Facebook本社にカフェを構えることでも知られるサンフランシスコ発のフォースウェーブカフェ「セイント・フランク」。2022年春に、ソーマ地区のミッション通りの店舗をクローズし、ポルク通りにポップアップ店舗をオープンしました。
ポップアップ店の場所とアクセス方法
今回ポーク通りにオープンしたポップアップ店は、パイン通りとポーク通りの西南の角に位置します。2022年5月現在Googleマップ上ではまだアップデートされていないため、前店舗だった「Spinnerie」を検索すると出てきます。
観光地ユニオンスクエアからは、徒歩圏内の距離です。ポスト通りを西にポーク通りまで歩き、右に曲がりに4ブロック北上するとカフェが左手に見えてきます。徒歩の場合掛かる時間帯は22分程度。もしくはゲーリー通りを走る38番線のバスに乗り、ポーク通りで下車、そこから北上する方法もあります。
外観と周辺の様子
ポーク通りとパイン通りから見たカフェの外観。一面グレーに塗られたカフェ、ポップアップ店だからか凝った装飾はなく、シンプルな佇まいです。頭上の看板はなく、店頭に木製の素朴なサインが置かれています。
テンダーロインに近い関係もあり、治安が不安定なスポットもあるエリアです。北に向かう分には問題ありませんが、南下する場合は周囲に注意を払って散策する必要があります。特にゲーリー通りから南は、治安に問題のあるテンダーロイン地区となります。日中でも1人での散策は避けましょう。
内観と雰囲気
メインエントランスから見た中の様子。奥に長く続くレイアウトで右手にキッチン兼コーヒーバーが設置されています。ここは以前デリだった場所で、カフェには珍しい大型オーブが置かれていたり、その名残が見られます。
グレーを基調にダークウッドを組み合わせたシンプルな内装は、白を基調とした他の店舗とはちょっと違った雰囲気。これもおそらくポップアップ店だからだと思われます。
カウンターが長く、ガラス張りのショーケースにペーストリーとサンドイッチがポツンと置かれている印象です。
メニューとオーダーしたもの
メニュー構成ですが、定番のエスプレッソドリンクのほかに、コーヒーミルクシェイクも提供しています。またこちらで使われる焙煎豆はシングルオリジンではなくセイント・フランクのオリジナルブレンド豆3種類を使っています。
こちらが現在提供している3種類のブレンド豆。どの飲み物も、ここから選ぶことができます。エスプレッソドリンクなど違う焙煎豆で飲み比べできるカフェは、カフェが多いサンフランシスコでも珍しいと言えます!
ペーストリー類は、以前紹介した「ハイワイヤー」と同じように「クラフトマン・アンド・ウォルフズ(Craftsman and Wolves)」のもの。ただし、クッキーやサンドイッチなど、ここのキッチンで焼いているものも置かれています。
今回オーダーした「カプチーノ」・「クイニーアマン」・「柚子マカデミアナッツクッキー」。クッキーはこちらで焼かれたものだったため、気になってオーダーしてみました。
3種類のブレンド豆から選べるということで、今回はシスタームーンとフレアマイナーの2種類をチョイスしてみました。風味の特徴として、シスタームーンは「クラシック・カラメル・チョコレート」。ボリビアとグアテマラ産の豆がブレンドされています。フレアマイナーの特徴は「ディープ・ダークチョコレート・ベリー」。こちらはボンデュラスとブルンジ産が使われているよう。
味の比較ですが、断然飲みやすかったのが、シスタームーン。コクがあって濃厚な割に飲み口はスムーズです。フレアマイナーは、濃厚かと思いきや意外とあっさりしており、酸味があって後味に苦味を感じます。アイスコーヒーにより合いそうです。
今回のクラフトマン・アンド・ウォルフズのクイニーアマンは、ストロベリージャム。丁寧に作られた濃厚なジャムがたっぷりと入っており、甘酸っぱく満足度も◎。楽しみにしていた柚子クッキーは、しっとりタイプではなく薄いパリッとした食感で、こちらも良質の味わい。ただしマカデミアの味が強く、柚子はほんのりと感じる程度です。
最後に
クラフトコーヒー店として名高いサンフランシスコの「セイント・フランク」。ポップアップ店は、スペースも広くユニオンスクエアからも比較的近いのが魅力です。ロースターならではのオリジナル焙煎豆の飲み比べを楽しんでみてください♪
店舗情報
- Saint Frank Coffee Pop Up
- 住所:1401 Polk St, San Francisco, CA 94109
- 営業時間:8AM-2PM (月・火定休)