観葉植物「ホヤ」コレクション28選の成長記録 と育て方のコツ 2023年秋編【シンプルライフ】

2023年春にご紹介した我が家の観葉植物ホヤ。前回は越冬後であまり変化が見られませんでしたが、成長期の夏を迎えた今回、新たにお迎えした2種類を加えた28種類の観察日記をレポートします。

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観葉植物「ホヤ」とは?

close up photo of flowers
Photo by Agnese Lunecka on Pexels.com

近年アメリカでは観葉植物として人気の「ホヤ」。種類が多く、東南アジア・オーストラリア・中国と広い範囲で自生する植物です。特徴は茎が伸びてトレイルを作る蔓性であること、茎の節部分から気根という根を出す性質を持つことが挙げられます。ペダンコと呼ばれる蕾のもとから、円球の綺麗な花を咲かせます。基本的に葉が厚く他肉質で、頻繁に水やりを行わないで済むため、お世話がしやすい品種です。

観葉植物として人気なことから、交配も広く行われています。種類は900〜1,500もあるとされ、希少な品種を集めたり、株を増やしたり、葉の模様や花の様子を楽しんだりとさまざまな楽しみ方ができる観葉植物です。

2023年秋時点のホヤの種類と成長記録

前回紹介した2023年4月から半年、我が家で育てているホヤの秋時点での成長記録をご紹介します。

1. ホヤ・パラシティカ ブラックマージン Hoya parasitica ‘Black Margin’ *NEW*

  • 正式名称:Hoya parasitica ‘Black Margin’パラシティカ・ブラックマージン
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地熱帯・亜熱帯アジア~サモア

今回Etsyのセールで新たにお迎えしたのが、パラシティカ・ブラックマージン。しっかりと浮き出た葉脈と縁の部分の濃いめのマージンが特徴です。手元に届いた時点では、2枚の葉っぱがある状態でしたが、最初にテラリウムに入れたのがよかったのか、6月から7月に掛けてかなり成長してくれました。

こちらが8月上旬の様子。2枚だけだった葉っぱから新たなは葉が3枚成長し、茎の先端が伸びているのがわかります。ホヤ・パラシティカは、多肉質で生育が早いためトレリスが必要なのだそう。花は1~1.5cmの反射花で、色は緑、白、ピンクから赤に近いものまであるとのこと。このまま無事に育ってくれたら、来年夏前に鉢替え予定です。生育が早く、葉も綺麗で観葉植物として楽しむのにぴったり。おすすめ度は星5つです!

2. ホヤ・チンフンゲンシス(Hoya Chinghungensis)*NEW*

  • 正式名称: Hoya Chinghungensis(ホヤ・チンフンゲンシス
  • おすすめ度:★
  • 原産地:ミャンマー

8月に地元のフェースブックコミュニティで手に入れたのが、チンフンゲンシス。ミャンマー原産の、かなり希少な品種です。まだ、園芸店などで見かけたことはありません。購入した際は、1本の茎に10個程度の節が付いた状態のものを分けてもらいました。その時の状態がこちら。ホヤ・ベラに似ていますが、葉っぱの形が丸みを帯びてふっくらとしています。

現在は、湿度が高い状態の密封容器の中で2本に分け、根を育てている状態です。原産地のミャンマーでは、1,500メートル以上の雲に覆われた密林に生育しているのだそう。かなり湿度が高い状態でないと、栽培が難しいような気もしますが、筆者が良く見ている動画チャンネルの方は、ニューヨークの自室で普通に育てています。1ヶ月程度で根っこが発育し、現在は先端部分に新葉も育っています。今のところ順調なので、おすすめ度は星4つ。

3. ホヤ・ヘウスケリアナ(Hoya Heuschkeliana)

  • 正式名称: Hoya Heuschkeliana(ホヤ・ヘウスケリアナ)
  • おすすめ度:★★☆☆
  • 原産地:フィリピン

 前回根腐れを起こしてしまい、水挿しでしっかりと根が戻ってくれたヘウスケリアナ、前回の記事直後に3インチサイズのテラコッタ鉢に鉢植えを行いました。画像を見てもわかるように、しっかりとした根を持っています。

こちらが現在の様子。あの後根腐れもなくそのままの状態をキープしています。黄色に変色してしまった葉は、濃い緑まで回復し、ぷっくりとハリがあります。ただまだ環境に慣れていないのか、成長した箇所はありませんが今後の成長に期待したいところ。今のところ成長が遅いのでおすすめ度は星3つ。トレイルを作ると可愛らしいシルエットになる品種だと感じます。

4. ホヤ・メリフルア(Hoya meliflua)

  • 正式名称: Hoya meliflua(ホヤ・メリフルア)
  • おすすめ度:★
  • 原産地:フィリピン

前回の記事ではお迎えしたばかりだったメリフルア、この夏、我が家のホヤの中でダントツに生育したホヤになります。2本の茎があっという間にどんどん伸び、そこから新たな葉が出てきてくれました。葉に斑がなく、葉に厚さがあるため乾燥と日差しに強いのが成長が早い理由かと思われます。購入した際は淡い緑だった葉色が、夏を過ぎて濃くなりました。

こちらが夏を過ぎた現在の様子。トレリスを大きなタイプに付け替えて、大きめの鉢に植え替えを行いました。購入したから3度目の鉢替えをここまで短期間で行ったのは初めてです。茎2本がびっくりするほど伸びて、新葉もたくさん出現してくれました。これから冬になってどう変化するのか楽しみな鉢です。ここまでしっかり目に見えて成長するタイプは珍しいため、ホヤ初心者さんにもぜひお勧めしたい鉢。おすすめ度は星5つです!

5. ホヤ・ワイエティ(Hoya Wayetti)

  • 正式名称: Hoya Wayetti(ホヤ・ワイエティ)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地:フィリピン

前回鉢植えをした直後に根腐れを起こして、春先からずっと水挿しの状態だったワイエティ、3ヶ月以上も全く変化がない状態でしたが、7月中旬にやっと根が出ました!ペラペラだった葉の部分はぷっくりとした状態に戻り、なんとか復活した感じです。

前回鉢植えからの根腐れで失敗してしまったため、今回は慎重に根を伸ばしていこうと、8月下旬にLECAに鉢植えを行いました。現在は環境に慣れている段階です。ここから成長していくのに、更に時間がかかると思われるため、おすすめ度は同じく星2つ。

6. ホヤ・ワイエティバリエガータ(Hoya Wayetti Variegata)

  • 正式名称: Hoya Wayetti(ホヤ・ワイエティ バリエガータ)
  • おすすめ度:★★★☆
  • 原産地:フィリピン

前回購入したばかりだったワイエティ・バリエガータ、特に問題もなく現状維持を保っています。夏の間に新たな葉が数枚付いた感じですが、茎が伸びたりペダンコが出現したりなどの大きな変化は見受けられません。

こちらが現在の様子。今のところ、根腐れする様子もなく現状維持を続けています。夏の間に数枚の新葉が出現したものの、新しい茎が伸びた様子はありません。ワイエティに限らず、班付きの品種は成長がゆっくりなため、このままの状態で冬を越して来年の成長を期待したいところ。おすすめ度は今のところ、星3つ。

7. ホヤ・スタンダード・カルノーサ(Hoya st. Carnosa)

  • ・正式名称:Hoya st. Carnosa (ホヤ・スタンダードカルノーサ)
  • おすすめ度:★★★★★
  • 原産地:東アジア・オーストラリア

我が家で唯一毎年花を咲かせてくれているスタンダード・カルノーサ。夏の間に根元付近の茎が根腐れを起こしてしまい、急遽クリップして水刺しを行いました。

こちらが水刺しをした株の様子。ペラペラだった葉は、厚みがしっかりと戻りしっかりとした根が育っているのが分かります。

親株が今年開花した様子。ここ3年ほど、毎年開花してくれています。現在は別に増やしていた株を足して、従来と同じサイズの鉢で育てています。前回も述べましたが、特に何のお世話も要らず、環境と根腐れに強くしっかりと育ってくれるカルノーサ、あまりお世話の時間が取れない人にかなりおすすめです!

8. ホヤ・レツーサ(Hoya Retusa)

  • 正式名称:Hoya Retusa (ホヤ・レツーサ)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地:インド・東ヒマラヤ

冬の間に根腐れを起こしてしまったレツーサ、前回リハビリ中とお伝えしましたが、現在もまだ同じ条件で経過観察を行なっています。

こちらが現在の様子。前回に比べると回復した兆しはありませんが、現在の環境から外してしまうとまた状態が悪化しそうなため、このままもうしばらく現状維持の予定です。なかなか安定せず成長点もないため、今回もおすすめ度は星2つです…。

9. ホヤ・チェルシー(Hoya Chelsea)

  • 正式名称:Hoya Chelsea(ホヤ・チェルシー)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地:東アジア・オーストラリア

2021年ごろに我が家にお迎えしたチェルシー、正直購入した時と変化が全くありません。前回の記事で葉のハリが気になっていたため、8月にテラコッタ鉢からプラスチックの鉢に鉢植えを行い、栄養のある用土をたっぷりと足しました。

こちらが現在の様子。鉢を替えて環境に慣れている段階かもしれませんが、成長点はどこにも見当たりません。ただし葉の状態は、ハリが増した気もします。本当に何故こんなに成長しないものなのか、逆に疑問に感じてしまうほど変化はありません、星は前回と同じくふたつです。

10. ホヤ・オボバタ(Hoya Obovata)

  • 正式名称:Hoya Obovata (ホヤ・オボバタ)
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地:インド・インドネシア・タイ・フィジーなど

鉢替えを行なってからも無事に成長を続けてくれているオボバタ。春先に新葉が出現し、夏もそのまま問題なく成長を続けてくれました!

こちらが夏を過ぎた時点での様子。茎が成長して長く伸び、葉っぱの数も順調に増えています。数年ほど全く変化のなかった鉢にしては、十分すぎるほどの成長ぶりです。根腐れや乾燥に強いものの、成長はゆっくりなのでおすすめ度は星3つ。

11. ホヤ・リネアリス(Hoya Linearis)

  • 正式名称:Hoya Linearis(ホヤ・リネアリス)
  • おすすめ度:★★★★★
  • 原産地ヒマラヤ

夏の間、意外と順調だったのがリネアリスです。どんどんと茎が伸びてきたので長すぎる部分を暫定し、2回ほど水挿しで増やすことに成功しました。

水挿しで増やしたリネアリスも順調に成長し、新芽も出ています。成長が早いので、鉢を増やしたい方にぴったり。

親株の方も、一時期ミーリーバグの影響で葉っぱが落ちましたが、現在順調に回復中。水挿しにしても根っこが生えてくるのが早く、葉の成長も早い品種です。お世話が楽で、吊り鉢にすると非常に見栄えが良いため、おすすめ度は星5つ

12. ホヤ・オーストラリス(Hoya Australis)

  • 正式名称:Hoya Australis (ホヤ・オーストラリス)
  • おすすめ度:★★★
  • 原産地:オーストラリア

前回鉢替えを行い、その後無事に環境に慣れてくれたオーストラリス、春と夏の間にかなり安定し、茎を伸ばしてくれました。

夏の間は驚くほどに茎が伸び、新葉の順調に出現、成長してくれました。春先の画像を見比べても、葉の量が圧倒的に増えているのが分かります。冬の間の水のやり過ぎに気を付けて、このまま育って欲しいと言ったところ。安定してくれたので、現在のおすすめ度は星4つです。

13. ホヤ・オーストラリス・リサ(Hoya Australis Lisa)

  • 正式名称:Hoya Australis Lisa (ホヤ・オーストラリス・リサ)
  • おすすめ度:★★★★☆
  • 原産地:オーストラリア

冬の間に根腐れを起こし、回復中だったオーストラリス・リサ、なんとか調子を取り戻し、8月になんとはじめて開花してくれました!ペダンコの存在すら知らなかったため、いきなり蕾が出現してびっくりです!

こちらが開花した時の様子。星型の飴のようなシルエットで、オーストラリス・リサの場合は、花びらは中央部分も真っ白です。ほのかな酸味を含んだフローラルな香りがします。我が家でこの夏、花を咲かせてくれたのは、スタンダード・カルノーサとこの子の2種類のみ。夏の間は順調だったので、星4つです。

14. ホヤ・マチルダ(Hoya Mathilde)

  • 正式名称:Hoya Mathilde (ホヤ・マチルダ)
  • おすすめ度:★★★★☆
  • 原産地:カルノーサとサーペンズのハイブリッド種

去年から鉢替えをしようと思いつつ、せっかく順調に成長しているからとそのまま放置しておいた我が家のマチルダ、夏前に遂に鉢替えを行いました。根腐れを起こさないようにLECAを中心に、2インチ鉢の2株をまとめてひとつの鉢に、もうひとつの鉢もLECAに入れ替えました。また同時にテラリウムから出し、湿気の少ない状態で徐々に環境に慣らしていきました。

こちらが現在の様子。両鉢とも問題なく環境に慣れてくれ、安定して成長を続けています。2022年夏の画像を見比べると、ひとまわり大きくなっただけでなく、緑も濃く変化しシルバーの斑点が映えています。このまま順調に成長を続けてくれると、吊り鉢として楽しめそうです。なかなか順調なので、おすすめ度は星4つ。

15. ホヤ・プビカリクス(Hoya Pubicalyx)

  • 正式名称:Hoya Pubicalyx(ホヤ・プビカリクス)
  • おすすめ度:★★★☆
  • 原産地:フィリピン

アメリカのホヤでも流通率が高いプビカリクス、我が家のプビカリクスは相変わらず、現状維持の状態です。

春の画像と比べると、多少茎が伸びた印象ですが、特に大きな変化は感じられません。思えば2020年クリスマスの時期に購入して以来、成長の気配が見られず現状維持を続けているプビカリクス、もしかしたらテラコッタの鉢が原因かもと思い始めてきました…。来年の春先にプラスチックの鉢に鉢替えする予定です。根腐れや害虫に強いものの、成長点も見当たらないため、おすすめ度は星3つ。

16. ホヤ・ケリー(Hoya Kerrii)

  • 正式名称:Hoya Kerrii(ホヤ・ケリー)
  • おすすめ度:★★★★☆
  • 原産地:東南アジア

春先に鉢替えを行なって、そのまま順調に成長を続いているケリー。2鉢とも問題なく、夏を過ぎました。

こちらが9月の様子。新たに出現した新葉が、徐々に大きく成長しているのが分かります。大きなハートの形をした葉はとてもダイナミックで、存在感があります。特に問題なく大きくなってくれているため、おすすめ度は星4つ。

17. ホヤ・ベラ(Hoya Bella)

  • 正式名称:Hoya Bella(ホヤ・ベラ)
  • おすすめ度:★★★★
  • 原産地ヒマラヤ・ミャンマー北部近辺

初代が根腐れで枯れてしまってから、春にEtsyで購入したベラちゃん、テラリウムから出しても夏の間しっかり生育を続けてくれました。ベラに関しては、乾燥気味より多少湿り気のある用土で育てると機嫌が良い印象です。

こちらが8月上旬の様子。茎の部分がしっかりと伸びてトレイルができる直前まで来ています。正直、ここまでちゃんと伸びてくれるとは期待しておらず、驚いているところ。茎3本だと寂しい印象がするので伸びた茎を切って水挿しで増やしてもうちょっと見栄え良くする予定です。今の所問題なく育っているので、おすすめ度は星4つ!

18. ホヤ・マクロフィラ(Hoya Macrophylla)

  • ・正式名称:Hoya Macrophylla(ホヤ・マクロフィラ)
  • おすすめ度:★★★★☆
  • 原産地:ボルネオ島

現在LECAで水耕栽培を続けているマクロフィラ、冬の間に開花して以来、特に大きな変化はありません。

矢印で分かるように、存在感のある3つの大きなペダンコがあり次の開花が待ち遠しいところ。夏の間に新葉が数枚登場した以外は、特に大きな変化がなく夏を終えました。おすすめ度は星3つ。

19. ホヤ・ブートニアエ(Hoya Burtoniae)

  • 正式名称:Hoya Burtoniae(ホヤ・ブートニアエ)
  • おすすめ度:★★★★★
  • 原産地:フィリピン

順調に成長を続け、一本の茎を伸ばしてくれていたブートニアエ。あまりにも伸びすぎたので、暫定し水挿しで根が出た段階で鉢植えを行ったら、見事に根腐れしてしまいました…。

現在は根腐れしてしまった部分を再度水挿しで根を復活させ、LECAで水耕栽培を行なっている段階です。うまく環境に合ってくれたのか、なんとこの時点でペダンコが出現しました!しかもそのままピンク色の蕾も付いて、開花まで数週間と言ったところです。

親株の方は、鉢替えを行い大きめのテラコッタ鉢に変えたところ、環境に合わないのか成長が止まってしまいました。環境に合えば成長は早いのですが、なかなかデリケートな種類だと感じるため、今回のおすすめ度は星3つ。

20. ホヤ・クローニアナ ブラック(Hoya Krohniana Black)

  • 正式名称:Hoya Krohniana Black(ホヤ・クローニアナ ブラック)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地南アジア諸国

3インチ鉢の底から根っこが出ていたクローニアナ ブラック、葉の色が徐々に褪せてきてしまったこともあり、今回夏前に鉢替えを行いました。鉢替えを行なっている際になんと、ペダンコが出現しているのを発見!これは嬉しいニュースです。

鉢替えを行なってまもなく、花が咲きました。こちらが、クローニアナ・ブラックのお花の様子。他のホヤのような星型のシルエットでなく、小さなほわほわとした丸い花がひっそりと開花しました。ほのかなフローラルな香りがします。ただ開花した後、なんと根腐れしてしまい、現在は再度水挿しで様子見の段階です…。開花はしてくれたものの、鉢植えでやはり失敗してしまったため、今回のおすすめ度は星2つ。

21. ホヤ ・カーティシー (Hoya Curtisii)

  • 正式名称:Hoya Curtisii(ホヤ・カーティシー)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地:フィリピン・マレーシア・タイ

テラコッタの鉢だけが残った状態で夏を迎えたカーティシー、ちょっと乾燥気味だったように感じたため、こまめに葉にスプレーを行いながら夏を過ごしました。

夏を過ぎた様子がこちら。正直、あまり大きな変化は感じません。ただ夏の間に新たな茎が伸び、新葉がちょっとだけ出てきてくれて、そのまま成長してくれました。テラコッタ鉢が乾燥すぎる感じなので、プラスチックに鉢植えするか悩むところ。冬は根腐れしやすいため、来年春に実施するかもしれません。相変わらず、栽培は難しいと感じるためおすすめ度は星2つ。

22. ホヤ・ポリネウラ(Hoya Polyneura)

  • 正式名称:Hoya Polyneura(ホヤ・ポリネウラ)
  • おすすめ度:★★★☆☆
  • 原産地:ヒマラヤ・雲南省北西部

購入して以来、ずっと現状維持を続けているのが我が家のポリネウラ。夏の間に成長し、茎を伸ばして葉を出してくれると期待していましたが、結局何も起こらない状態で夏を過ぎてしまいました。

比べてみると、葉先が茶色に変色しているのが分かります。見る限り、葉にはハリがあり根はしっかりとしているため原因はよくわかりません。現在もテラリウムに入れたまま、時折水をあげて経過観察を続けています。成長し葉が伸びると映える種類ですが、前回の鉢と同様、今回も栽培に難航しているためおすすめ度は星2つ。

23. ホヤ・サンライズ(Hoya Sunrise)

  • 式名称:Hoya Sunrise(ホヤ・サンライズ)
  • おすすめ度:★★★☆☆
  • 原産地:東南アジア

冬に根腐れを起こし、春の段階では水挿しに切り替えた我が家のサンライズ、夏前に用土に鉢替えを行い、そのまま栽培を続け夏を迎えました。

夏が過ぎた現在の様子はこのような感じ。鉢替えの後に根腐れも起こさず、環境に順応してくれています。春先の水挿しをしていた状態の画像と比べてみると、茎の先端部分から新葉が出現して大きくなっているのが分かります。今年の夏は維持が精一杯だったものの、来年はぜひサンストレスの綺麗な赤い葉を再現したいところ。おすすめ度は同じく星3つです。

24. ホヤ・カルノサ「クリムゾンクイーン」(Hoya Carnosa Krimson Queen)

  • 正式名称:Hoya Carnosa Krimson Queen(カルノサ・クリムゾン・クイーン)
  • おすすめ度:★★★★
  • 原産地:インド・タイ・中国

ミーリーバグの治療を行いながら、冬を越した我が家のカルノサ・クリムゾンクイーン。濃い緑の葉の周りにクリーム色のマージンが見栄えよく、お気に入りのホヤですが、特に大きな変化はありません。

夏を過ぎた様子。春先を比べても、特に大きな変化はありませんがトレイルが多少伸びたような気がします。ミーリーバグに関しては、最近再発しておらずこちらも良い兆候です。冬の間は水やりを減らして、乾燥気味で育てる予定。見栄えがよく大変華やかですが成長は遅いため、おすすめ度は星3つ。

25. ホヤ・カルノサ「クリムゾンプリンセス」(Hoya Carnosa Krimson Princess)

  • 正式名称:Hoya Carnosa Krimson Queen(カルノサ・クリムゾンプリンセス)
  • おすすめ度:★★★☆☆
  • 原産地:インド・タイ・中国

フルーバルの用土に鉢替えして半年ほど経ったカルノサ・クリムゾンプリンセス。クリムゾンクイーンとの大きな違いは、内側にクリーム色の葉色、マージンに濃い緑の模様を持つ見た目となります。去年根腐れが原因で、鉢植えを行なった経緯があります。

夏を過ぎた現在の様子。ここ数年、弱った印象の鉢でしたがなんと夏の間に新たな新葉が登場しました。フルーバルの用土が合ったのか、葉の様子も力強く見えます。この状態で冬を越せたら、来年の成長に期待する鉢です。おすすめ度は星3つ。

26. ホヤ・コンパクタ(Hoya Compacta)

  • 正式名称:Hoya Compacta(ホヤ・コンパクタ)
  • おすすめ度:★☆☆☆☆
  • 原産地:オーストラリア・東南アジア

LECAで栽培を続けている我が家のコンパクタ。我が家のホヤで最も栽培が難しいと感じている鉢です。前回ミーリーバグの治療を行なっていると伝えましたが、現在も地味に続いています。

こちらが現在の様子。このくるりと巻いた葉の内側に害虫が付くと、取り除くのがかなり難しく目視で見つけるのも容易ではありません。定期的にアルコールスプレーを吹きかけて、予防対策を行なっていますが気づくとミーリーバグが付いています。株自体も成長することなく現状維持を続けている段階。害虫が付くとかなり大変なので、今回もおすすめ度は星ひとつ。

27. ホヤ・クリンクルエイト(Hoya Krinkle 8)

  • 正式名称:Hoya Krinkle 8(ホヤ・クリンクルエイト)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地:北オーストラリア

凸凹のある厚めの葉っぱが特徴のクリンクルエイト、ここ2年ほど不調続きですが、ミーリーバグのチェックをこまめに行いつつ、今年の夏も変わらないままの状態が続きました。

こちらが現在の様子。相変わらず何の変化もないと思っていましたが、なんと1本の新しい茎が生えてきました!この茎から新たに新葉が出現しているのが分かります!ここ2年ほど、成長が見えなかっただけに感動です。このまま無事に冬を越して、来年こそは葉の数を増やして欲しい一株です。新茎こそは出現したものの、成長が難しいため、おすすめ度は星2つ。

28. ホヤ・ラクノーサ(Hoya Lacunosa)

  • 正式名称:Hoya Lacunosa(ホヤ・ラクノサ)
  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 原産地:インド・マレーシア・中国・日本

フルーバルとLECAに鉢植えしてから、ほぼ一年が経過したラクノサ。今のところ、順調に回復中です。

春前の状態と比べてみると、両株とも新葉が数枚付いてより緑が増えた印象です。今年の冬は、この状態を維持してもらいまた来年成長してほしいところ。サンフランシスコの環境に合わないのか、なかなか大きくならない品種ですが、ちょっと安定してきたようにも思えます。おすすめ度は変わらず星2つ。

最後に

2023年夏が過ぎた段階の我が家のホヤ28種類をご紹介しました。前回のように全滅してしまった品種はなく、どの子も無事に夏を超えることができたのが一番の朗報だと言えます。また春あたりにアップデートをお知らせします。ホヤ好きの方、どの種類を迎え入れるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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2 Comments

  1. 初めまして
    すみませんが質問があります
    ホヤの
    カルノーサクリムゾンクウィーン
    カルノーサクリムゾンプリンセス
    って
    リップカラー(クウィーン)
    エキゾチカ(プリンセス)
    の事を指してますか?

    1. コメントありがとうございます。
      こちらはアメリカで流通している名称を使用しており
      リップカラー(クウィーン)
      エキゾチカ(プリンセス)
      という呼び方は初めて聞きました。

      画像を検索してみたところ、おそらく同じ種類だと思われます。