最大収容人数の25%という制限で、9月30日からレストランでの屋内飲食が可能になったサンフランシスコ。市内ではまだまだ屋外テーブルが主流ですが、徐々に屋内テーブルを開放する店舗も出てきました。今回は実に7ヶ月ぶりに屋内カフェで食事をした様子をレポートします♪
テンダーロインにあるベーカリー・カフェ「Jane on Larkin」
今回訪れたのが、以前紹介したことのあるベーカリー・カフェ「ジェーン・オン・ラーキン(Jane on Larkin)」。テンダーロインの店舗は週末限定でブランチメニューを提供しており、パンデミック前は常に行列ができる人気店として知られていました。ずっとテイクアウトのみのサービスを行っていましたが、10月から店内での飲食が可能になったということで、できるだけ人混みを避けた週末の開店時間の8:00am過ぎに訪れました。
店内の様子はこんな感じ
まず、最初の画像がパンデミック前の様子。人気カフェだけあり、テーブルは全て埋まっており、活気のある様子が伺えます。
店内は入ってすぐ奥にカウンターとオープンキッチンが置かれ、左側にパン用の陳列棚が設置されています。
そしてこちらが現在の様子。以前はカウンターを囲むように10個ほどのテーブルが配置されていましたが、再オープンした現在テーブルの数は3つに減らされており、店員との距離が近いカウンター席も全て撤去されています。また、陳列棚に並べられていたパンも全てカウンター内に移動されていました。
各テーブルにはメッセージが配置
どのテーブルも空いていたため、近づいてみると「座る際にはチェックインしてください」とのメッセージが置かれています。
店員さんが「店内で食べる?」と聞いてきてくれたため、そのように伝えると現在の健康状態についていくつかの質問を受け、名前と連絡先を聞かれたあとにメニューを渡されました。テーブルが僅か3つしかない背景から、テーブルでの滞在は60分以内に制限されています。
店内での飲食を体験!
全ての窓が開放され、エントランスのドアも開いた状態で多少肌寒かったものの、パンデミック前と同じようにおいしいコーヒーとブランチをいただくことができました。
人気のカフェだけあり、店内は常に数人の人がコーヒーのオーダーのために訪れ、カフェ内は常時人が動いている状態でしたが、テーブルとの社会的距離は十分に取られています。
外には2席のテーブルが設けられており、ここで食べる選択もできますが、テンダーロインという場所柄、癖のある歩行者も多いため、中で食べた方がより落ち着けそうです。
今回は8:30-9:00amあたりの滞在でしたが、その間にテイクアウトに訪れた客は15人前後、ただし屋内で食事をしたのは筆者たちだけでした。
オーダーしたメニューを紹介♪
今回オーダーしたのは、カプチーノのほかに「テンダーロイン・フローレンティーン」と「アボカド・マッシュ」そして「タルティーヌ」。タルティーヌはトーストと、バターとジャムというシンプルな組み合わせですが、パン本来のおいしさを堪能できる人気メニューです。
「テンダーロイン・フローレンティーン」は、ジェーンオリジナルのハムの代わりにほうれん草が使われたエッグ・ベネディクト。とろとろのポーチドエッグとたっぷりのほうれん草・厚切りのサワードウパンを楽しめます。いずれにせよお持ち帰りではなく、できたてをその場で食べるとおいしさが引き立つメニューです。
最後に
ステイホーム中ずっと行きたかったジェーンのカフェ。今回は開店と同時に訪れて、久しぶりにおいしいコーヒーとブランチをいただけました。ただし、店内で自分たちだけマスクをしていないという状況に慣れないせいか、完全にリラックスした状態で食事を楽しめた訳ではありません。時間制限もあり、できるだけおしゃべりをせずに手早く食べる、という雰囲気でした。
今回実際に食事をしてみて、まだしばらくは前回紹介した「Grove」のパティオや「Cracked and Buttered」のような屋外ブースの方が、より食事そのものを楽しめる状態にあるな、と感じました。ただし規制が続く中、徐々に外食ができる場所が増えてきているのは実感できます。
店舗情報
- Jane on Larkin
- 住所:925 Larkin St, San Francisco, CA 94115
- 営業時間:水〜金 7AM-4PM 土日 8AM-4PM 月火 定休