ハワイ島で1番大きな町、ヒロ。この町に昔ながらの甘くて柔らかなお餅やフルーツ大福を販売している老舗のお餅屋さんがあります。特に苺大福が看板商品の「トゥー・レディース・キッチン」をご紹介します♪
ヒロのダウンタウンに店舗を構えるお店
ハワイ島の最大の規模で、東海岸に位置するヒロの町。ハワイ州で2番目に大きな町と言っても、人口は僅か4万5,000人。ヒロ湾に向かって建ち並ぶカラフルでレトロな建物が特徴です。そんなノスタルジックな町のダウンタウンにある小さなお餅屋さんが「トゥー・レディーズ・キッチン」。
店内にはカウンターとショーケースがあるだけの小さな店舗ですが、手作りのハワイお餅やフレッシュ果物が使われたフルーツ大福がロコにも観光客にも人気です。
トゥー・レディーズ・キッチンについて
ハワイ島ヒロで家族経営でお餅屋を営む「トゥー・レディーズ・キッチン」。ハワイのスイーツとしてお餅も人気ですが、日本と違うのは質感がより柔らかくさまざまな形をしていること。
トゥー・レディーズ・キッチンでも、まんまるな形はもちろん、スクエアや蝶々の形など自由な発想のお餅や大福を販売しています。名前の由来は日系人でヒロ出身のオーナー・ノラさんが約30年前におばとふたりでこの店舗を立ち上げたこと。もともとは沖縄出身のノラさんのおばあちゃんのレシピを元に伝統的なお餅が作られていましたが、今はローカル産の食材を数多く使用した創作お餅もメニューに加わっています。
店頭の様子
まずこちらが店頭の様子。キラウエア通り沿いにある小さな店舗は、小さいドアと窓がひとつずつ、扉の左側に看板があるだけの簡素な作りです。2021年3月の時点では、店内に入る際はマスクの装着をし、手の消毒を行うようにとのお願いが書かれたボードが貼ってあります。
また店内に入る人数の規制もあるため、オーダーしたら一旦外に出て歩道で待つのがルールとなっています。
店内の様子
こじんまりとした店内には飲食スペースはなく、入ってすぐにカウンターがあるのみです。現在はカウンターの上にアクリルボードが設置されてあり、ボードの周りにカラフルなペーパーフラワーが飾られています。
左の壁にはトゥー・レーディーズ・キッチンのロゴが飾られており、このロゴを背景に記念写真を撮っている観光客を多く見かけます。
店頭や店内にメニューがあるので、好きな大福を注文できますが、苺大福は作り置きがない場合が多く15〜20分ほど待つ場合があります。時間がない場合は、先に電話してオーダーするか店頭に置かれたお餅をオーダーした方が良いかもしれません。
メニュー展開について
カウンターの上にはパッケージに入った大福が並んでおり、こちらから指差し注文も可能です。トゥー・レディース・キッチンはハワイらしくフルーツが中に入ったお餅が多く、苺を筆頭にピーチややぶどう・梨・みかんなど季節によって違った種類をオーダーできます。
フルーツのほかにも、日本ではなかなか見かけないココナッツ・リリコイ・ピーナッツバターの他に、ブラウニーやカスタード・パイの餡が使われた餅もあるので要チェックですよ！
今回買ったお餅を紹介♪
オーダーをして支払いを済ませると、サンフランシスコではもう見かけることのないプラスチックの透明な容器に入れて手渡してもらえます。容器は輪ゴムではなくリボンで巻かれているのも、可愛らしくなんともレトロです。
中はこのような感じ。上のふたつが大きな苺がお餅に包まれた苺大福。下は左からリリコイ・梨・粒あんとなります。
食べた感想
とにかくお餅が柔らかく弾力のある食感です。苺大福は苺自体にボリュームがあり、とってもジューシー。中に粒あんが主張しない程度に入っており、お餅の厚さも絶妙です。アメリカの苺は日本ほど甘くないので、この餡とのバランスも見事。手作り感が光る、何度も食べたくなる味わいです。
リリコイは、独特の甘酸っぱい手作りシロップがお餅に練り込まれており、甘さは控えめ。香りがとても良いのが特徴です。どのフルーツ大福も実際にフルーツの周りに餡が包まれています。ハワイ島に行くたびにここでフルーツ大福を購入しますが、やはり結局1番おいしいと感じるのは苺大福です！
最後に
ハワイならではのスイーツを楽しめる「トゥー・レディーズ・キッチン」をご紹介しました。日本ではあまり見かけないリリコイやピーナッツバターなど、ハワイならではの味にもぜひ挑戦してみてくださいね。どのお餅も時間が経っても柔らかく、冷蔵庫の中であれば数日保管ができますよ。
店舗情報
- Two Ladies Kitchen
- 住所：274 Kilauea Ave, Hilo, HI 96720
- 営業時間：10AM-4PM（日月定休）
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