カジュアルでも本格的な定食を食べられるお店として、ローカルに人気のレストラン「C.O.M.E」。メキシコシティーで、コスパよく美味しい日本食ランチを食べたい方におすすめです。
C.O.M.Eの場所とアクセス方法
メキシコシティーでも治安の良いローマノルテ地区の南境に位置するレストラン、以前紹介したヴィーガンタケリアPor Simpre Veganaの屋台店から1ブロック東、同じ通り沿いに位置します。旧市街からは、市内を南北に繋ぐ1番線メトロバスの「Campeche駅」で下車、大通りを東に渡って そのまま北に1ブロック北上し、コアウィラ通りを右折します。そのまま3ブロック進むとモントレー通りを渡ったすぐ左側にレストランが見えてきます。
レストランの外観
白壁と赤いペンキで塗られた窓のフレームが特徴となるレストラン、和食店のエッセンスは皆無で、典型的なメキシコの店頭そのままです。店頭に店名のついた看板が付けられていますが、一見して和食のレストランとは全くわかりません。ここは遅めのランチを食べる人で混むため、店頭付近のスタッフにまず人数を告げ、テーブルを案内してもらうスタイルになります。
レストランの内観
メインエントランスから入ってすぐ右側の様子。エントランス右に小さな空間があり、ここに木のカウンターが設置されています。こちらの奥がドリンクバーになっています。
メインエントランスの左側がダイニングエリア。白塗りの壁に赤いペンキがアクセントとなった部屋は、壁際に沿って置かれたベンチと、木製の家具が置かれています。こちらのスペースの奥がキッチンとなっています。テーブルの数は約10程度とこじんまりとしており、客層はほぼローカル。観光客はいない印象です。
メニューとオーダーしたもの
メニューはこのような感じ。ラミネートされたメニューが壁に掛けられており、自由に取って見るスタイルとなります。一番右側にあるのが、人気の日替わり定食。定食にはおかわり自由のお茶、白飯、お味噌汁に、副菜のサラダ、お漬物、デザートが付いてきます。これが135ペソ(約8ドル)と言うかなり良心的な値段設定が、ローカルに受ける理由だと思われます。定食の他に、メニューはおかず、丼、その他、焼き魚に分かれています。
今回は人気の定食から白身魚の蒲焼ソース付き、それとモズクをオーダーしたら品切れということで豆腐を注文してみました。まずサーブしていただいたので、お茶と豆腐。お茶はガラスコップに入った薄めの緑茶で、水と同じように室温でサーブされます。豆腐には鰹節がふんだんに使われており、サンフランシスコで食べるお豆腐と大差ない印象です。
続いてサーブしてもらったのが、お味噌汁。中にひじきと鮮やかなネギが入っています。お味噌汁は熱々の状態で持ってきてもらえました。
ひじきが入ったお味噌汁を見たことがなかったのですが、日持ちがするひじきはお味噌汁の具として非常に良いアイデアだと感じます。底の部分に結構な量のじゃがいも入り。お出汁の味が染みる、久しぶりにおいしいお味噌汁をいただいた印象です。正直、今回の定食で一番おいしかったのがこのお味噌汁でした…。
右上は豆腐テリヤキ丼。甘いテリヤキソースが絡まった豆腐と赤ピーマン、玉ねぎがのったベジタリアン対応の丼です。ソースは、昔アメリカで定番の味だった懐かしいあの甘しょっぱい味付けで、調味料の七味唐辛子との相性もぴったりです。
そしてこちらがランチ定食。しそフレークが混ざった白米、蒲焼ソースで味付けされた白身魚、サラダとブロッコリーの芯部分のような葉野菜で作られたおかずが付いてきます。お魚は煮魚で、甘い味付け。白いご飯と良く合います。素朴な町の食堂ご飯という表現がぴったりのセットです。
定食に付いてきたデザート。涼しげなガラスの容器に、パイナップル、グアバ、パパヤがそれぞれ一切れづつ付いてきます。一口サイズで、ちょうど良い量です
最後に
メキシコシティー、ローマノルテ地区でローカルに人気の食堂「C.O.M.E」をご紹介しました。ランチタイムのみの営業ですが、ローカルに愛される日本食レストランはアクセスの良い場所にありぜひおすすめです。サンフランシスコで提供される和食とはまた違う、ハワイ島の和食に似た素朴なエッセンスを感じる和食、ローカルと混じってカジュアルに定食を楽しめます。
店舗情報
- C.O.M.E.
- 住所:Coahuila 141, Roma Nte., Cuauhtémoc, 06700 Ciudad de México, CDMX, Mexico
- 営業時間:1-6pm (日曜定休)