【メキシコ観光】世界遺産の町 San Miguel De Allendeの楽しみ方7選♪

ユネスコ世界遺産にも登録されたコロニアル時代の建物がそのまま現存するサンミゲルデアジェンデ。ここに滞在する際におすすめしたいレストランやお土産、チュロスの美味しいお店などをご紹介します♪

サン・ミゲル・デ・アジェンデとは?

メキシコのグアナフアト州最東部にあるサン・ミゲル・デ・アジェンデは、保存状態の良いコロニアル様式の建物が現存する世界遺産に登録された町です。2008年にユネスコの世界遺産に指定され、アメリカのトラベル・レイジャー誌で「2021年・世界で1番行きたい町」で堂々一位に輝いたアメリカでは知名度が高い町です。人口約6万6,000人の小さな町ですが、そのうち10%は主にアメリカからの外国人移住者とされます。

サンミゲルの場所とアクセス方法

メキシコのほぼ中央に位置することから、「メキシコのハート」との愛称を持ち、どこからでも比較的アクセスが良いのも特徴。メキシコシティーからは車で約3時間、グアダラハラからは約3.5時間の距離。最寄りの空港は、レオン/グアナフアトのデルバヒオ空港で、空港から車で約1時間15分程度ですが、国際線が多いのはメキシコシティーのメキシコシティー国際空港です。

【1】街歩き

コロニアル建築がずらりと続く旧市街は、まさに町歩きに適しています。石畳の通りと通りに続く17世紀から18世紀の保存状態の良いバロック様式のコロニアル建築は、まるで古き良き時代のヨーロッパの町を訪れたような気分に。古い建物ならではの丁寧に作られたこだわった細部など見飽きることがありません。

壁色は、黄土色・オレンジ・黄色に統一されており、咲き誇るブーゲンビリアの花、窓に付けられた鉄格子などの様子も写真映え抜群。ニューヨークのウェストヴィレッジのように、馬や馬車がアクセスできる大きな入り口があるのも特徴です。

角を曲がるごとにそれぞれ絵になる景色に出会えるのが魅力。町自体はコンパクトで歩いて廻れるため、ゆっくりと散策をするのに適しています。

ただし旧市街の路面は、石畳で慣れないと歩きにくさを感じます。コンバースのようなスニーカーよりもナイキのようなしっかりとした運動靴がおすすめです。

パーキングメーターや信号機、ファストフード店などが旧市街にないため、どの通りを写真で撮っても近代的な感じがしないのも魅力。通りから見える手入れの行き届いた中庭は、旧市街に2000カ所あると言われおり、レストランやカフェとしても利用されています。

また町の中心にあるラ・パロキアは、ネオゴシックの2つの高い塔を持ち、町のほとんどの場所から見ることができます。迷ったら教会を探すことで、簡単に位置の把握ができます。

【2】アジェンデ広場とラ・パロキア・デ・サン・ミゲル・アルカンゲル教会

町の中心に聳え立つのが町のシンボル「ラ・パロキア・デ・サン・ミゲル・アルカンゲル教会」。この手前の広場「アジェンデ広場」は、絶対に見逃せないスポットです。広場には多くのベンチが置かれており、ここから太陽光によって雰囲気を変えていく教会の様子を眺めることができます。

また夕暮れの時間帯は、多くのローカルが集まってゆったりと過ごす場所でもあります。くつろぐローカルの様子を垣間見たり、マリアチバンドの生演奏や広場の中央にあるキオスクで演奏される音楽をゆっくりと聴きながら時間を過ごしましょう。

午後には蜂蜜色の光を受けてピンク色に変わるラ・パロキア、この澄んだようなピンク色は他に類を見ない色合いです。ピンククオーツのような見た目をしていますが、街からそれほど遠くない場所にあったパロ・ヒュエルファノ火山から直接採掘されたピンク色の凝灰岩を材料としているのだそう。現在この山は死火山となってしまい、この凝灰岩はもう手に入らないのだとか。

【3】カフェ巡り

小規模で田舎ではあるが、レストランや専門店、アートギャラリーなどが充実したサンミゲルでは、カフェの数も多くメキシコ産コーヒー豆を扱う新鮮なコーヒーを楽しめます。多くのカフェは奥につながる中庭にパティオ席があり、散策の途中でちょっと一息つきたいときにぴったり。夜遅くまで開いているカフェも多く、気軽に利用できます。

【4】メキシコグルメ

カフェと同様、観光地であるサンミゲルには、レストランの数や種類も豊富です。カジュアルなローカルタケリアから、ハイエンドの高級店まで広い選択肢と共に、メキシコ料理だけでなくウェスタンからアジア系、エスニックまでさまざまな種類を楽しめます。

多くのレストランは中庭にテーブル席があり、それぞれデザインにこだわる半屋外のコートヤードで食事ができます。また旧市街にはチュロスとメキシコスタイルホットチョコレートが有名なレストラン「チョコレートとチュロス サンアグスティン」があり、こちらはマスト。

観光者向けの小綺麗なレストランなので朝食などを楽しめるほか、ホットチョコレートと揚げたてのチュロスをテイクアウトして、最寄りの公園や広場で楽しむこともできます。カリカリとしたチュロスもメキシコスタイルの濃厚チョコレートも絶品です。

【5】エルミラドール展望台

サンミゲルの絶景スポットといえば「エル・ミラドール」。中心地のエルセントロからは外れますが、十分に歩いていける距離です。小高い丘の上にあり、階段を上がっていくコースとカーブが続く小道を歩くコースの2種類があります。

展望台に続く坂道コース

丘の上にある見晴らしのよい場所で、サンミゲルの街を一望できます。道路ぞいにあるためバスやシェライドでもアクセス可能。夕日を眺めるスポットとしてもおすすめです。

展望台ですが、公園の一部なので無料で24時間アクセスできます。もし最寄りに宿泊している場合はさまざまな時間帯に訪れると違った表情の街並みを楽しめますよ。

【6】モヒガンガ探し

町中、あらゆるところで見かけるのが、この大きな「モヒガンガ」と呼ばれる巨大人形。これはサンミゲル地方の伝統文化で、お祝いやイベントなどで使われます。中に人が入って木組みの人形をハーネスで担ぎ、衣装のお腹部分から顔を出す仕組みで町中至るところに歩いていたり、自立することができるためレストランや店舗先にもよく立っています。

もともとは1600年代にスペインから植民地であるメキシコ全土に持ち込まれた文化ですが、伝統として定着したのがこのサンミゲルとワハカ地方だけだったのだそう。高さは2メートルから6メートル程度で、結婚式のパレードなどのお祝い時にはダンスを踊ります。

それぞれのモヒガンガは手作りで、それぞれにやかな衣装を着ています。顔つきも違うので、まるでウォーリーを探せのように街歩きをしながらモヒガンガ探しも楽しめますよ。

【7】お土産探し

最後にやはり欠かせないのがお土産探し。サンミゲルのお土産として人気なのが、メキシコのハートと呼ばれる所以でハート関係の装飾品、18世紀に織物製造で有名だった町の名残となるテキスタイルや革製品、お菓子、髪飾りなどがあります。

メルカドの隣にローカル民芸品のクラフトマーケットがあるので、こちらで小物を買ったり、前述した展望台の上にあるお土産ものやさんでサンミゲル特有のスイーツ「トゥンバゴン」や、ケレタロの有名な特産品「ナンファート」などを購入できます。

またエルセントロ付近にはたくさんのお土産ものやさんが軒を連ねているので、それぞれのお店に立ち寄って物色してみるのもアイデア。サンミゲル郊外の町で手作りされたマグネットタイルなど、ここだけでしか買えないものが入手できます。

治安がよく安全な町

美しい17世紀の古い街並みが現存するメキシコ中央の町、サンミゲル。メキシコでも治安の良い町として知られています。町自体が小さく人口も少ないため、夜中にひとりで歩いていても問題ありません。特に危険なエリアもなく、気兼ねなくあらゆる場所を歩けます。実際に、筆者もひとりであちこち出歩きましたが、特にここは危ないな、というエリアには遭遇しませんでした。道幅が狭く、徒歩でのアクセスが一般的なのもおすすめポイントだと言えます。

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