ハワイの観光名所と言っても、過言ではないダイアモンドヘッド。ふもとから頂上まで標高差334メートルのトレイルは、手軽で誰でも挑戦できるのが嬉しいところ。ただし2022年5月から訪れるには事前の予約が必須となりました。予約の方法とともに実際のハイクにどれくらい時間が掛かるのか、タイムライン形式でお伝えします。
概要
- 所要時間:1〜2時間
- 入園料:USD5 (ハワイ州在住者は無料)・駐車場料金 USD10
- ワイキキからの距離:3.7km (車で10分程度)
- 所持したいもの:水・日焼け対策アイテム
事前の予約が必須!
5月12日からダイアモンドヘッドのトレイル及び公園に入園する際は事前の予約が必須となりました。現地での予約や購入は不可能なので、必ず訪れる前に入場券を予約し、QRコードを待機しておきましょう。入場料と共に、専用駐車場の駐車代も事前に支払うことができます。入園料はひとりUSD5, 駐車場代金は車一台につきUSD10です。(2020年7月現在)
予約の際は、入園する時間帯を選ぶ形になります。予約が完了したら、QRコードをスマホにスクショしておくとゲートでスムーズに入園ができます。ゲートに待機する係員は、ここでQRコードをスキャンするだけなので予約などに対応してくれません。この点にくれぐれも注意しましょう!
駐車場の様子
専用駐車場の様子。十分な広さがあるほか、予約の際に駐車場スペースを確保できます。また時間帯で予約制限を行なっているため満車で入れないという事態はほぼないと思われます。
出入り口付近にはタクシーも待機しています。バスやシェアライドでアクセスした場合は、ここでタクシーを拾ってワイキキまで戻ることも可能です。
ゲート前にあるバス停の様子。バスを使う場合は、こちらで下車・乗車します。
トレッキングのタイムライン
6:30AM ハイク開始
それではここからは、実際にトレッキングを行なったときのタイムラインをご紹介します。ゲートを抜けて入園したあとは、ビジターセンターを右手に公園の中の遊歩道を山の方向に向かいます、
アスファルトで舗装された遊歩道は、野原の中を抜けて登山道まで続きます。ちなみここはクレーターの西側に当たり、西から山頂に向かう形となります。
6:35am 上り坂に突入
遊歩道を5分程度進んだ先にあるのが、登山道の入り口。ここから上り坂に突入しますが、路面は舗装されており滑りにくい印象です。
徐々に路面からアスファルトが無くなり、画像のような状態に変化します。頂上まではほぼこのような状態のトレイルが続きます。
上り坂トレイルはSの字を描くような緩やかなカーブです。ほぼどこにも手すりが付いているほか、急な傾斜はないので、難易度の低いコースと言えます。
6:40AM 休憩ポイント
上り坂を5分ほど進むと見えてくるのが、カーブの端に作られた休憩スポットです。コンクリートで作られたベンチがありちょっと一息つきたいときにピッタリ。全体的にトレイルは細い作りですが、ここだけ幅に余裕があるので流れを邪魔しません。
ここを過ぎると道幅が狭くなり、徐々に傾斜もきつくなってきます。
6:43AM ビューポイント
中腹の休憩ポイントを過ぎて数分、左手に見晴らしの良い展望スポットが見えてきます。
ここから見えるのが、島の南端の様子。開けた箇所で、画像のような風景を背景に記念撮影が可能です。
6:47AM 階段ルートへ
展望所を抜けるとここから階段ルートがはじまります。階段を登った先にあるのが、細いトンネルです。
トンネルの中は、足元にライトがついていますがかなりの暗さ。この細さですが対面通行です。混み合う時間帯はかなり密になりそうなエリアだと言えます。このトンネルを抜けると、クレーターの東側に移動する形となります。
トンネルの長さは約70メートル。時間にして約1〜2分の距離です。トンネルを出ると正面は壁になっており、2箇所にトレイルが分かれる地点になります。右手は99段の急な長い階段、そして左手になだらかな坂のコースが続きます。
突き当たりの壁に貼られている案内所には左に進むコースが推奨されています。
左に進むトレイルはここから木々が少なくなり、どこを見渡しても見晴らしのよいルートに変化します。遠くに見える山が、難所のハイクトレイルとして知られるココ・クレーター。
やがて左手の階段を登って山頂に進むルートと、公園の端にある展望台に続くルートに分かれます。この際は、先に展望台に向かうと、効率よく全てのルートを制覇できます。
6:51AM 展望台到着
こちらが南端にある展望台の様子。ここはオアフ島の南東方面を見渡せる絶好の場所です。展望台自体はこじんまりとしており、10人もいればいっぱいになるサイズ感です。
ここの展望台から見える景色がこちら。真っ青な海と南端の海岸線が見渡せます。
展望台で写真と撮ったら、来たトレイルを階段に続く階段まで引き返します。
こちらが山頂に続く階段の様子。道幅が狭く急な傾斜のため、渋滞ポイントでもあります。
6:55AM 山頂到着
山頂は柵で囲まれた展望台です。展望台の中では一番広いのですが、人気の撮影スポットだけあり非常に混雑しています。
ここはワイキキの街並みを見下ろせる絶好の場所。ワイキキを背景にぜひ記念撮影を楽しみましょう!
広い展望台の上に、さらに狭い展望スペースがあります。ここに上がると、360度のパノラマを楽しめます。
7:01AM 螺旋階段ルート
山頂の景色を楽しんだら、次は螺旋階段を降りていくルートに挑戦してみましょう。階段の途中に右手に曲がるトレイルがあるのでこちらを使います。
このルートを使うと画像のように、ダイアモンドヘッドの真南にあるダイアモンドヘッドビーチパークと灯台を見下ろす景観を楽しめます。
このトレイルの先にあるのが、ピルボックス。ここからピルボックスの中にアクセスします。出入り口が狭く、段差があるので中に入る際は気を付けましょう。
中はコンクリートでできた無機質な部屋ですが、真っ直ぐ進むと奥の螺旋階段に到達します。
帰りはこのルートを使いましょう。山頂近くにある殺風景な螺旋階段を下る経験は、探検をしているようなアドベンチャー気分も味わえますよ。
この螺旋階段を降り切り、真っ直ぐの廊下を進むとトンネルを抜けた直後にあった99段の階段に到達します。あとはこの階段を降りてトンネルを抜けると、来た道を引き返して公園まで戻るルートになります。
傾斜はなだらかなので、下山は登山よりさらに簡単です。緑に溢れた周りの景色を楽しみながら、山歩きを楽しみましょう。
山を降りると同じように、野原を突っ切って公園の入り口まで戻ります。
7:30AM 下山完了
駐車場の手前にある公園に到着したのが7:30AM。登山をはじめてから、ちょうど1時間のハイクとなりました。
公園には公衆トイレのほかに、小さなビジターセンターもありダイアモンドヘッドのオリジナルグッズも購入できます。帰宅する前にチェックしてみましょう。
最後に
標高差334メートル・距離にして8.5kmのトレイルは難易度も低く、冒険要素も持ち合わせたまさに観光にぴったりのアクティブティーと言えます。ワイキキの街並みを見下ろせる絶好の場所でもあるので、オアフ島を訪れたらぜひ訪れたいスポットです。ちなみにこの専用駐車場の手前に、コハラの街並みを見下ろせる展望台もあります。こちらのチェックもお忘れなく!
スポット情報
- Diamond Head
- 住所:Honolulu, HI 96815
- 時間:6AM-4PM