パンデミックの直前、2019年春にインナーサンセット地区にオープンしたタルティーン第3号店、家族連れで賑わうサンセット地区の人気カフェをご紹介します。
サンフランシスコで人気のベーカリー&カフェ
ミッション地区の本店「タルティーン・ベーカリー」を拠点に、広々とした開放感のある「タルティーン・マニュファクトリー」、続いて2019年にサンフランシスコ西にあるサンセットに新たなカフェの進出を果たしたタルティーン。サンフランシスコで最も知名度の高いベーカリーのひとつとして知られています。
2002年からこだわりの製法で焼くパンやペーストリーは、ジェームス・ビアード賞を受賞、ベイエリアやアメリカ全体の「ベスト・オブ・ベスト」リストにも定期的に選ばれています。
タルティーン・インナーサンセットの場所とアクセス方法
サンフランシスコ市内から西、太平洋沿いのサンセット地区にあるタルティーンへは、MUNI・N線でのアクセスが便利です。パウエル駅からオーシャンビーチ行きのN線に乗車し、9番通り& Irving 通りの停留所で下車します。そのまま9番通り沿いを1ブロック北に歩くと、カフェが右手に見えてきます。乗車時間は約22分、移動時間は約30分です。
サンセット地区の目抜き通りとなる9番通りは、飲食店や小売店が立ち並ぶ賑やかなエリアです。日中であれば、ひとりで散策しても問題はありません。こちらでお茶をした後に、北側にあるゴールデンゲート公園を観光するのもお勧めです。
タルティーン・インナーサンセットの外観
9番通りから見たタルティーンカフェの外観。白で統一されており、ビーチタウンらしい爽やかな印象です。通りに面してグレーのシンプルなサインと、歩道に置かれたオレンジのサインが目印です。
カフェの内観
メインエントランスから入った店内の様子はこのような感じ。他店と同様に、こちらの店舗もかなり混み合います。
まずエントランス左手にオーダーカウンターの列があるのでこちらに並んで、注文を支払いを済ませ、それからテーブルを確保しましょう。奥に細長いレイアウトで、歩道付近に半屋外のスペースがあるほか、壁に沿って数多くの木製のテーブルが並んでいます。さっと食べてさっと出る人が多く、ラップトップを使って長居する人は少ない印象です。
壁に沿って作られたオーダーの列は、一見長いように見えますがオーダー自体はすぐに終わるので意外と早く進みます。手前にメニューが置かれているので、こちらを持って並ぶと待っている時間を賢く利用できます。客層は場所柄、家族連れが多く、小さな子どもを多く見かける印象です。ミッション地区の店舗に比べると年齢層が幅広く、観光客は少なめ。まさに地元密着型のカフェだと言えます。
タルティーンマニュファクトリーと同様に、ペーストリーはオーダーカウンターの真横にあり、指差し注文が可能です。
メニューとオーダーしたもの
朝食メニュー自体は、マニュファクトリーとほぼ変わらない感じですが、多少品数が少ない印象です。こちらが、「オムレツ」。焼き立てのサワードウトーストと季節のサラダが付いてきます。オムレツのチャイブの緑と、サラダに入っているラディッシュが鮮やかです。
ちなみにこちらがタルティーン・マニュファクトリーのオムレツ。オムレツの形が微妙に違うほかはあまり違いはありません。両店舗とも、新鮮なサラダにヒースセラミックのお皿効果で、非常に見栄えの良い見た目をしています。
続いて「ホイップ・リコッタ・トースト」。新鮮なリコッタチーズが、バターミルクトーストの上にふんだんに乗せられオレンジマーマレードとピスタチオ、エダブルフラワーが飾られています。リコッタチーズはクセがなく、酸っぱさのないヨーグルトのような食感。ナッツの香ばしさとオレンジの爽やかさが絶妙にマッチした複雑な組み合わせを楽しめます。
カプチーノは、マニュファクトリーと同様にガラスのカップに入れられてサーブされます。コーヒー豆は、Coffee Manufactory のブレンド豆。タルティーンが手がける専用のコーヒー豆と、パンだけでなくコーヒーにもこだわっています。ミルクフォームがやや弱く、ボールドさが少ないタイプですがパンとの相性は抜群です。
最後に
サンフランシスコ西にあるビーチタウンサンセット地区にある人気カフェ「タルティーン・インナーサンセット」をご紹介しました。マニュファクトリーに比べると、よりこじんまりとした雰囲気ですが木彫のインテリアがふんだんに使われておりアットホームな雰囲気を楽しめます。良質の朝ごはんを楽しみたいときにぜひお勧めです。
店舗情報
- Tartine Inner Sunset
- 住所:1226 9th Ave, San Francisco, CA 94122
- 営業時間:8AM-4PM