サンフランシスコでも昔ながらのグランジーな雰囲気が残るヘイト・アシュベリー地区、ヘイトストリート沿いにある老舗レストラン「パラダ22」では、プエルトリコの家庭料理を楽しめます。
ヒッピー発祥の地、ヘイト・アシュベリーにあるレストラン
サンフランシスコ観光スポットとしても人気のヘイト・アシュベリーは、1960年代にベトナム戦争をきっかけに平和と愛の象徴として広まったフラワーチルドレンやヒッピーの発祥の地として知られています。特にセントラル通りから突き当たりとなる公園まで続くヘイト通りは、サイケデリックマキシマリストのようなカラフルな店舗や古着屋が立ち並ぶ、他のどの場所とも違った個性的な通りとして知られています。
ヒッピーが愛するスピリチュアル雑貨を販売する店舗や、チベット雑貨のお店、タイダイ色のアイテムを販売するお店など、クセ強めのお店が多いのが特徴。例えば壁から突き出たこの網タイツのオブジェは、ヘイト・アシュベリーのアイコンとして親しまれています。
ここから1ブロック先のヘイト通りとアシュベリー通りの角が、ヒッピー発祥の地として最も賑わう界隈です。この角では写真撮影をする人、なんとなく歩道に溜まる人などで密集するエリア。近年では、お酒は飲まなくても、キノコやマリファナを楽しむ「カリフォルニア・ソバー」トレンドも相まって。再注目されているヒッピー文化を象徴する場所です。
プラダ22へのアクセス方法
このヘイト通りを西にまっすぐ歩き、シュラダー通りを渡って左手に見えるエメラルドグリーンの派手な店舗がレストランとなります。ユニオンスクエアからのアクセスは、パウエル通りから地下鉄MUNIのN線に乗り、カール＆コール通り駅で下車する方法が便利です。以前ご紹介した家庭アラブ料理のレストランの目の前で下車し、そのままコール通りをヘイト通りまで歩き左折、次の通りの左側にレストランが見えてきます。移動時間は約25分です。
レストランの外観
ヘイト通りから見たレストランの様子。一面エメラルドグリーンで塗られたかなり目立つ外観です。壁に観葉植物が飾られており、大きな観葉植物が2階部分に配置されているのもわかります。店頭前、歩道脇には専用の大きめのパークレットも置かれており、外での食事も可能です。
レストランの内観
ヘイト通りのメインエントランスからみた店内の様子。中央にプエルトリコの大きな旗が天井から吊るされており、店内のフォーカルポイントになっています。また外壁だけでなく、片方の壁一面に塗られたエメラルドグリーンがポップな印象を醸し出しています。
店内には奥にキッチン、そして手前にダイニングスペースが設けられています。テーブルの数は12個程度で、通り沿いには小さなカウンターも設置されています。こぢんまりとした空間ですが、天井が高く観葉植物が多く飾られているので、開放感があります。ローカルに人気が高く混むため、空いた時間帯に行くとそれほど待たずにすみます。
メニューとオーダーしたもの
メニューは、昔ながらの印刷したタイプです。構成は大きくプレート、サンドイッチ、サラダ、サイドの4種類に分かれています。テーブルを案内してもらった時点でメニューをいただき、スタッフの方にオーダーする方式です。
こちらが人気メニューのフライドチキンプレート。カリカリに揚げたチキンにトストーネ、プランテイン、ゆでたユカポテトが付いてきます。揚げ物好きなプエルトリコを代表する味。食べ応えのあるボリューム感が、人気のプレートです。
ベジタリアンプレート。茹でたユカポテトにホワイトビーンズ、プランテインとご飯がついたセットとなります。こちらはホクホクとしたユカはガーリックの風味がしっかり付いており、同じく食べ応え満点です。
プエルトリコの国民食モフォンゴプレート。プランティンの上にトッピングされた野菜たっぷりとエビのクリームソースは、ガーリックの風味が効いておりまさにプエルトリコらしい味わい。スパニッシュライスとビーンズの相性もよく、ほんのりと甘いプランテインも絶品です。
最後に
ヘイト・アシュベリーの人気レストラン「パラダ22」をご紹介しました。どれもプレートで気前よく提供されるのに、手頃なお値段なのもおすすめポイント。サンフランシスコでも数少ないプエルトリコの味わいを楽しめる場所として、ローカルにも知られています。付近を観光の際は、ぜひこちらでカリブ海の味わいを堪能してみてくださいね♪
店舗情報
- Parada 22
- 住所：1805 Haight St, San Francisco, CA 94117
- 営業時間：12 PM – 10 PM
関連記事
