サンフランシスコのベーカリーとして必ず登場するタルティーンベーカリー。大型工房があるタルティーンマニュファクトリーは、屋内飲食が解禁となり2022年冬の時点では、雰囲気の良い店内で食事を楽しめます。現在の店内の雰囲気や朝食メニューを紹介します♪
パークレットを廃止、屋内飲食を再開
コロナ禍にアラバマ通り沿いに大きなパークレットを設置し、屋外営業を行なっていたタルティーン、2022年5月に屋内飲食の際のワクチン接種証明が緩和された後に、屋内スペースを再オープンしました。同時にそれまで使用していた歩道脇のパークレットは使用を中止。現在このパークレットは、そのまま設置はされているものの、2023年1月から有料化されるため、取り壊されるものと思われます。
パークレットを使用したコロナ禍でのダイニングレポートは、こちらからご覧いただけます。
カフェの外観
アラバマ通り沿いにあるタルティーンマニュファクトリーのエントランス。通りぞいの壁は全てガラス張りで、店内に明るい自然光を取り込める工夫がされています。
こちらがテイクアウトを専門に行うカウンターへの入り口。同じ建物ですがアラバマ通り沿いに2ヶ所のエントランスに分かれています。
カフェの内観
店内の様子はこのような感じ。基本的にコロナ禍前と比べて内装に大きな変化はありません。天井が高く大きなスペースは、通り沿いの壁は全てガラス張りで開放感抜群。高い天井からは大きな窮状のランプがあちらこちらに吊るされており、フェスティブな雰囲気を醸し出しています。
右奥のスペースには大きなカウンターがあり、ここでの食事も可能。壁沿いには木製のベンチがぐるりと配置されており、グループでの食事用に大きなコミューナルテーブルとラウンドテーブルも用意されています。おひとり様からグループまで、さまざまな状況に対応したつくりです。
店内はオープンキッチンで、テイクアウト専用のショーケース裏にあるスペースで調理が行われています。
オープンキッチンの裏にあるのが大型パン工房。ここは湿度や温度の関係か、オープンではありませんが全面ガラス張りでパンが形成され焼かれていく様子を見学できます。
インエントランスから右手の方にあるコーヒーステーション。オーダーしたエスプレッソドリンク類はここで作ってもらえます。
テーブルセッティングとメニュー構成
各テーブルの様子。木目が映える温かみのあるテーブルに置かれているのが、真隣に位置するヒースセラミックの工房で手作りされている食器の数々。ナチュラルなアーストーンの食器が映えるテーブルセッティングです。
オーダーしたもの
オーダー方法は現在、各テーブルに置かれたQRコードから、各自スマホでメニューにアクセス、支払いを済ませる方法が取られています。コロナ禍では、ピザなどの特別メニューがありましたが、現在のメニューはコロナ禍前とほぼ同じです。
まずはカプチーノ。タルティーンのカプチーノは、ガラスのカップが使われています。ミルクはクリームを選択することも可能。コーヒー豆は、Coffee Manufactory のブレンド豆。タルティーンが手がける専用のコーヒー豆と、パンだけでなくコーヒーにもこだわっています。
ドリップコーヒー。こちらも透明のマグカップに入っており、サイドにお好みでシロップやミルクをオーダーできます。付属で付いてくるヒースセラミックの小皿が可愛らしく、見ているだけで気分が上がります。酸味と苦味のバランスが良い香りの良いコーヒーです。
以前クロワッサン比較記事で紹介したこともあるタルティーンの、クロワッサン。独特の丸っこい形状で、天然酵母の香りをほのかに感じる変わらない味わいです。
ブランチの人気メニュー、フレンチトースト。ピスタチオ、発酵花粉、メープルシロップが使われたアメリカでは珍しい素朴なタイプ。こちらもパンのクオリティーが高いので、かなりのおいしさです。くどさがなく、ほんのり甘いフレンチトーストは、コーヒーとの相性が抜群です。
チャイブとチーズのトッピングが映えるオムレツプレート。ヒースの大皿に盛り付けられているだけで、かなり見栄えの良い一品です。トーストされたサワードウパンとアルギュラがサイドに付いてきます。オムレツ自体はシンプルな味付けで、まさに素材の味を楽しめます。シンプルだけど良質の朝ごはんにぴったりです。
テイクアウトカウンターの様子
さっと立ち寄ってテイクアウトをしたい方は、アラバマ通りの逆サイドにあるエントランスからテイクアウトカウンターにアクセスすると焼き立てのペーストリーやケーキを受け取れます。レストランが混み合っているときや、後から食べたいときなどに便利です。
最後に
サンフランシスコの人気の朝食スポット「タルティーンマニュファクトリー」の最新の様子をご紹介しました。パンのクオリティーだけでなく、内装や食器にもこだわるカフェは、雰囲気とサービスも良く、サンフランシスコらしい朝食を体験するのにぴったり。旅行の際は、ぜひ一度訪れてみてほしい店舗です!