【サンフランシスコ・グルメ】ゆったりとした店内が魅力!「Che Fico」

トレンディーなレストランが多く登場する中、10年以上も営業を続ける老舗イタリアレストラン「シェ・フィコ」。NoPa地区にある緑に溢れる雰囲気の良い店舗は、ブランチデートやお誕生日などの集まりにぴったりです。

シェ・フィコの場所とアクセス方法

いちじくの家という意味を持つシェ・フィコ、場所はNoPa地区・アラモスクエア近くに位置します。ユニオンスクエアからのアクセスは、5番バスの利用が便利。グランド通りとマーケット通りにある停留所から、西行きのバスに乗車し約17分、ディビサデロ通りとマカリスター通りの停留所で下車しましょう。そのままディビサデロ通り沿いを半ブロック南下すると、レストランの大きな看板が左手に見えてきます。

レストランの外観

NoPaの目抜き通りディビサデロ通り沿いに位置するレストラン、実際の店舗は2階にあり通りからは見えづらいため、知る人ぞ知るスポットとなります。通りに面した存在感のある大きな看板が目印。同じ通りには以前ご紹介した「The Mill」や、「鰹+昆布」などがあり、徒歩圏内です。

レストランの内観

通りにあるメインエントランスを開けると、真っ正面に階段がありここを上り切った先にメートル・ディーカウンターが設置されています。カウンターから右、いちじくのイラストが描かれたカラフルな廊下を突っ切った先がメインダイニングエリアです。

倉庫を彷彿とさせる天井の高いダイニングエリアの様子。木材とビームが剥き出しになった天井からは、シャンデリアが吊り下げられており、観葉植物が至るところに配置されています。

ダイニング中央付近の壁際に設置されているのが、自家製の乾燥熟成肉が吊るされた熟成庫。サイズといい数といい、サンフランシスコではあまり見かけない光景です。

ダイニングの一番奥にあるのが、大きな石窯が設置されたオープンキッチンカウンターとドリンクバー。ここで手作りのピザが次々と焼かれています。

自然光が差し込む店内は賑やかですが、とにかく広々としており、テーブルとテーブルの間の間隔もゆったりと取られています。せわしない印象があまりなく、ゆったりと食事をするのにぴったりです。

テーブルセッティングとメニュー

まずメニュー。大きめの厚い紙に印刷されたシンプルなタイプです。

テーブルセッティングはこのような感じ。木製の素朴なテーブルに、アーストーンの食器とライトグレーの布ナプキンが使われています。


オーダーしたもの(ブランチ編)

ブランチの人気メニュー「フレンチトースト」。ポトレロヒル地区にある人気ブランチスポット「Plow」のカスタードフレンチトーストを彷彿とさせる、しっとりとした食感です。

こちらが、スクランブルエッグ。こちらもPlowを彷彿とさせる絶妙な焼き加減。ソーセージも旨みが凝縮されており、かなりのクオリティーです。

オーダーしたもの(ディナー編)

続いてはディナー編。まずはアペタイザーの「焼き茄子のディップ」。こちらはこの日のスペシャルメニューで、テーブル横で味付けをしてもらいます。スペシャル感は満載ですが、茄子特有のジューシーさをあまり感じられず、ちょっと残念な感じ。

Insalata Tritata (USD30)

自家製サラミとペペロンチーニの唐辛子のおいしさが引き立つ新鮮なサラダ(Insalata Tritata)。量もたっぷりボリューミーで、シェアにぴったりです。

Pomodoro Marinato (USD28)

前菜でおすすめなのが、こちらの「Pomodoro Marinato(トマトのマリネ)」。サンフランシスコ湾のアンチョビが使われたマリネは、イタリアパン粉のパングラッタートが良いアクセントになっています。

Zucca Estiva (USD32)

こちらが釜で焼き上げられた「サマースクワッシュのピザ(Zucca Estiva)」。ピザの端部分がふっくらとした、典型的なナポリタンスタイルです。生地がもちもちとしており、食べ応えがあります。

Cappelletti (USD32) Bigoli Nero (USD34)

左がレモンクリーム風味の「カペッレッティパスタ」、右がこの日のスペシャルだった「イカ墨パスタ」。カペッレッティは爽やかなレモンと濃厚なクリームで、かなりのおいしさでしたが、イカ墨パスタは個人的に塩味が強過ぎた気がしました。こちらの店舗では、この日のスペシャルメニューより、通常メニューからオーダーした方が無難だと感じます。

Swirl Gelato with Balsamico (USD12)

デザートは、熟成されたバルサミコ酢がかかった「ジェラート」。加えてデザートのほかに、個包装されたクッキーを人数分いただけます。デザートに関してはまぁ無難。取り立てて特別な感じはしないので、おそらく専属のペーストリーシェフがいないのでは、と感じます。

最後に

サンフランシスコ・NoPa地区で、ゆったりとした雰囲気で食事を楽しめるスポットをご紹介しました。意外と知られていない穴場スポットであると同時に、場所柄ローカル色が強く、あまり観光客は見かけない印象です。ディナーは特に混むため、事前予約がおすすめ。気になる方はぜひチェックしてみてください。

店舗情報

  • Che Fico
  • 住所:838 Divisadero St, San Francisco, CA 94117
  • 営業時間:月〜木 5-9pm, 金 5-10pm, 土 10am -2pm, 5-10pm、日 10am-2pm, 5-9pm

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