【サンフランシスコでカフェ巡り】ノースビーチのアイコン!古き良きイタリアを感じる「Caffe Greco(カフェ・グレコ)」

古いイタリア街が今でも残るノースビーチ地区。そのノースビーチの目抜き通りにテーブルを並べ、伝統的なイタリアン・カフェとしてローカルに親しまれているのが「カフェ・グレコ」。屋内での飲食が未だ制限されている8月のサンフランシスコで、屋外席を楽しめるカフェの様子をご紹介します☆

ノースビーチの老舗カフェ

フィッシャーマンズ・ワーフとチャイナタウンに挟まれる絶好のロケーション「ノースビーチ」。1900年代初期にイタリア系移民が多く移り住んだ背景から「リトルイタリー」との愛称が付いています。路上にテーブルや椅子を並べたヨーロピアンスタイルのレストランやカフェが多く点在するのはその名残り。そんな中でも1988年から営業を続ける老舗イタリアン・カフェとして知られているのが「カフェ・グリコ」です。

ノースビーチの目抜き通りに面し、2店舗分ある広々としたスペースを持つカフェは、店内に数多くのテーブルがあるのが魅力。特に路上のテーブルではノースビーチならではの景色や、行き交う人々を眺めながらお茶を楽しめます。

ローカルに深く支持されるワケ

まずカフェ・グレコは、朝7時から深夜までと営業時間が長くいつ行っても開いているというその安心感がローカルに取って嬉しい存在となります。仕事前にさっと立ち寄って飲むエスプレッソや、午後のお茶休憩・ディナーのあとのデザートなど、気が向いたときにふらっと立ち寄れる手軽さが地元民に深く支持されています。

もちろん立地条件の良さから、チャイナタウンやフィシャーマンズ・ワーフなどを散策する観光客にも人気があり、観光途中の休憩スポットとしての役割も。イシエナ地方の伝統菓子「パンフォルテ」やシチリア地方の伝統菓子「カンノーリ」などを、イリーのエスプレッソと共に楽しめるのもイタリアンカフェならでは、と言えるでしょう。

屋外飲食のみが可能な8月の様子

そんな地元に愛され続けるイタリアンカフェ、屋内での飲食が規制されている8月中旬の週末に訪れてみました。週末とあって、店頭にあるテーブルはローカルで埋まっており、それぞれテーブルでコーヒーを楽しんでいる様子。出入り口にテーブルがひとつ開いていたので、こちらを確保して店内に入ります。

現在サンフランシスコの多くのカフェでは店頭にカウンターを設け、店内に人が入るのを阻止する対策が取られているのにも関わらず、このカフェは非常にオープン!店内の1番奥にあるカウンターまでアクセスが可能でここでオーダーと支払いを済ませる方式が取られています。

支払いは未だに現金オンリー!

カウンター奥にはヒスパニック系のスタッフがふたり常在し、陽気な雰囲気でオーダーを取ってくれています。ほとんどの客と顔見知りらしく、顔を見ただけで日常会話をはじめるのも非常にローカル。

今回はおいしいと評判の手作りティラミスとカプチーノをオーダー。このカフェは接触を避けた支払い方法が推奨される中、時代に逆らった現金支払いなので、必ず現金は持参しておきましょう。

使い捨て容器で対応

カプチーノUSD3.75

支払いと済ませてそのまま待つと、コーヒーもケーキも全て使い捨て容器に入れられ、カウンターの上に置かれます。それをテイクアウトの要領で自分で席まで運んで行くスタイルが取られています。

カップやお皿の質感やデザインを楽しむのもカフェ巡りの醍醐味ですが、感染防止対策のために現在は中止している模様。自分でテーブルまで運んで、食べ終わったら路上に設置されているゴミ箱に破棄します。

コーヒー&スイーツについて

ティラミスUSD5.5

カフェグレコはイタリアの老舗エスプレッソブランド「illy」のコーヒー豆を使用し、そのおいしさが評判ですが、筆者個人の感想としては苦味が強く、新鮮な豆特有の甘さやミルクフォームのタイトさを感じることができませんでした。その日働くバリスタの腕にもよるのかもしれませんが、市内のあちこちで飲めるサードウェーブコーヒーに比べると、まずまずと言ったところ。

ティラミスは伝統的なレシピが使われているそうで、甘さが引き立つ濃厚な味。ニューヨークのウェストビレッジにある老舗イタリアンカフェのティラミスの味を思い出します。マスカルポーネにホイップクリームを加えたような軽さのあるティラミスを食べ慣れている方は、このリキュールの効いた味を重く感じるかもしれません。

カフェの雰囲気

店頭のみの営業を続けるカフェ・グレコ、昔のように店内のテーブルが常に混み合う華やかさはないものの、堅実に営業を続けている雰囲気です。店内はテーブルに椅子が積み上げられ、衛生面の問題からトイレの使用もできません。営業時間も現在は7:00am-6:00pmに短縮されています。

付近に住んでいるのであれば、外の空気を楽しみながら、街の様子を眺めてちょっとコーヒーを飲むには十分。屋外席は限りがあるため、今の状況では「空いていたら立ち寄る」と言った使い方が向いているようです。

店舗情報

  • Caffe Greco
  • 住所:446 Columbus Ave, San Francisco, CA 94133
  • 営業時間:7AM–11PM(金土は深夜まで)
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