【ニューヨークでカフェ巡り】ドミニク・アンセルの新店舗はこんな感じ!「Dominique Ansel Workshop」

ニューヨークでクロナッツを考案し、一躍有名になったペーストリーシェフ「ドミニク・アンセル」が、2021年7月に新たに新店舗となる「ドミニク・アンセル・ワークショップ」を立ち上げました。ペーストリー好きさん必見の新店舗をご紹介します。

ドミニク・アンセルとは?

SoHoの本店

ニューヨークで最も人気のペーストリー店と言っても過言ではない「ドミニク・アンセル」。フランス生まれフランス育ちのペーストリー・シェフ「ドミニク・アンセル」が手掛けるお店です。パリの老舗ペーストリー店「ペルティエ」や「フォション」で修行後、2006年にニューヨークの名店「ダニエル」のペーストリーシェフに抜擢され、単身ニューヨークに移住。その後、2011年に独立し、今までニューヨークで多かった伝統的なフランスのベーカリーではなく、モダンで新しいスタイルを目指し2013年にクロワッサンとドーナツを融合させた「クロナッツ」を考案。これが大ヒットとなります。

ドミニク・アンセルが考案したクロナッツ

クロナッツは毎月中のフィリングが変わり、一度作ったら同じ味は作らないことで知られています。つまりいつ行っても違った味わいを楽しめるのが大きな魅力。今までにない味と食感のハイブリッドスイーツは、ニューヨークで話題となり、販売当時から今に至るまで、ソーホーにあるスプリング通りの店頭には常に行列ができることで知られています。加えて2017年に「The World’s Best Pastry Chef 」に最年少で抜擢されたり、とにかく輝かしい経歴を持つセレブペーストリーシェフです。

ドミニク・アンセル・ワークショップの場所

そんなドミニク・アンセルが、2021年7月に新店舗を立ち上げました。場所はマディソンスクエア公園の北にある27丁目とマディソン街と5丁目の間。最寄りの地下鉄は緑ライン(4/6)の28丁目駅ですが、ミッドタウンからは、黄色ライン(N/Q/R/W)を使ってダウンタウン行きに乗り、28丁目で下車すると簡単にアクセスが可能です。

地下鉄の駅からは、そのまま27丁目まで歩き、東に2ブロック歩くと左手に店舗が見えてきます。

外観

開店して間もない店舗の様子。メインエントランス前に黄色の丸テーブルと椅子が置かれ、ここでの飲食が可能ですがスペースに限りがあります。エントランスと窓枠にカラフルな造花が飾られているのが目を惹きます。

こちらがメインエントランスの様子。花のアーチに囲まれたドアは、ここで写真撮影をするとかなりインスタ映えしそうなデザインです。

店内の様子

派手でカラフルなストアフロントとは対照的な店内の様子。メインエントランスを入ると階段があり、こちらを上がった目の前にオレンジ色のショーケースがど〜んと置かれています。コンクリート製のフロアに、黒で統一された内装はシンプルで人工的です。

右手奥にある陳列棚に置かれているのが、箱詰めのクッキー・グラノーラ・ブリットルなど。こちらの商品は賞味期限が比較的長いので、お土産用途にぴったりです。

陳列棚の向かい側にあるのが、店名の由来でもあるオープンキッチンのワークショップ!27丁目に面しており、窓から自然光が差し込む明るい空間が、店内からも垣間見れます。ここで今後はクラスやイベントを行う予定なのだそう。全体的にソーホーの本店に比べると、非常にシンプルでミニマルな内装です。

芸術的なペーストリーに注目!

こちらの店舗の中心的存在になるのが、正面に置かれた大きなショーケース。中には焼き立てのペーストリーが置かれています。どのペーストリーもドミニク・アンセルらしく非常に見栄えがよく、繊細な見た目が目を惹きます。

特にチョコレートクロワッサンの表面に描かれたストライプ模様は、緻密で芸術的です。

クロワッサンのほかにも、ダニッシュの数も多くどちらも彩り良い見た目をしており、目移りしてしまうほど。まさに味だけでなく見た目にも拘った、ドミニックアンセルらしい芸術的なこだわりを感じます。

クロワッサンの感想

カウンターの裏にはコーヒーステーションもあり、飲み物の注文もこちらで可能です。今回は朝食にオリーブオイル・クロワッサンとチョコレートクロワッサン、そしてカプチーノをオーダー。ドリンクのオーダーは多少時間が掛かりますが、カウンター前で待つと名前を呼んでもらえます。

オーダーは全てテイクアウト対応になっており、店頭でいただくにしても画像のように紙コップとバッグに入れて渡されます。店頭のテーブルは数が少なく、通りも車の交通量が多いためソーホーのようなリラックスした雰囲気ではありません。こちらはどちらかというとテイクアウトを主に扱っている感じです。ちなみにペーストリーバッグは、ここの店舗オリジナルのデザインで、テーマカラーのオレンジにワークショップのWが付いています。

Cappuccino USD4.75

まずは「カプチーノ」。全自動マシーンで作られたミルクフォームは、よくあるタイプ。エスプレッソ自体は苦味が少なく飲みやすいのですが、まぁこれは普通と言った感想です。

Chocolate Croissant USD5.75/ Olive Oil Croissant USD4.75

「チョコレートクロワッサン」と「オリーブオイルクロワッサン」。お持ち帰りのみなので、店頭の紙ナプキンをお皿代わりに使うスタイルなのが残念です…。

どちらのクロワッサンも幾重にも分かれた層がふんわりとしており、かなり濃厚な味わい。オリーブオイルクロワッサンは特に、オリーブオイル独特のほろ苦さをしっかり感じます。どちらもやはり焼き立てならではの新鮮な風味が大変魅力です。さっくりというよりもっちりに近い質感と、コクのあるバターの風味はドミニク・アンセルならでは。どちらもかなりおいしいのですが、オリーブオイルの風味をふんだんに感じるクロワッサンは、まさに独特でオリジナル。こちらはぜひおすすめです。

最後に

ニューヨークに登場した新店舗「ドミニク・アンセルワークショップ」、店内で食事を楽しみたいならソーホーのオリジナル店がおすすめですが、こちらは本店ほど混んでおらず、お持ち帰り用にさっと立ち寄るのに便利です。こだわりが詰まったペーストリーを、ここでぜひ体験してみてください♪

店舗情報

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