2024年と新年が明けた1月。12月後半から1月の間にトレーダージョーズで登場した新商品で気になったものをレポートします。
1. 湯葉 Tofu Sheets (USD2.99)
12月クリスマス直前に冷凍コーナーに登場したのが「豆腐シート(Tofu Sheets)」。いわゆる湯葉です。湯葉がアメリカのスーパーで買えるとは、かなり珍しいので購入してみました。
パッケージはこのような感じ。アジアの雰囲気が漂うイラストですが、反転されたのかお箸が逆向きに置かれています。豆腐シートが何なのかは、この画像では分かりません。内容量は180グラム、お値段約3ドル。主原料は「大豆と水」のみと、かなりシンプルです。製造国はマレーシアです。
開封した様子がこちら。密封袋に凍った湯葉が入っています。加熱方法ですが、凍ったまま2分程度レンチンすると良いと書かれています。
耐熱容器に移してで2分、レンチンしてみました。こんな感じの細長い湯葉が4つ入っています。とりあえず2枚を一口大に切って、カレースープに投入してみます。
味的には「まぁ、でしょうね」と言った感想。ちょっとカリッとさせて炒めものに加えたら食感が良さそうです。ただ4枚全部を解凍することになるので、一気に使い切ってしまう必要があります。ベジタリアンの家庭では重宝しそう。シート自体が長いので、アイデア次第でロールなども作れそうです。リピはあり。
2. バインガン・バルタ (USD3.49)
1月中旬に登場したのがこの「バインガン・バルタ(Baingan Bharta)」。あまり聞きなれない料理名なので調べてみると、火で炙ったナスを潰してスパイスと煮込んだ北インドのポピュラーな料理なのだそう。炙った茄子が好きなので購入してみました。
パッケージはこのような感じ。トレジョで展開するインドの冷凍品シリーズで同じ展開のパッケージデザインが施されています。重量284g、お値段約3.5ドル。主原料は多い順から「玉ねぎ→潰したナス→水→キャノーラ油→トマトピューレ」。製造国はインドかと思いきや、記載はありません…。
開封した様子がこちら。表面がフィルムされた紙製のトレイに入っています。開封するとすでにインド料理特有のスパイスが香ります。加熱方法はこのままレンチンが推奨されていますが、今回は耐熱容器に移して、直火で加熱してみました。
10分程度で加熱完了。ローストしたナスのマイルドでほんのり甘い風味を感じます。塩味が強くナンとの相性が良さそう。辛さも感じます。もうちょっとスパイスの風味が抑えられていたら、より食べやすかったかも。レモンを加えて、サワークリームやグリークヨーグルトと合わせると良さそう。リピは多分なし。
3. 海老生春巻き (USD5.99)
1月中旬に再登場したのが、「生春巻き」!海老と豆腐の2種類が再度、グラブ&ゴーのデリコーナーに登場しました。この生春巻きは数年前まではデリコーナーに常備されていたのですが、サプライヤーとの契約切れでしばらく姿を消していました。
パッケージの様子はこちら。以前は紙製だったような気がしますが、今回はプラスティック容器に、透明のカバーがついた容器が使われています。それぞれ198グラムで、お値段5.5ドルと6ドル。海老生春巻きの主原料は多い順に「茹で海老→ロメインレタス→ライスペーパー→ドライローストカシューナッツ→緑豆麺」。レタス、ニンジン、赤キャベツ、ミントの葉が具材として入っています。
開封した様子がこちら。若干豆腐の方が大きい感じです。ゆるく巻かれた歪な形の生春巻きがそれぞれの容器にふたつ入っており、ちょっと懐かしい緑色のバランが2枚付いています。容器と同様に、飾り用に使い捨てプラが利用されているのは、トレジョにしては珍しい印象です。
断面図がこちら。食べた感想ですが、相変わらずあのトレジョの生春巻きの味わいです。ライスペーパーのちょっと硬い部分と柔らかい部分のムラがあるところとか、中身のスカスカ加減とかまさにあの状態をしっかりと引き継いでいます。濃厚なソースも同じですが、以前と比べるとピリ辛要素が強い気がします。辛いものに敏感な方は要注意です。小腹が空いた時に最適な生春巻き、リピはありです!
4. カノム・クローク(タイ風ココナッツパンケーキ) (USD3.29)
1月中旬に冷凍コーナーに登場したのが「カノム・クローク(Kanom Krok Thai Coconut Pancakes)」。聞いたこともない名前の商品だったので、購入してみました。
トレジョによると、カノム・クロークとは、タイで人気の屋台料理でココナッツパンケーキのことだそう。生地をくぼみのあるフライパンに流し込んで、細切りにした若いココナッツとタロイモの根を加え、パンケーキの外側がカリッと、内側がカスタード状になるまで焼いたもの、との説明が書かれています。中華街で見かける一口大のカステラに似たような感じがします。
パッケージはこのような感じ。内容量は180g、お値段3ドルちょっと。主原料は多い順に「ココナッツミルク→米粉→きび砂糖→ココナッツ→タロイモ」。原産国は本場タイです!
開封した様子がこちら。中にシート状に繋がったパンケーキが9個入っています。加熱方法は、320Fの温度でエアフライヤーを使って7~8分、もしくはレンチン50~60秒と記載されています。指示通りにエアフライヤーで加熱してみました。
食べた感想ですが、通常見かける粉物のパンケーキのようなパサパサ感がなく、非常にみずみずしくココナッツの甘さとジューシーさを感じます!ココナッツアイスクリームにも似ていますが、タロイモの果肉がゴロゴロと入っており中のしっとりに近いもっちり感と外側のパリパリ感が非常に絶妙。今まで食べたことのない食感と味わいです!これは想像を裏切る予想外のおいしさ。リピはありです!
5. ジャージー・ゴーダチーズ(USD5.5〜6.5)
1月初旬、期間限定でチーズコーナーに登場したのが「ジャージー・ゴーダ(Jersey Gouda Dutch Cheese)」チーズ。なんでもオランダ中西部のGroene Hartにある酪農地帯で、伝統的なチーズ製造方法を用いて作られた純血種のオランダ産ジャージー牛のゴーダとのこと。本場オランダのゴーダチーズは珍しいので購入してみました。
クリアラップを開封した様子がこちら。なんでも、4~5ヶ月間熟成させたチーズなのだそう。外側は半透明のワックスでコーティングされており、わずか表面近くに結晶が見えます。ちなみにゴーダとはオランダ発祥の半硬質でクリーミーな黄色いチーズで、オランダのゴーダという町の名前に由来するとのこと。密度が高く弾力のある食感が特徴です。
実際に食べてみると、コクが深くクリーミーな口当たりで、熟した香ばしい風味がします。塩味が強いので、まさにワインのお供にぴったりと言った感じ。通常トレジョで販売しているゴーダと比べると、コクは若干違うものの、正直それほど大きな違いは感じません。ただ値段もさほど変わらないので、バラエティーを楽しむには良いかも。リピは多分あり。
6. 紀州みかん(USD4.99)
1月中旬にフルーツコーナーに登場したのが、「Kishu Kisses(紀州みかん)」。カリフォルニア・柑橘キャンディーと書かれています。これはもしやあの紀州みかんかも!?と思って購入してみました。
パッケージの様子がこちら。内容量454g、お値段5ドル。クレメンタインに比べるとちょっと割高です。紀州とキスを掛けて、紀州キッシーズ…。なんだか、ハーシーズみたいです。甘さをアピールしたいのか、みかんの木にはキャンディーの形をした紀州が実っています。パッケージの裏側に、オレンジ・コーヴの町で栽培・収穫された、との記載があります。フレズノに近いオレンジ・コーヴ。中央カリフォルニア州産です。
ちなみにこちらがマンダリンとクレメンタインとの比較。サイズ感はほぼ一緒ですが、違うのが外皮。一番剥きやすいのが、紀州です。味に関しては、個人的にはマンダリンが一番甘く、続いて紀州、それからクレメンタインだと感じました。
7. 招きわんこ日本酒 (USD17)
1月第3週、アルコールコーナーにいきなり登場したのが、「Lucky Dog Sake(招きわんこ日本酒)」。トレジョでは数年前まで松竹梅が販売されていましたが、それ以来はじめての日本酒の登場です。PB商品ではなく、他メーカー品です。
内容量は900ml, お値段17ドル。日本製です。なんだか情報量が多いパッケージです。調べてみると、神戸の酒造で作られた日本酒で、アメリカのみで販売しているのだそう。アメリカではほとんど見かけない紙パッケージが使用されています。筆者は日本酒は料理酒としてのみ利用するので、お値段的に妥当ではなく購入はしていません。そのため、味に関しては分かりませんが、甘すぎず辛すぎないとのこと。おそらく限定発売です。
最後に
12月下旬から1月下旬までに登場したトレジョの新商品の中から、気になったものをレポートしました。ホリデーシーズンが終わり、中旬まで新商品の入荷が少なかったのですが、今週はバレンタイン関連商品が数多く登場しています。これからイースターや春にかけて新たな商品が続々登場しそうです。