【サンフランシスコ・グルメ】飲茶で人気のおすすめレストラン「Yank Sing」

サンフランシスコといえば中華、中華といえば飲茶というイメージが強いのですが、今回はサンフランシスコ市内にあり、知名度の高さを誇る王道のおすすめ飲茶レストラン「Yank Sing」をご紹介します。

1958年から営業を続ける老舗飲茶レストラン

日本のガイドブックに中華料理店として必ず記載される「ヤン・シン」、1958年創業の飲茶専門中華店です。現在のオーナーは3代目で、以前ご紹介したサンノゼの集栄堂とほぼ同じような年月を営業する老舗店となります。昔ながらのワゴンに竹籠を積んで天心を選ぶスタイルで、一貫して見栄えが良く高品質であること、100種類ほどのラインナップを揃えていることが人気。場所柄、オフィスのランチ接待にもよく使われています。ミシュランガイドにも毎年掲載される人気店です。

ヤンシンの場所とアクセス方法

ヤンシンは現在市内に2店舗を経営していますが、おすすめは飲茶ワゴンのあるリンコンセンター内の店舗です。この店舗は観光名所フェリービルから徒歩約5分と非常に良い立地条件にあります。ユニオンスクエアからは、マーケット通りをフェリービルの方向に進み、スピアー通りを右折、そのままミッション通りを渡ると左手にサインが見えてきます。移動時間は徒歩で約18分です。最寄りの地下鉄駅はエンバカデロ駅になります。

レストランの外観

レストランへのアクセス方法は、はじめての場合比較的分かりにくいため、まずこちらから説明します。スペアー通り沿いを歩くと歩道に上画像の看板が見えてきます。この看板の矢印に沿ってビル内に続くコートヤードに向かいます。

コートヤードにはふたつの大きなオフィスビルのエントランスがありますが、101 Spearのビル内にレストランが入っています。こちらのサインに従ってメインエントランスにアクセスします。

ビル内は吹き抜けの明るい空間です。入って右手方向に進むとレストランが見えてきます。

こちらがビル内のレストランの外観。1999年から営業しているこちらの店舗は、ガラス張りでロビーから店内の様子が見える開放的な作りです。真隣にはテイクアウト用の店舗も併設しています。

レストランの内観

メインエントランスから入った様子。かなりの奥行きがあり、広い空間なのがわかります。入ってすぐにチェックインデスクがあるので、こちらで人数を告げ、テーブルに案内してもらいましょう。常に混んでいるので、事前に予約をしておくとスムーズです。

内装は至ってシンプルで、中華料理店でよく見かける伝統的な飾りは見当たりません。色調も赤ではなく、落ち着いたアーストーンが取り入れられています。以前ご紹介した香港ビストロに比べるとテーブルとの間に余裕があり、比較的落ち着いた雰囲気で食事をいただけます。客層はどちらかというとビジネス関連、もしくは観光客が多い印象です。

テーブルの脇をひっきりなしに通るのが、飲茶カート。ここから好きな天心を選んでオーダーします。

カートは基本的に蒸し天心と、揚げ天心に分かれています。蒸し天心の方が種類が多く、オーダーする品数も豊富です。

メニューとオーダーしたもの

こちらがテーブルに置かれているメニューです。伝統的なレストランは鉛筆を使ってここに記入していくスタイルですが、こちらはオーダーするとカートに付属しているiPadのようなディバイスに記録される仕組みとなっています。

今回オーダーしたものの一部をご紹介します。手前が海老とネギの蒸し餃子、右奥がマンダリンダンプリングと呼ばれる鶏肉とチャイブの焼売、左奥が帆立の焼売です。値段設定は基本的に7ドル〜12ドルで、香港ビストロに比べるとほぼ同じと言った感じ。こちらの天心はとにかくお値段が高いという印象がありますが、実際は高めの飲茶とほぼおなじ設定です。それぞれの天心はしっかりとした旨みがあり、ディッピングソースなしでも美味しくいただけます。

chicken feet (USD6.5), stuffed lotus leaves (USD7.2)

手前が鶏足の香港式煮込(USD6.5)と奥が蓮の葉ちまき(USD7.2)。鶏足の香港式煮込は香港ビストロに比べると、ソースがよりBBQに近い感じで、質感に弾力があります。臭みが全くなく、こちらも十分に美味しい味わいです。ちまきは、旨みがしっかり染み込んだ美味しさで、スパイスの主張がなく食べやすい逸品。今まで食べたちまきで一番好みの味だと感じます。

デザートに選んだのがマンゴムース。これに関してはごく平均的。マンゴのジューシーな甘さはあまり感じられません。こちらを選ぶなら、エッグタルトか胡麻団子をお勧めします。

最後に

サンフランシスコでも知名度の高い飲茶レストラン「ヤン・シン」をご紹介しました。こちらで食事を楽しんだ後は、ピア14まで歩いてベイブリッジやサンフランシスコ湾の景色を眺めるのもお勧め。ミシュランガイド常連だけあって、安定したクオリティーだと感じます。サンフランシスコで中華をいただく際には、ぜひ参考にしてください。

店舗情報

  • Yank Sing (Spear St.)
  • 住所:101 Spear St, San Francisco, CA 94105
  • 営業時間:水木金: 11AM-3PM 土日:10AM-3PM

関連記事

ブログランキング・にほんブログ村

You may also like

2 Comments

    1. メッセージありがとうございます。確かに高めですねー。ただし場所と雰囲気が良いので楽しくいただけると思います^^