サンフランシスコ発祥の郷土料理として有名なのが、チオピーノ。フィッシャーマンズワーフでも人気のメニューですが、ノースビーチにある有名レストランをご紹介します♪
ノースビーチの老舗シーフードレストラン「ソットマーレ」
昔ながらの街並みが色濃く残るノースビーチのイタリア街、そんなイタリア街の中心地にあるのが老舗シーフードレストラン「ソット・マーレ」です。1900年初期のサンフランシスコを彷彿とさせる通りに位置するレストラン、2007年に建物の改装をしソット・マーレとして開業、1919年に建てられた歴史ある建物で営業を続けています。
ソットマーレの外観とアクセス方法
青いシェードと看板が目印のレストランは、グリーン通り沿いにあります。ノスタルジックな外観が特徴で、店頭と道路脇にあるパークレットにテーブルがずらりと並べられています。ユニオンスクエアからは徒歩圏内で、8番バスを使って北上する、またはストックトン通りをまっすぐ北上してグリーン通りを右に曲がる方法がおすすめ。移動時間は約15分前後となります。
店頭付近にはテーブルを待つ人たちが待機しており人気レストランならではの活気が感じられます。このレストランの看板メニュー、チオピーノをオーダーした人は、画像のように蟹のイラストが付いたビニール製のビブが渡されます。誰がこの郷土料理を食べているのか、一目瞭然なのもおもしろポイントとなります。
近辺の様子
フィッシャーマンズワーフとチャイナタウンの中間にあるノースビーチは、昔ながらの街並みを残すサンフランシスコの観光エリアとしても知られています。治安も良く、日中であればひとりで散策する分にも問題はありません。食事の後は、ノースビーチやチャイナタウンなどの散策もおすすめです。
内観と雰囲気
ここからは店内の様子をご紹介します。グリーン通りにあるエントランスから入った様子がこちら。六角形のタイル張りの床に、額に入った歴史的な写真、印象的な魚のレプリカ、船の模型などが、シーフォームグリーンの壁にびっしりと飾られています。昔ながらのダイナーで見かけるようなごちゃごちゃとした懐かしさのある内装です。
店内は奥に細長い作りで、右手にはバーとキッチン、左の壁沿いにテーブルが置かれています。3人以上の場合は予約ができますが、二人の場合は予約ができずこのバーか、店頭のテーブルに空いた順に案内されます。
メニューとオーダーしたもの
メニューは昔ながらの紙製+バインダー式で、テーブルに座った時点で持ってきてもらえます。前菜・サラダ・クラムチャウダー・チョッピーノのほかにグリルされた魚介類、パスタとリゾットで構成されたイタリアン・シーフードがメインです。
まずは「ハウスサラダ」。トマトとレタスだけのごくシンプルな具材とサウザンドドレッシングが添えられています。レストランの人気メニューは、この上にサンフランシスコ発祥とされる茹でた蟹の身がのったクラブ・ルイサラダになります。
そしてこちらが、看板メニューのチョッピーノ。通常ふたり分で、大きなボウルに入れられてどーんと登場します。あまりの大きさにびっくりしますが、スープの下半分はペンネが埋まっています。後半になるとシーフードのエキスがたっぷり詰まったシーフードパスタ、と違った楽しみ方ができるスープです。店内を見渡すと、割合的に客のほぼ半分がこのスープを食べています。
チオピーノの具材は、蟹を中心に、ムール貝、アサリ、エビ、イカと甲殻類の具材が使われており、にんにくの効いたトマトベースの熱々のスープに入ってきます。蟹を食べる際はあらかじめ殻が割られているため、両手を使うと簡単に食べれますが、どちらかというと無心で食べてしまうスープだと言えます。ふたり用ですが、おそらく食べ切れないので、これにグリル魚を頼んで3人で食べるとちょうど良いサイズ感だと言えます。
最後に
蟹のシーズンにぜひ訪れたいサンフランシスコを代表するイタリア系シーフードレストラン「ソットマーレ」。レトロで活気あふれる店内は、地元から観光客まで幅広い客層に人気です。店内の雰囲気と熱々のスープを食べられるレストランは、サンフランシスコ観光プランにぜひ加えて欲しいレストランとしておすすめです。
店舗情報
- Sotto Mare
- 住所:552 Green St, San Francisco, CA 94133
- 営業時間:11:30 AM–9 PM、11:30 AM–10 PM(金土)