【サンフランシスコ・ニュース】2024年北カリフォルニア桜祭りパレード、今年も開催!

2024年4月13〜14日、20〜21日、サンフランシスコのジャパンタウンで、今年で57回目となる北カリフォルニア桜祭りが開催されました。最終日となる21日に行われたグランドパレードの様子を、今年もレポートします。

2024年の桜祭りの様子

毎年約22万人の人出で賑わう桜祭り、今年は体感的に最も人出が多いと感じました。パレードが開催されている最中、屋台やモール内はかなりの混み不具合でなかなか前に進むのが困難なほど。あまり混雑することのないサンフランシスコでは、珍しい光景だと言えます。

2024年のグランドパレードの様子!

パレードのルートは、以前ご紹介したサンフランシスコ観光穴場スポットシティーホールの目の前からスタートし、そのままポルク通りを北上し、ポスト通りを右に曲がる約2キロのコース。今年はジャパンタウンにほぼ近いポスト通りから観覧しました。ここは樽神輿が通るルートなので、かなりの賑わい。沿道にぎっしりと観客が並んでいます。

去年は43組だったパレード参加のグループも、今年は48グループまで増加、順調にパンデミック前の状態に戻りつつあります。ちなみに今年のパレードは、アンバサダーであるピンクのドレスを着たハローキティーから始まり、6匹の秋田犬が続きました。

去年見逃してしまった芝犬の行進。秋田犬と比べてこちらのグループはかなりの数です。ワンワン吠える子もおらず、みんな和やかに行進しています。

このように、ほぼ同じようなサイズと色合いの芝犬を、同時に見かける機会がないため、かなり見応えがあります。

今年も見かけたのが、大太鼓を演奏する太鼓グループ。

去年も健在だったコスプレ同好会のグループ、華やかなアニメのコスプレを着用して行進しています。

今年新たに見かけたのが、100日を切った今年の夏のオリンピックをアピールするNBCのフロート。中で手を振っているのは、おそらくベイエリアから出場する選手の方々だと思われます。

大きなだるまを担ぐのが、ボーイスカウトのグループ。こちらの団体は去年見かけなかったような気がします。

相変わらず人気なのが、サンフランシスコ名物の消防車、霧ちゃん。

今年は仲間の日本小型車を引き連れてパレードに参加しています。ベイエリアではあまり見かけない軽トラも登場しました。

今年も華やかな衣装で登場したのが、ダンスを披露する渦丸よさこいグループ。去年も感じたのですが、かなりの大きさの団体です。

大きな旗を翻すパフォーマンスは、かなり存在感があります。

パレードもいよいよ終盤、綺麗な振袖を着たミス桜祭りの皆様、沿道の歓声に手を振って答えています。

そしてパレードの最後に華を飾るのが、毎年伝統の樽神輿です。この神輿はシビックセンターからの登場ではなく最終地点目前のラグナ通りの手前からはじまり、ポスト通りを短距離で進みます。樽神輿を観覧したいのであれば、最終地点付近ラグナ通りあたりがおすすめ

サンフランシスコ樽神輿連が運営するこちらの神輿担ぎですが、なんと縁起を担ぐために、1968年の第1回桜祭りから続く伝統行事なのだそう!当初は25人程度で担いでいた神輿も、現在では、100人以上が参加し独特の熱気に包まれます。ちなみにこの神輿は、年齢性別人種を問わず、応募をすれば誰でも担ぐことができますよ。

勇ましい樽神輿が目の前を通り過ぎたら、今年もパレードは終了です。

平和広場の改修工事について

去年の記事でもお伝えしましたが、ジャパンタウンの中央にありアイコン的存在である平和広場、こちらの全面改修工事がいよいよ4月27日から着手となります。今後、この広場は今後、2年間閉鎖されます。毎年広場で花を咲かせる桜の木々も撤去予定だとのこと。ちなみに4月27日土曜日、平和広場では、午後2時から4時まで起工式が催され、一般市民も参加可能です。

多くのローカルの憩いの場であったこの広場、完成後はさらに日本的要素を取り入れたデザインになるのだそう。2026年の完成に向けて、新たな変化があったら、そちらの様子もお伝えします。

最後に

今年も開催された日本町の桜祭りのパレードの様子をご紹介しました。ほかのパレードと違うのは、けたたましい音楽がなく、一貫して物静かなこと。ところどころグループの間が空いて間延びした印象を受けましたが、独特ののどかな雰囲気のパレード、機会があったらぜひ体験してみてください。木陰で見る場合は肌寒いため、上着の持参をおすすめします。

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