サンフランシスコでも人気の住宅地区ポトレロヒルに、10月上旬にオープンしたばかりの人気ドーナツカフェ「マジックドーナツ&コーヒー」。3日間発酵させたサワードウから作られるこだわりのスイーツを堪能できます。
マジックドーナツのこだわり
ベイエリアで多数の人気レストランを経営するバッカス・マネジメント・グループが、今回歴史あるアンカー・ブリューイング・カンパニー本社の向かいに建つ高級マンション「メイソン・オン・マリポサ」の地下に、オープンしたのが「マジックドーナツ」。店舗を仕切るペーストリーシェフ:ジェリー・オブライエンは、スイスの料理学校で学び、その後ヨーロッパのミシュラン星付きレストランで修行を詰んだ経歴を持ちます。
マジックドーナツの場所とアクセス方法
ポトレロヒルの大型高級マンションの一階に店舗をオープンしたマジック・ドーナツ&コーヒー、以前ご紹介したリネアコーヒーロースターと同じ通りとなるマリポサ通り沿いにあります。ユニオンスクエアからは9番バスの利用が便利。マーケット通りとストックトン通りの停留所から、サニーデール行きのバスに乗車し、ポトレロアベニューと16番通りで下車。17番通りを東方向に歩き、キャロライナ通りを右折、次の通りとなるマリポサ通りの左側の角にカフェがあります。移動時間は約30分です。
カフェの外観
カフェの外観はこのような感じ。築浅の店舗らしく、全面ガラス張りのモダンでシンプルな外観です。窓ガラスに店名のロゴが貼られています。
周辺の雰囲気
付近は浅築の建物が続く開発地だけあり、歩道にも余裕がある閑静な住宅地。日中であれば、ひとりで散策しても問題ありません。ヒップでトレンディなエリアとしてローカルに人気のミッション地区からも、徒歩圏内です。
カフェの内観
通り沿いのメインエントランスから入った様子。ガラス窓から入る明るい自然光に包まれた店内は、ショッキングピンクとミントグリーンが基調となったポップでレトロです。
工房はカウンターの真後ろにあり、ガラス窓から中の様子を垣間見ることも可能です。店員さんのシャツや帽子、タイルの色までカラフルなテーマで統一されています。
オーダー方法ですが、ショーケースの中から好きなドーナツを指差し注文し、支払いを済ませたあとドーナツを受け取ります。コーヒーをオーダーした場合は、左端にあるコーヒーステーション付近で待機し、ドリンクを受け取りましょう。
バッカスの自家焙煎コーヒーが使われているカフェ、例にももれずラ・マルゾッコのエスプレッソマシーンが置いてあります。マシーンは、店内のテーマに合わせて可愛らしいショッキングピンクです。
店舗の真横にはパティオ席が置かれており、店内にあるバーカウンターのほかこちらでも飲食可能です。
メニューとオーダーしたもの
マジックドーナツでは、チーズケーキやキャンプファイヤーなどの定番商品のほか、アップルタルト・タタン、ほうじ茶、パンプキンスパイスなど、季節によってさまざまな味が登場します。
メニューはカウンター上に貼られており、ドーナツは各5〜6ドルの価格展開です。
まずはカプチーノ。ミルクフォームは意外と緩め。濃厚さや苦味は少なく、ライトで飲みやすいブレンド豆が使われています。
ラズベリードーナツ、ダブルストロベリー、レモンメレンゲパイドーナツ。レモンメレンゲパイは人気の定番商品で、ケーキのような見栄えの良さが目を惹きます。
レモンメレンゲパイの断面図がこちら。このドーナツは、ペーストリーシェフが過去の仕事で焼いていたレモン・クリーム・タルトレットにインスパイアされたものとなり、ドーナツの上部に浅い穴が開けられ、そこに酸味のあるレモンクリームを詰め、その上に真っ白なメレンゲがトッピングしたものになります。レモンの爽やかな酸味とクリームが引き立つ味わいは、もはやドーナツの域を超えたスイーツ。爽やかな酸味と甘さのバランスが良いかなり手の込んだ味わいです。
ドーナツの生地は密度が高いタイプではなく、ふんわりとした軽い食感タイプ。中国語では “坦中”、日本語では “湯だね “と呼ばれるふわふわした食感のパン生地を作るのに使われる方法を取り入れているのだとか。こうすることででんぷんがゼラチン化し、水分を吸収しやすくなるのだそう。グレーズがかかったドーナツも、フルーツの味が引き立ちたつ美味しさです。
最後に
ポトレロヒル地区にオープンした人気のドーナツカフェをご紹介しました。ドーナツカフェの真隣には、同じ経営列となるバーガーショップ「Louie’s Original」が、2023年冬にオープンしたばかり。こちらの店舗の様子もいずれ近いうちにご紹介します♪
店舗情報
- Magic Donuts & Coffee
- 住所:1675 Mariposa St, San Francisco, CA 94107
- 営業時間:7 AM–5 PM