ステイホームの影響で観葉植物の人気が高まるアメリカ、特にコーデックスプランツと呼ばれる変わった形の植物が徐々に人気となっています。今回の記事では2ヶ月以上経ってようやく手元に届いた「ステファニア・エレクタ」をご紹介します♪
コーデックスプランツ(塊根植物)とは?
コーデックスプランツは、ジャガイモのようなずんぐりとした見た目と厚い木の層のような表面で覆われた多肉植物。
塊根植物とも呼ばれ、根っこの部分に可愛らしい膨らみを持っているのが特徴です。代表的なコーデックスプランツとして、マダガスカルのバオバブの木が挙げられますが、前回紹介した「フィランサス・ミラビリス」や今回紹介する「ステファニア・エレクタ」は、室内栽培用の観葉植物として人気の品種です。
ステファニア・エレクタとは?
「ステファニア・エレクタ(Stephania Erecta)」は、ツヅラフジ科ステファニア属の塊根植物です。原産地はタイやマレーシアなどの熱帯雨林。ジャガイモのような丸い形の塊根から細い緑色の茎が伸び、葉脈が綺麗な丸い葉が育ちます。
丸い形の塊根は埋めるのではなくほぼ土の上に乗せるだけで、そこから根っこが地中に伸びるのが特徴。まるっとした形の塊根と華奢な緑色のツルは、可愛らしい鉢を選ぶと目を惹くインテリアプランツとして楽しめます。
約1ヶ月半行方不明の後にようやく到着!
今回この塊根を、Etsyのサイトからオーダーしたのが2020年12月9日。購入してすぐに発送のお知らせが届き、12月23日に無事にLAに入国したことがトレースできました。その後、年をまたいで2021年1月9日にサンフランシスコに到着。
郵便局の記録によると、サンフランシスコ市内にある郵送分配センターに到着したのが1月10日。そして忽然とその姿を消しました。以来は音沙汰無しで、販売元に問い合わせたり、郵便局にメールを出したりしたのですが、埒があかない状態が続き、もう届かないと諦めていたところ、なんと2月22日に配達されました!
到着した荷物の様子はこのような感じ。差し出し元はタイ。輸入証明書と共に、衝撃剤に包まれた塊根が入っています。1月10日から今日まで、一体どこにいたのかこの子に聞いてみたい気持ちでいっぱいですが、おそらく分配センターの山積み倉庫に放置されていたと思われます。
塊根の様子はこのような感じ!
届いた塊根はこのような感じ。前回紹介したフィランサス・ミラビリスに比べてかなり大きくずっしりとした重さを感じます。
フィランサス・ミラビリスの塊根は意外といびつな形をしていましたが、この塊根はまんまるで可愛らしいシルエット。大きさは直径5cm前後です。
鉢植えのやり方
ここからは早速春先の発芽に向けて鉢植えを行います!まず1時間ほど水に浸水し、長旅の疲れを癒してもらいます。この間に、ココナッツ繊維とパーライト・木炭・パーミスをブレンドした用土を用意し、水はけのよいテラコッタ鉢に投入。
あとは上部の部分に適度な凹みを作り、塊根を乗せたら完成です。
大きさを比較するために、先月上旬に鉢植えをしたフィランサス・ミラビラスと並べてみました。こうやってみると今回の塊根は大きめであることがわかります。
湿度の高いテラリウム内に設置!
後は土が乾いたらその都度適度に湿らせ、湿度の高い環境で発芽するまで待つだけ。鉢の上にビニールを被せる、という方法もあるようですが、今回は湿度の高い環境をキープできるテラリウムの中に入れてみることに。
年間を通してサンフランシスコの湿度は60%前後ですが、このテラリウムの中は80%をキープでき、発芽するには良い環境だと言えます。
グーグル先生によると2週間もすれば発芽する、とのことなのでこちらに関してはうまくいけば早いうちに続編をレポートできそうです。
フィランサス・ミラビラスのその後
2021年1月10日に鉢植えを行った2個のフィランサス・ミラビリス、未だなんの変化もありません。特に小さい方は上部を触ってみると空洞のような振動を感じ、なんとなく干からびているような気さえも…。
ただ大きい塊根の方は、なんとなく先端に芽が出る寸前のような兆しができたような気配がしますが、気のせいかもしれません。
フィランサス・ミラビリスも熱帯の植物なので、今回新たな試みとして湿度を保つクローシュの中に配置してみることに。こちらも新たな展開があり次第レポートします。
最後に
観葉植物として徐々に人気のステファニア・エレクタをご紹介しました。今後無事に発芽したら、成長の記録をレポートします♪