サンフランシスコ・チャイナタウンの小さな路地にある「ゴールデンゲート・フォーチュンクッキー」工房。2020年3月に一旦製造を中止しましたが、8月に再度オープンを果たしました。未だ手作りで製造を続ける小さな工房をご紹介します♪
フォーチュン・クッキーとは
アメリカの中華レストランで食事を済ませ、お会計を頼むと一緒に出てくるのがフォーチュン・クッキー。薄い硬めのクッキーの中に小さな紙切れが入っており、そこに運勢が明記されています。発祥の地はサンフランシスコとされ、ゴールデンゲート公園にある日本庭園をデザインした日系人のハギワラマコトさんという方が日本の煎餅からアイデアを得、考案したとされています。
その後、香港ヌードルカンパニーのオーナー・デイビッド・ジュング氏によって商品化され、現在ではアメリカの中華レストランで広く普及。アメリカ人にとって馴染みの深い焼き菓子です。
全米で唯一、手作業で製造
そんなフォーチュンクッキーを全米で唯一手作業で製造する工房が「ゴールデンゲート・フォーチュンクッキー」。チャイナタウンのほぼ真ん中に位置し、ユニオンスクエアからでも徒歩圏内というアクセスの良さから観光客が絶えないお店です。2020年3月に一旦営業が停止となりましたが、8月の時点で新たに再オープンしています。
無料工房見学は今でも健在!
マスク着用は必須ですが、3月以前と同じように工房内に入って見学が可能です。以前はエントラス前に長い列ができていましたが、現在は閑散としているためゆっくりと見学ができます。中に入ると以前と同じように古い機械の前にスタッフが座り、焼きあがるクッキーを手作業で取り出している様子を見学することができます。
驚いたのは、今でも焼き立てのクッキーをサンプルとして配布していること!マスク着用のためその場で食べることはできませんが、熱々のクッキーを手渡してもらえますよ。
店頭でもクッキーを販売
店頭では焼きあがったクッキーを販売しており、ここで好きなクッキーを選ぶことができます。Coin Flatと呼ばれるお煎餅のような形状と、お馴染みの紙切れが入ったタイプの2種類を販売。フレーバーもレギュラー・チョコレート・苺・抹茶と4種類あり、大きさもさまざまです。入って左側にある棚から好きなクッキーを選びましょう。タッチレス方式の支払いは導入されていないので、クレジットカードを直接手渡す形となります。
最後に
今回フォーチュンクッキーを購入した際、再オープンしたばかりなのか買い物客が少ないせいか、オリジナルのトートバッグにサンプルのコインクッキーをどっさり入れてサービスしてくれました。この工房がここまで空いているのは稀なので、近辺にお住まいの方でチャイナタウン近くに用事がある場合はぜひ立ち寄ってみてください。
店舗情報
- Golden Gate Fortune Cookie Factory
- 住所:56 Ross Alley, San Francisco, CA 94108
- 営業時間:9AM–6PM(月〜水定休)