トレジョの限定販売「スモールロットコーヒー」シリーズ。ホンジュラスの「Colibri Esmeralda」を飲んでみた!

現地のコーヒ園と直接契約を結び、期間限定で販売するシングルオリジンの「スモールロットコーヒー豆」シリーズ。今回はトレジョで8月下旬に店頭にお目見えしたホンジュラスの「コリブリ・エスメラルダ(Colibri Esmeralda)」を開封したのでご紹介します♪

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

今年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小さなコーヒー園に焦点を絞り、直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムのこと。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが魅力です。

ちなみにこの限定販売コーヒーは、2020年はコリブリ・エスメラルダを含む8種類、2021年は10〜12種類のシリーズがお目見えする予定だそう!

今年はこの「コリブリ・エスメラルダ」のほかに、3月から「パプア・ニューギニア」「ブラジルモスカルディーニ」「ブルンジ・Agahore」エルサルバドル・サンタ・アナ」「ウガンダ・マウントエルゴン」の6種類が販売されています。

今回のコーヒー豆はホンジュラス産!

今回のコーヒーは中央アメリカ中部に位置し、カリブ海に面するホンジュラス産のもの。あまり聞き慣れない国ですが、山岳地帯でコーヒー栽培が行われているそう。ただし前回の「ウガンダ・マウントエルゴン」のように、パッケージ自体にコーヒーの産地や加工方法などについての説明はありませんでした。

パッケージは深い緑に色鮮やかな花々、そしてホンジュラスにしか生息しない「エスメラルダと呼ばれるハチドリのシルエットが描かれています。このコーヒーの名前もこのハチドリに由来しているようです。

パッケージのサイドはこのような感じ。深緑にカラフルな花模様が映える華やかなデザイン。品種は100%アラビカ種焙煎はライト・ロースト・内容量は340g。風味は「トロピカルフルーツ・ダークチョコレート・はちみつ」とのこと。ライトローストは3月に並んだパプア・ニューギニア以来実に6ヶ月ぶりです。

開封してみた!

スモールロットコーヒーはアルミ包装の使用がデフォのようですが、今回はガス抜きのバルブが同じように正面に付いているものの、いつものようなジップロック形式ではなくこのように透明なテープが貼られています。まずここをハサミでカットします。

シールを切って上部を引っ張り出すと、黒いワイヤーが出てきます。今回は先端をくるくる丸めて保管するタイプで、ジップロックのように密封はできません。保管容器は別途に用意する必要がありそうです。

上部をハサミで切って袋を開けます。中の様子はこんな感じ。まず香りですが、明らかに前回や前々回のミディアムローストと違うのがはっきりと分かります!香ばしさが少なく、どちらかというとフルーティーな甘さとナッティーさを感じる繊細なアロマ。このデリケートなほのかな甘さは、豆の青臭さが香ばしさに変わるギリギリの境界線という印象を受けました。

豆は小粒よりですが、ほぼどれも均等です。テカテカした光沢が皆無のマットな質感は、前々回に開封した「エルサバルドル・サンタアナ」と非常に良く似ています。また前回のようにチャフのような細かい皮がパラパラと入り込んでいることもありません。薄茶色の非常に見栄えの良い豆です!

フレンチプレスで抽出

今回も粗めにグラインドした後、フレンチプレスで5分抽出します。17gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。

味の感想

コーヒーマグに注いでみました。表面の状態はテカテカとした光沢などは見えず、すっきりとしています。ひとくち飲んでまず感じたのは、焙煎の香ばしさを抑えて豆本来の味を感じるということ。スモールロットコーヒーはそれぞれのパッケージに豆自体の風味が記載されていますが、今回はじめてその風味の表現に納得しました。

口に含むとトロピカルフラワーのようなほんのりとした甘さと青臭さの次に、ダークチョコレートを食べた時のようなカカオの風味を感じます。酸っぱさはそこまで強くなく、苦さが引き立つ味わいです。ナチュラルなコーヒー豆そのものの味を実感できるので、ゆっくりと時間を掛けてコーヒーを味わいたい時に良いかもしれません。ミルクを合わせるより甘さを加えて、アイスコーヒーとしてすっきり飲んでも相性が良さそうだな、と感じました。

最後に

今回は9月上旬に店頭に並んだホンジュラス産コーヒーを飲んでみました。このコーヒー豆は10月上旬の時点でもサンフランシスコ市内ではまだ販売されています。あまり浅煎りの焙煎豆をスーパーで見かけることはないので、ライトローストを試してみたい方はぜひ手に取ってみてください。

トレジョでは今年8種類のスモールロットが販売されるとのことですが、9月下旬の段階で店頭にはすでにニカラグア産のコーヒー豆がお目見えしました。今年はこれからホリデーシーズンに向け、少なくともあと2種類のシングルオリジンのコーヒー豆を楽しめそうです♪

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