【サンフランシスコでカフェ巡り】王道のサードウェーブカフェ「Sightglass Cofee」本店 *2022年夏編*

サンフランシスコ発祥の4大サードウェーブコーヒーとされる「ブルーボトル」「フォーバレル」「リーチュアル」と「サイトグラス」。どちらもサンフランシスコ観光に欠かせないカフェですが、今回はSoMa地区にある「サイトグラスコーヒー」のフラッグシップ店、パンデミック後再オープンした店内の様子をご紹介します♪

サイトグラスコーヒーとは?

サンフランシスコのコーヒーを語るに欠かせないコーヒーブランド「サイトグラス」。シングルオリジンのこだわり抜いたクラフトコーヒーを提供するコーヒー店は、2009年に路上カートの販売から始まり、2011年にソーマ地区に第一号店をオープンさせました。以来、ソーマ地区を代表する人気のロースター&カフェとして高い支持を得ています。

店名の由来である「サイトグラス」とは、ロースターに取り付けられた小さな覗き窓のこと。これを使って焙煎豆の様子を確認します。ちなみに上の画像はパンデミックの真っ最中である2020年秋にショーウィンドウに飾られたもの。店舗自体は閉まっており、通行人の目を楽しませるために置かれたディスプレイはアメリカではほぼ見かけない干し柿という渋いチョイス…。このセンスの良さに脱帽されました。

サイトグラスの場所とアクセス方法

ソーマ地区7丁目とほぼフォルサム通りの角にある店舗は、ユニオンスクエアからは徒歩でのアクセスが可能です。おすすめは、5丁目を使ってフォルサム通りまで歩き、そのままフォルサム通り沿いを7丁目まで歩く方法。マーケット通りを南下する場合は、治安面に問題のある6丁目の使用は避けた方が賢明です。徒歩でのアクセスは約15分程度となります。

カフェの外観・周辺の様子

カフェの外観はこんな感じ。もともと倉庫だった建物をチャコールグレーに塗装した落ち着きのある佇まいです。

通りからメインエントランスまでは奥行きがあり、天井は剥き出しの木材の骨組みがそのまま使われています。

左側のコンクリートが剥き出しとなった壁は、カフェ利用者の駐輪場。壁に取り付けられたフックに自転車を一時的に停めることができます。

場所的にテンダーロインに近いこともあり、カフェの周りは所々治安の悪いブロックがあります。特にマーケット通りからハワード通りまでの6丁目はホームレスが多く、散策に向きません。人通りはありますが、日中でも十分に周囲に注意を置きながら歩くようにしましょう。

カフェの内装

メインエントランスから見た様子。インダストリアル且つミニマルな内装が施されています。今でこそサンフランシスコを象徴するインテリアですが、当時は時代を先駆けするデザインとして注目されました。廃材を再利用したカフェは、吹き抜けでコンクリートの床と骨組みがそのまま剥き出しとなっています。無骨ながらにスリークで、解放感あふれる空間が広がっています。

店内に入ってすぐ右手のカウンターにあるのが、スモールバッチのロースター。仕切りがなく、一枚板で作られたカウンターに座ると目の前で焙煎の様子を見学できます。使われているロースターは、1969年製ブロバット社のヴィンテージもの。

エントランス左手の壁沿いにあるのが、パッケージング・ステーション。焙煎されたばかりの豆は、ここで計量・梱包され出荷されます。一番商材を使うエリアですが、ごちゃごちゃした感じがなく整然と配置されています。

もともと倉庫だった場所だけあり、奥行きがあるのですが天井にスカイライトが設置され、自然光を程良く取り込んでいます。

ロフトの様子

店内左奥に階段があり、ここから吹き抜けの2階ロフトにアクセスできます。

2階は、1階の様子を一望できる作り。通り沿いエリアはコーポレートオフィスとして使用されています。

一番奥にあるのがコーヒーラボ。ここでカッピングや教室などのイベントが、不定期に行われています。

陳列棚

一階カウンターの西側の壁にあるのが、コーヒー豆やコーヒー器具を販売する陳列棚。

ここ最近ロースター&カフェで見かけるようになった、グルメ・インスタントコーヒーも販売しています。

オーダーの流れとカプチーノの感想

ここからはオーダーの流れを説明します。まず店頭正面にあるオーダーカウンターにメニューがあるのでこちらを見て好きなドリンクを決めましょう。ペーストリー類は、カウンター脇にショーウィンドウがあり、ここからで好きなものを選べます。ペーストリーはでローカル産の「ファイヤーブランド」と「ネイバーフッドベイクハウス」の商品を提供しています。

オーダーカウンターの真裏に2箇所のコーヒーバーがあり、バリスタが2人体制でコーヒーを提供するシステムです。カウンターで名前を聞かれた後、右か左どちらの箇所で待機するのか指示されるので、気を付けて聞いておきましょう。

コーヒーバーで使われているエスプレッソマシンはヴィンテージの「スレイヤー」のもの。定番のマルゾッコのマシンは、ロフトのコーヒーラボに置かれています。

Cappuccino (USD5.25)

今回オーダーしたのが、「カプチーノ」と「ブルーベリーバニラ・スコーン」。カプチーノは泡立ちもタイトで、安定のおいしさですが、久しぶりに飲んでみるとエスプレッソのコクと濃さが薄いように感じました。さらっと飲めるタイプです。

クラフトコーヒー店だけあり、ソーサーもオリジナルデザインが使われています。

最後に

サンフランシスコのコーヒーシーンを語るに欠かせない「サイトグラス」。現在、サンフランシスコ市内に3店舗・L.Aに1店舗の直営店を展開しています。インテリアやコーヒーが好きな方はぜひ立ち寄ってみてください。

店舗情報

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