクセス道路を無期限に閉鎖する緊急布告を出して以降、一般人のアクセスができなくなりました。

ただしシャトルツアーに参加すると、谷底まで観光が可能です。谷底に足を踏み入れたい方は、シャトルツアーの申し込みをこちらから行えます。ツアーに掛かる時間は約1時間半で、団体で行動する形となります。

開放的な展望台にはトイレとベンチが併設されており、美しい渓谷の様子を楽しめます。朝ごはんを食べながら、神秘的な谷底の様子を眺めましょう。

10:00AM: ホノカアの町散策

ワイピオ渓谷の神秘的な景色を堪能したら、歴史的な建物が立ち並ぶホノカアの町を散策しましょう。繁華街が始まる手前レフア通り付近に車を停めると、ワイピオロード沿いに並ぶ可愛らしい街並みをぐるりと散策できます。

ホノカアシアター

町の中心的存在とも言えるのが「ホノカア・ピーポーズシアター」。2009年に上映された映画「ホノカアボーイ」の舞台となった場所でもあります。当時の映画と全く変わらないまま、町のメイン通りにどっしりと構えています。

ホノカア資料館

続いてぜひおすすめしたいのが、町の南端にある「Honoka’a Heritage Center(ホノカア資料館)」。1927年に建てられた歴史的なビルの一階にあり、無料で観覧が可能です。中に入るとどこから訪れたのかを聞かれ、あとは自由に展示物の観覧が可能です。

館内には、ホノカアの歴史と当時の生活が垣間見れるさまざまな展示物が陳列されています。924年までに20万人以上の日本人労働者が砂糖プランテーションで働くためにハワイに移住。日系人が多かったこの町では、伝説として語り継がれる英雄、後藤濶(ごとう かつ)さんの1889年に起こった悲劇的な事件や、ハワイで初めて公認された仏教寺院の歴史、そして日本人パニオロの活躍についてなど日本の歴史を感じさせる展示物や資料などを観覧できます。おそらく当時からあまり変わらない、この小さな町に静かに根付く歴史の流れを体感できます。

パアウリオ・チョコレート

メイン通りとキカ通りの角にあるチョコレートショップ「パアウイロ・チョコレート」もおすすめの立ち寄りスポット。中は工房になっており、店頭で作りたてのホットチョコレートやチョコレート商品の購入が可能です。

ハワイ産のカカオはもちろん、砂糖やマカデミアナッツなど全て地元産の食材で作られたこだわりのチョコレートは、まさに唯一無二の味わい。ホットチョコレートもすっきりとした甘さで、町散策やドライブのお供に最適です。

町の雰囲気を楽しもう

資料館ではメイン通りに建つ歴史的建築物を見て回れる日本語のパンフレットをいただけます。こちらを見ながら、歴史的な建物を見て回るほか、メイン通りの雑貨屋さんに立ち寄って買い物も楽しめます。町の散策を楽しんだら、再度同じ道を引き返し、ヒロ方面に向かいましょう。

1:15PM:レインボー滝観光

ホノカアの町を後にしたら、ヒロに戻る前にぜひ立ち寄りたいのが「レインボー滝」です。ここはヒロのダウンタウンからすぐの場所にあり、アカカの滝ほど混まない観光の穴場スポット。高さ80フィート、直径100フィートの滝は、迫力満点!無料駐車場から歩いてすぐの場所にあるため、アクセスも簡単です。

ここの滝の見どころは、裏手にあるガジュマルの森。樹齢は600年前後と推定され、何百本もの根が垂直に張り複雑に入り組む木々はまさに神秘そのもの。この森を抜けると滝の上流まで歩いて行けます。

2:00PM:ヒロの街に到着

レインボーの滝を満喫したら、ヒロの町に戻って遅い昼食をいただきましょう。プカプカキッチンのお弁当やポケ・マーケットのポケ丼など、好きなランチをテイクアウトしたら、リリウオカラニ・ガーデンでいただくのもおすすめです。

最後に

ヒロから出発して、北東部ハワイの観光を満喫するコースをご紹介しました。ホノカアの町を散策したあとは、再度ホノムの町に寄ってアカカの滝を観光したり、ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデンに寄るコースもおすすめ。いずれにせよ、早朝から活動をはじめることで午後までしっかりと楽しめます。

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