【サンフランシスコでカフェ巡り】観光名所フェリービルディングの新カフェ!「Red Bay Coffee」

2014年に発足したオークランド発のコーヒーブランド「レッドベイ・コーヒー」。第4の波「フォース・ウェーブコーヒー」の先駆けとも言われるこちらのカフェが、2021年4月にサンフランシスコの観光地「フェリータービルディング」にも登場しました。まだサンフランシスコではあまり馴染みのないレッドベイカフェの新店舗をご紹介します。

レッドベイ・コーヒーの特徴

すっかりアメリカに定着したサードウェーブコーヒー文化。発祥はここサンフランシスコとポートランドと言われていますが、ここ最近耳にするようになったのが、このサードウェーブの先を行く「フォース・ウェーブ」コーヒーです。フォースウェーブコーヒーの主な特徴は、とにかく「ダイレクト」であること。

コーヒー豆の質に重きを置いたサードウェーブに加えて、フォースウェーブは特定の農家と直接取引するフェアトレード且つオーガニックのコーヒー豆を使用。加えて契約した農家に再投資を行うことで、サスティナブルで直接的な関係を築いていることが大きな違いとなります。このようにサードウェーブでシングルオリジンであることはもはや常識となったコーヒーは、いかに現地の農園と密な関係を結び、そのコーヒー豆のクオリテイを長期維持しているのかがその後の焦点となっています。

crop man eating picked berries in garden
Photo by Michael Burrows on Pexels.com

このように、ただブローカーからコーヒー豆を仕入れるのではなく、直接的にコーヒー農家から購入し、継続的な関係を築くロースターが2014年あたりから徐々にサンフランシスコを中心に増え始めています。ちなみに以前紹介した「Verve Coffee」も農園と直接取引を行うフォースウェーブの代表的ロースター&カフェです。

サンフランシスコ・フェリービルディングの店舗

ローカル産のみの店舗が並ぶマーケットプレイス

サンフランシスコの観光名所でもある「フェリービルディング」に登場したばかりの新店舗は、中央エントランスから入って右に進んだ先にあるデリDelica」の奥にあります。ブルーボトルやアクミ・ブレッドが軒を連ねるメインコンコースにはないので、Delicaを目印に探すと分かりやすいですよ。デリカのある通路をまっすぐ奥まで進むと、左手に店舗が見えてきます。「Beautiful Coffee to the People 」と掲げられたこの看板が目印です。

多様性に重きを持つレッドベイは、今までトレンディーなイメージが強かったサードウェーブフェーズではあまり見かけなかったマイノリティーの人種や女性、障がい者を率先して雇用しているのも大きな特徴です。オークランドを拠点に活動するレッドベイ、2021年11月現在、サンフランシスコにあるカフェはこちらの店舗のみとなります。

内装はこんな感じ!

湾に面したフェリービルディングの店舗は、白を基調とした明るい雰囲気。中には観葉植物が多く飾られており、木彫のカウンターとコーヒーバーの奥にある木製プレートがインテリアのアクセントになっています。サードウェーブカフェと同じく、天井のダクトが剥き出しになったインダストリアルでミニマルな内装です。

入ってすぐ左手にあるのが、コーヒー関連を販売する雑貨コーナー。コーヒーバーの、周りには木製の椅子が数脚置かれており、湾に面した窓側にはカウンターも置かれています。テーブルはないので、ゆったりと長居ができるような雰囲気ではありませんが、店内でもコーヒーを楽しめます。

こちらが雑貨コーナーの様子。オークランドで焙煎されたばかりのコーヒー豆はもちろん、自宅で楽しめるコーヒー器具、茶葉など、小さなカフェにしては品揃えが豊富でこちらでお買い物も楽しめます。

カプチーノの感想

こちらが今回オーダーしたカプチーノ。まずカウンターでオーダーを済ませ、付近で待機、名前を呼ばれると取りに行くシステムです。テイクアウトかここか、と聞かれることなく紙コップに入れて渡されました。

まず口に含んだ瞬間に感じるのが、ミルクフォームのしっかりとしたテクスチャー。カプチーノにしては熱めの温度ですが、焦げをほのかに感じるような苦味と雑味がなく、新鮮な豆特有の甘さを感じます。バリスタのスキルなのか、ラテアートが施されていなかったのが残念ですが、L.Aで飲んだVerve Coffeeのカプチーノを彷彿とさせるおいしさ。今回初めてベイレッドのエスプレッソドリンクをオーダーしましたが、しっかりとした高いクオリティーを感じました。いずれオークランドのロースターカフェも訪れ、こちらもレポートしたいと思います。

最後に

現在、サンフランシスコを含むベイエリアに続々増えているコーヒー第4の波。こだわりの抽出方法に加えて、直接農園と取引を行うロースターは、今後全米に増えていくと予想されます。加えてレッドベイのカフェは場所柄、建物を出て湾を見ながらコーヒーを味わえるのが最大の魅力。フェリービルディングのカフェと言えば「ブルーボトルコーヒー」が定番ですが、新しい新スポットもぜひチェックしてみてください♪

店舗情報

  • Red Bay Coffee
  • 住所:1 Ferry Building, Shop 43, San Francisco, CA 94111
  • 営業時間:7AM-6PM

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