以前からシリーズ化してお伝えしているSFダウンタウンのIKEAが入る商業施設「サンフランシスコ・ミーティング・プレイス」に、今春オープン予定のフードホールの情報をお伝えします。
IKEAビルに新展開
IKEAの親会社イングカ・センターズが2020年9月、未入居だった6×6ビルを1億9800万ドルで購入し、3年後の2023年8月に遂にオープンしたサンフランシスコ・シティイケア。このオープン時点で、「サンフランシスコ・ミーティング・プレイス」ビルにフードホールやその他の飲食店、ショップ、最上階にできるコワーキングスペース「Hej! Workshop」が、今年の春にオープンする予定とされていました。
今回、このメイン施設となるフードホール「サルーホールマーケット」が、当初と変わらず来月オープン予定で、3月中旬に店舗を展開するレストランが明らかとなりました。
フードホールの詳細
このフードホールに関して今週新たな情報が入ってきました。まず名称が「Saluhall Market(サルーホールマーケット)」。現在オープン予定の店舗数は11軒。オープン予定日は当初と変わらず4月中旬です。2階建て、23,000平方フィートのスペースは、着席客450人を収容可能だとのこと。かなり大型なフードホールとなりそうです。
ベジタリアン・ヴィーガンがテーマ
5つのローカルレストランと、6つの社内業者による店舗は、ベジタリアンおよびヴィーガン料理に重点を置いた料理を展開予定とされています。ローカルレストランから出店を果たしたのが、以下の5つです。
- オークランド発ヴィーガン・プエルトリコ料理店「Casa Borinquena(カサ・ボリンケナ)」
- ベイエリアに4店舗展開するインディアン・フュージョンレストラン「Curry Up Now(カリー・アップ・ナウ)」
- フードトラックで営業中のアルジェリア料理店「Kayma(ケイマ)」
- アジアフュージョンのヌードルを展開するフードトラック「Momo Noodle(モモ・ヌードル)」
- オークランドでヴィーガン・タコスを提供する「Taqueria La Venganza(タケリア・ラ・ヴェンガンサ)」
ベジタリアンやヴィーガンがテーマですが、上記の5店舗では、乳製品や肉を使ったノンベジ料理も提供予定だそう。
北欧ベーカリーも登場予定!
イングカ・センターが手掛ける飲食店として既に公表されているのがコペンハーゲンの高級レストラン「Noma」を立ち上げたクラウス・マイヤーによるベーカリー「Smörgåsland(スモーランド)」。ベジタリアンやヴィーガン向けの焼き菓子やスカンジナビア風の食事を提供する予定とされています。こちらのヘッドシェフには、ニューヨーク・グランドセントラルで店舗を持っていたマティアス・アンダーセンが起用されています。
カフェやバーも併設
飲食店のほかに、オークランド発のタイムレス・コーヒーのコーヒーやブルー・ウィロー・ティーの紅茶も提供されます。ほかにカクテルを楽しめるバーや、フォート・ポイント・ビアの「ノルディック・スタイル」ラガーを提供するビア・バーなど、複数のバーが併設される予定です。
現在の様子
オープンまで1ヶ月となったフードホール、現在の様子がこちら。マーケット通りに向かった店頭には、大きな縦長のバナーが掲げられています。
また歩道に面したガラス窓には、カラフルなフードホールマーケットの広告が貼られています。フードホールとなる2階部分は既に天井にライトが歩道からも見え、内装工事が終わったような印象です。
最後に
A2021年から不定期でお知らせしているサンフランシスコシティIKEA関連ニュース、イングカセンターズが買い取ったビルもいよいよフルオープンとなりそうです。来月、フードホールがオープンした時点で、またレポートします。
スポット情報
- Saluhall Market
- 住所:945 Market St, San Francisco, CA 94103
- 営業時間:未定